糸鋸 イトノコ Scrollsaw

厚板切断法はこのページの一番下にあります

   

ユタカのYSC−500F
わが工房で最も高価な機械です。

糸鋸は良いモノを

  ユタカのYSC−500Fと言う機種で、わが工房では、最も高価な機械です。 定価128000円ですが、直接ユタカから通販で買いましたが、 9万円弱だったと思います。

  糸鋸は3代目です。最初はホントに小さな卓上糸鋸で、 すぐ壊れました。たしか1万円しなかったと思います。そして2代目が2万円ぐらいのこれは大手メーカーの 物で、数年使いましたが、なかなか思いどうりに切ることができず苦労しました。

  糸鋸を使った人なら分かると思いますがピンエンドの刃は切れ味がまったく悪いのです。 板を切った断面もきれいではありません。刃の種類もすくなく 中抜きをするにも、ピンが通るような大きな穴を、板にあけなければなりません。
  色々な本を見ても、ちょっと高価な物でないと満足に切れない、と書いてあり、 一生(いっしょう)物!と思って高価な糸鋸を買ったのです。でも買って納得しました。

  思いどうりに切れる!私の腕が悪かったのではなかった!と思いました。中抜きも簡単で、一番小さな穴は、1.2mmのドリルで刃が通り(ちょっときつい、刃を押し込もうとして曲げてしまう事もあるが)これだとほとんどドリル穴が目立ちません。

  パワーも200wで今まで使っていた100wの糸鋸とは切れ味が全く違います。切断面もとっても綺麗で材を選んで木目を考えて切断すれば、ペーパーがけは必要ないですね。断面の直角も綺麗に出ます。ただ断面の直角はしっかり調整しないといけません。メンテナンスで分解掃除した後、ただ組み上げただけではダメで、何度も試し切りしながら調整する必要があります。安い糸鋸はこの調整が出来ないのです。

  腕が悪い者ほど良い機械でなければならないのかもしれません・・・と言って、いかに安く、工夫するかが 素人には最も重要な事なのでありますが。

のほほん

   
スゴイ振動

  この糸鋸の重さは何と35kg!2階まで上げるのに苦労しました。(大きな材木や、工具を運ぶとき、腰を悪くしないように注意しなければなりません。)

  糸鋸の振動はものすごく、最初床で試しに動かしたときは、もうビックリしました。
  部屋全体が(共振したのでしょうか?モーターのスピード調節のある所で特に激しくなる)震えるのです。SPF材ですが、しっかりした台をつくり、この台の中にストックしている、釘やネジなど重りになりそうなものをいっぱい入れています。そして糸鋸と台の間・台と床の間に防振ゴムをはさみ込んで、やっとかなり振動を抑えました。(床がしっかりした工房に据え付けたらいいのでしょう)

  また、以前の糸鋸に付属していたフットスイッチをつけたり、手元を明るく、よく見るためのフリーアームの 電気スタンド・拡大鏡(これは絶対必要です・・え?私が歳をとったから?)を装着して、ずっと使いやすくなりました。

のほほん
コンセントを差し替えると糸鋸のフットスイッチと連動して吸塵できます。
   
   

上下からの吸塵が快適です。

吸塵装置が快適

  切りくずが出ないと作業はとってもし易い!
  この機種は掃除機のノズルをつなぐと、吸塵ができるようになっています。上と下から効率よく吸い込み、ほとんど切り屑が出ません。ただ吹き飛ばすだけでは、舞い上がる粉塵が健康面でも心配です。しっかり吸塵出来る事はとってもイイですね。

  フットスイッチで、糸鋸の運動と吸塵が連動できるようにしました。上の写真のコンセントが二つぶらさがっているのを差し替えると、 リモコンスイッチを使った普通の吸塵と、糸鋸連動の吸塵を切り替えられます。ホースもその都度差し替えます。自分では良く考えたと思っているのです。 こんな工夫が楽しいのですね。

のほほん

   
ちょっとした工夫で楽になった。

  糸鋸の刃を付ける時、バネが入った上部のシャフト部分を上から押さえ込むのですが、バネが強力な為、結構力が 要るのです。その度に立ち上がって、よいしょ!と押さえ込まねばなりませんます。

  そこで写真のように、大型糸鋸機にあるようなテコを自作して取り付けました。
  2本の角材で、糸鋸のアーム部分とシャフトを押さえ込むテコとなる棒を挟んで、ネジで締めて固定をしています。ちょっとした工夫ですが、これで座ったまま糸鋸の刃を見ながら、楽に装着する事が出来る様になりました。

  ヤッタァ\(^〇^)/これは必須の改造だと思いますよ。 

のほほん
 
これで糸鋸刃の取替えが大変楽になりました

糸鋸刃の下部の固定具です。固定部分をBの図の様に改造すると、最後の締め付けで刃が傾く事がありません。
刃の垂直調整は非常に重要です。
糸鋸刃垂直調整の為の小改造

  皆さん糸鋸の調整をちゃんとやっていますか?どんな高級糸鋸機でも、正しく調整しないとその能力を発揮することはできません。特に刃の垂直調整が重要なのです。しかし、この垂直調整が案外難しいのです。そこで、その為の小改良をしました。

  私の持っている電動糸鋸はユタカのYSC-500Fです。それぞれの機械で、調整の仕方は異なると思いますが、参考にして下さい。

  主な改良点は2つですが、これも動画を見ると分かると思います。一つは刃の垂直調整が落ち着いて両手で出来る為の改造です。
  刃を取り付ける作業の時は、上部のバネを押し込みながら、垂直を確かめながら、固定ネジを締めなければなりません。三つもの作業をするのはとても出来ません。そこでバネの押さえ込みを、バンドで固定出来る様にしました。これで両手が自由になるので、横から刃の直角を調整しながら、固定ネジを締める事ができます。

  2つ目の改造は、テーブル下部の刃固定ネジを締め上げる時に、折角調整した刃が傾いてしまう事を防ぐ為の改造です。
  左の写真で分かるように、2つのボルトの間にある円柱の金具で刃を挟んでいるのを()、更にもう一つ金具を挿入し、また締める六角穴ボルトの先端をグラインダーで尖らせました。(赤矢印の部分)こうすると最後の締めつけでも回転が刃に伝わらず、垂直が保たれるのです。

  これらの小改造で、楽にテーブルにどの方向から見ても垂直に、刃を取り付ける事が出来る様になりました。

  刃の調整に関してはもう一つ、刃が捩れない様に取り付ける事も非常に重要です。これは何度も試し切りをして真っ直ぐ切る事が出来る様に上下の固定ネジの向きを調整して下さい。

  これらの調整をしっかりすると、思い通りにとっても快適に切り進む事が出来る様になりますよ。皆さんこれを参考にして、ご自分の糸鋸刃の調整をしてみて下さい。

のほほん

 
アサリのないブレードを使い、金属板をブレードに当てほんのわずか矢印の側に力を加え、これをガイドにして切断します。使っている糸鋸のクセを考えて金属板を沿わせて下さい。
フリーハンドと比べ、金属板ガイドを使った方は綺麗な直線で、木目や節でもラインが乱れません。
金属板(私はノコの替刃を使いました)の両面に滑り止めのサンドペーパーを貼り付けます。長短2つ(約10cmと25cm)を使っています。
糸鋸直線切り補助治具

  これは禁断の木工術?かな。

  糸鋸で隅線に沿って綺麗に切るのはとっても難しい!しっかりした機械と調整(これが重要)、そして慣れも必要です。しかしそれでも、糸鋸のブレード(刃)は大変細く柔らかいので、木目や節などに刃を取られ易く、思い通りに切断するのは難しいのです。特に直線切りはごまかしが効かず、とっても難しい! そこで、私の直線切り補助ジグを紹介します。

  治具はいつもの様に超簡単です。直線のラインがしっかり出た薄い金属板ならどんなモノでもいいのですが、より硬い鉄の方がいいと思います。画像で分かるように、私はノコ替刃の背側を使っています。
  滑り止め為、金属板の両面にサンドペーパーを貼り付けています。不要なノコ刃もグラインダーで削り落としています。長短2つ(約10cmと25cm)作りましたが、長い方はあまり使っていません。

  直線の切断はアサリのないブレードを使います。ガイドに使う金属板は使っている糸鋸のクセを考えて当てて下さい。個々の機械によるクセで、切断ラインがわずかに左右にずれる場合もあると思います。(丁寧に調整して出来るだけズレない様にして置く事は大切です)この機械のクセのラインに沿うように金属板を当てないと、長く切り進んで行くうちにブレードに余計な力が加わり、切断面がゆがんでしまいます。もちろん金属板ガイドはブレードの左右どちら側でもいいので、この糸鋸のクセを考えて当てます。

  ブレードを金属板に添わせて、画像の様にほんのわずか矢印の向きに力を加えながら、ゆっくり切断します。矢印の向きに加える力はほんのわずかですよ!力を入れ過ぎるとブレードがゆがみ、断面がゆがんだり直角でなくなったりしてしまいます。また刃先をつぶしてしまう可能性もあると思います。

  フリーハンドで切った場合と比べて見て下さい!やはり金属板でガイドした方がずっと綺麗な直線ラインです。\(^〇^)/私の糸鋸はちょっと調子が悪く、フリーハンドの切断では隅線をしっかり追うことが出来ません。って腕が悪いだけかも・・汗

  この方法は禁じ手でしょうか?ブレードが早く消耗する。わずかですが切断面の直角が傾いてしまう。さらに糸鋸の刃が金属板に食い込むと刃の破断が起きる。等の心配もあると思います。どうか安全面には十分注意して下さい。

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ブレード固定小改良

  糸鋸で木目虫を切り出している時、一寸痛い思いをしてしまいました。と言っても、親指が少ししびれた程度でたいした事はありません。

  糸鋸のブレード(刃)を固定しているのは上下の蝶ネジです。この蝶ネジはブレードとともに激しく上下に振動しています。ぶ厚い材を切っていると、上の蝶ネジに指が当ったり、さらに材との間に挟まって痛い思いをする事が、たま〜にあるのです。
  糸鋸は比較的安全な電動工具だ、とは言ってもやはり十分注意が必要です。何処に手指があるのか、いつも考えなければいけません。

  そこで上の蝶ネジを六角穴ネジに付け替えました。これならネジが邪魔になりません。また蝶ネジでは力が入れにくくブレードを強く締められなかったのですが、六角レンチを使えば軽い力でしっかり締める事が出来ます。ちょっと面倒かなぁ、とも思ったのですが、画像の様に六角レンチを磁石で近くにくっ付けておけば、たいして手間はかかりません。

  下の蝶ネジはそのままなのですが、やはり力を加えにくく使っているうちにブレードが外れてしまう事もあったので、これは蝶ネジ締め補助具(と言っても超簡単ですが・・)を作、りやはり磁石ですぐ近くにくっ付けて置きました。

  たったこれだけですが、しっかりブレードを固定でき、より安全・快適になりました。こうした小さな改良が機械をより使い易く安全にするのだと思います。

  さて木目虫遊びの続きをしましょう(^.^;

のほほん
 
厚い材を切っていると指が蝶ネジに挟まって痛い思いをすることがあるのです。蝶ネジを外して六角穴ネジにしました。六角レンチもすぐ近くに磁石でくっつけているのでそんなに手間はかかりません。
 
下の蝶ネジもしっかり締められるように補助具を作り、これも直ぐ近くに磁石でくっ付けています。

アサリがない刃なら、同じ刃を2本並べて簡単に側面を研ぐ事が出来ます。

これはちょっと極端な違いが出た写真を選びましたが、裏側のバリは刃の切れ味だけでなく、色々な条件(材の違い、返し刃の具合など)で発生します。これについても更に詳しく調べてみたいと思っています。
両面研ぐのに1分もかかりません。研ぎ過ぎにも注意!何度も研いでいるとブレードの厚さが薄くなるので2・3回で限界かな。
糸鋸刃研ぎ1

  皆さんもとっくにご存知だと思いますが、糸鋸ついては組木工房バードカービンク・インターシア教室さんが、糸鋸盤選びや、特に糸鋸刃について詳しく調べ、報告されています。私も何度も読み、色々参考にさせてもらっています。糸鋸木工をされる方は必見のHPです。それにバードカービングやインターシア(浮彫り様の組木絵)など素晴らしい作品に見とれてしまいますよ。勝手にリンクをさせてもらいました。ブログ(組木工房 クラフト仲間)でも製作の様子がよく分かります。皆さん是非ご覧になって下さい。

  糸鋸盤は私の愛するキカイなのです。ちょっと本格木工本流からは冷たい視線?受けている所もあって、さらに応援したくなるのです。糸鋸が墨線通りに思い通りにスイスイ切れると、それだけで嬉しくなっちゃいます。おおキモ・・まあ、単純と言うかバカというか、木工依存症なのかも(笑)

  さてさて皆さん、糸鋸刃は研いでいますか?
  糸鋸刃は直ぐ破断してしまいますよね。でもそれは仕方ない事なのか?・・・細い糸鋸刃は強度が小さいので無理は禁物。と分かっていてもスグやってしまいます。特に摩擦で熱せられると途端に強度が低下し、折れ易くなってしまいます。ゆっくりと適材適刃?が、それに何より刃が切れる事が大切だと思います。

  糸鋸刃は刃としては軟鋼なので、直ぐ切れ止やんで(切れが悪くなる)しまいます。このまま切り進めると抵抗が大きくなり、結局破断してしまいます。これはバンドソーブレードと同じですが、より細い糸鋸刃は、更にその影響を強く、そして直ぐ受けてしまいます。

  破断を完全に防ぐ事は無理なのかもしれません。破断するまで使うのが糸鋸刃の運命なのかもしれません。しかし切れ止やんだブレードを使うと隅線を外し易くなり、断面が直角にならなかったり、たる型になったり、そして面は荒れ、バリが大きくなり、焼け、ついに破断・・・お金もバカになりません。もう悪い事づくしです。切れ止んだらスグ刃を交換するか、研ぐ事が重要なのです。

  糸鋸刃は消耗品、と思って諦めているのではないかと思います。まあ、他の工具の刃と比べればずっと安いですが、それでも沢山使えばバカになりません。私は以前から出来るだけ研いで使っています。

  動画で分かる様に、研ぎは簡単です。この様に側面を軽く研ぐだけで切れが、かなり回復します。私は小さな1000番のダイアモンド砥石を使っています。これは以前オフコポで購入した物で、トリマービットの研ぎ(pongooさんのページにリンク)にも使っています。

  私は、いちいちその度に研ぐのも面倒なので、何本か貯まってからまとめて研いでいます。でも、その度に研いでも大した手間ではありませんよ。もちろんこの方法で研ぐ事が出来るのはアサリがない刃だけです。アサリのある刃についてはまた別に話をしたいと思っています。

  私はアサリのない刃は、新品でもこの方法で軽く研いでから使っています。これは気持ちの問題かもしれませんが、研いだ方がわずかに切れが良い(より断面が綺麗)ように感じます。(バンドソーブレードは研ぐと新品より良く切れる。という話もありますが、これと同じかも・・)

  楽しい全日本糸鋸木工普及振興会会員として(エ、そんな会があったっけ?笑)後いくつか、糸鋸のヘンテコ工夫をアップしようと考えています。全ての糸鋸盤に合うか分かりませんが、皆さん乞うご期待!しなくていいかも

  いつまで何やってるのよっ!!つ、ついに昨晩雷が落ちました
  やらなければ、と思いながらも・・我が家の宿題も、年末の片付けも全部放ったらかし・・ああ、やっぱりヘンテコ木工依存症でしょうか

のほほん
糸鋸刃研磨2

  さて糸鋸刃の研磨その2ですが、まず最初に、前回の糸鋸刃の研ぎ1の再検証です。
  
「これ本当に研げているのか?」と言ったコメントを頂いたり、またHPや動画をご覧になった多くの方も、疑問を持たれた様なのです。そこで再検証として・・・顕微鏡で研いだ表面を調べてみました。

  右のA・B・Cの画像は糸鋸刃の50倍の顕微鏡写真です。
  画像Aは未使用(新品)の刃、画像Bは簡単側面研ぎ1を行った刃です。それにしてもAは随分表面が荒れていますね。新品の糸鋸刃でも、焼き入れしただけで、磨いている様子はありません。

  但しこの糸鋸刃は、ホームセンターで売っている安価なもので、工芸用の高級刃ではありません。(10本入り500円程。メーカーはTopMan。1〜7番まであり、これは3番の刃です。)もしかして、高級刃は最初から研磨されているのかな?

  私は、工芸用と記された高級刃、あるいは切れ味が良いと言う外国製の刃も使った事がないのです。(汗)
  一応、のほほん木工房の基本方針として、出来るだけホームセンターで手に入るものを使う、という事にしています。

  ご覧になって分かるように、明らかに研いだ方が表面がキレイになり、稜が鋭くなっています。当然、切れ味もすぐれ、切断面もより綺麗です。この側面研ぎだけでも、十分効果がある事が納得出来ると思います。

  さて、ココから新たな研磨2です。
  糸鋸刃は刃があまりにも小さいので研ぐなんて、誰も考えなかったのだと思います。しかし、用いられている木工用の糸鋸刃の多くはトビ刃で、刃の上下運動も2cm程の幅ですから、研ぐとしてもそんなに多数の刃を研ぐ必要はないのです。

  そこで何とか研磨できないか・・・私が最もよく使う糸鋸刃は、3番の1個1個の刃が比較的大きいトビ刃です。この刃はなら返し刃も入れて、まあ、5〜7個の刃を研げば良いだけです。

  で、何処を研ぐかと言うと・・これはた〜じいさんから教えて頂いたバンドソーの刃研ぎの方法で、これを糸鋸刃でも用いてみました。

  画像で分かる様に刃の逃げ面(背側)を研ぐのです。本来は切刃(下の刃)を研ぐべきなのですが、下手に研ぐと丸くなってしまい、かえって切れ味が悪くなってしまいます。

  この逃げ面の研ぎなら、かなりイイカゲンでも良く、簡単に刃先を鋭くする事が出来ます。画像Cで、刃の先端が鋭くなっているのが分かると思います。切れ味もアップしています。

  皆さん糸鋸刃の簡単研ぎ、是非試してみて下さい。安価な刃なら、新品より切れ味が良くなると思います。

  はじめてデジカメで顕微鏡写真を撮りましたが、案外簡単に撮れるものなのですね。接眼アタッチメントやUSB顕微鏡も売っていますが、私はデジカメのレンズを接眼鏡に載せて撮っただけです。ピントもそのまま合いズームも効いて、実に簡単!これ、使えますね

のほほん

倍率は50倍。
同じ刃の同部位の画像
A:未使用の刃(新品)
B:側面研ぎのみした刃
C:逃げ面(背側)も研いだ刃
Cでは刃の先端が鋭くなっている事に注意!

デジカメのレンズを接眼鏡にくっつけて(載せて)撮りました。案外簡単に撮れるのです

逃げ面を研ぐ事で刃の先端を鋭くするのです。

用いた糸鋸刃はNo2(24山中目。刃厚0.4mm、刃幅1.3mm。軟質の木材板厚5〜25mm用。ホームセンターで10本入り498円です。)を使って2バイ材(厚さ39mm)を切り抜きました。断面は垂直で、上からも下からも引き抜く事が出来ます。
糸鋸厚板切断法(手動オービタル?切断)

  糸鋸で厚板を切断するはとっても難しいのです。断面が垂直にならず、切り抜いた板が片側からしか引き抜けない(涙)なんて事も多いですよね。

  糸鋸は、ブレード(刃)が糸のように細いのですから、強度が全く足りません。はっきり言えば、もともと糸鋸で厚板を切るのは、ちょっと無理があるのかもしれません。

  電動糸鋸は、刃のストローク(上下運動の幅)が10〜20mm程しかありません。また、他の切断電動工具と比べ、パワーも格段に弱い(数十〜200W程)のです。さらに刃は大変細く、特にアサリが無い刃では切り屑が排出され難いのです。無理をして厚板の切断をしようとすると、断面が垂直にならなかったり、たる型になったり、時には焼けが入ったりしてしまいます(涙)そして刃が摩擦で高温となり、ついに破断してしまいます。

  そこで、こんな切断法どうでしょう?もちろんのほほんヘンテコ木工術ですから、超簡単技ですよ(笑)。

  動画を見てください。厚板を切断する場合は材を前後に揺らしながら切るのです。少し切り込んだ後、刃をちょっと戻せば切り屑が掻き出されます。糸鋸手動オービタル切断(笑)なのです。車のABSでも元々は足でポンピングしていたのですから、手動オービタルもありではないでしょうか?

  この方法で厚い板の切断面の歪みを、かなり防ぐ事が出来ます。また、通常より切断力が増すので、硬材の切断でも使える技だと思います。皆さん一度試してみて下さい。

  但し、この方法を行なう場合は、ブレードの背面の角(稜)を、ヤスリなどで落としておいて下さい。ブレード背面の角が鋭いままだと、切断面が荒れ易くなります。それに、もちろんですが、この方法だけで断面の歪みが無くなる訳ではありません。糸鋸や刃の調整はしっかりしなければいけませんよ。

のほほん
糸鋸でミニ額

  木工技術はホントに難しい(汗)・・・木工技術の多くは、地道に日々の精進を重ね、技の体得に励まなければなりません。
  しかし・・のほほんはそんな技の修得に少しも精進をせず「何とか誤魔化す方法はないかなぁ・・」とばかり考えているのです。ホントに困ったものです。

  ところで、急に幾つか小さな額を作らねばならなくなりました。丁度?糸鋸遊びの途中なので、ついでにミニ額を糸鋸で切り出して作ってみました。

  動画を見てもらえば分かりますが、作りは超簡単・・というより超イイカゲンです

  糸鋸で接合(留め)部分を切り出し、瞬間接着剤で接着しました。残念ながら・・・と言うか、当然ですが(汗)・・・完全に隙間無くピッタリ、と言うのはちょっと難しいです。
  しかし、糸鋸のブレードの厚みは0.5mmもありません。隙間に木粉を押し込んで誤魔化せば、ほとんど目立たないのでは・・・イイカゲンな私だからそう思うのかなぁ

  波形、ジグザクの留め接合(コレは留めといえるのか?)も面白いのでは・・・どうでしょう?

  糸鋸お気楽イイカゲン&ヘンテコ木工バンザ〜〜イ!

のほほん

糸鋸で作ったミニ額・・製作は超簡単
超高速でスミマセン。スキ間に木粉を埋めて誤魔化しました(汗)

改造前。ホース、接続部が細い。これでは吸引力がそがれてしまいます


左画像 テーブルの傾斜角はスマホアプリの傾斜角度計を使っています。  右画像 テーブル傾斜保持、調節のためクランプを取り付けました。また上下の吸引の分岐部分も太く自作し、太いホースが接続出来る様にしました。


改造後。接続部を太く自作し、ホースも太くしました。
また、改造後は吸引力が増強し大きな木片を吸い込んでしまうので、それを防ぐ為ノズルの先に十字に針金を当てました。


吸い込む領域が大幅に拡大!!吹き飛ばしノズルは不用になり、作業後も材やテーブルの上に切り屑がほとんど残らなくなりました
糸鋸快適化改造(吸塵&テーブル保持)(2015 12 4)

   iphoneラッパの製作は糸鋸のテーブルを傾けて切り出すのですが、テーブルの傾斜をしっかり保持しなければなりません。そこで画像にあるように、テーブルの両側を支える為にクランプと長ネジを立て、これを調整出来る様にしました。調整も簡単でしっかり保持をする事ができます。またテーブルの傾斜角度決めは、スマホのアプリスマホアプリの傾斜角度計を使っています。これは0.1度まで測定でき、調整も簡単です(説明動画があるので分かりやすい)。

   もう一つ吸塵の改良をしました。元々この機種は上下から吸引することが出来る様になっているのですが、どうもパワーがないのです、途中の管は水道用のホースが用いられていて、径が細いのです、おまけにその接続部分はさらに細くなっているので、吸塵のパワーが相当そがれてしまっています。

   そこで出来るだけ太く、そしてホースも長く引き回さない様に改良しました。画像で分かる様に出来るだけ太いホースを自作した分岐(上下吸塵の分岐)に接続し、そこからテーブル下のホースに直接つなぎ、上の吸塵も排水ホースを使い接続部分も細くならない様に自作しました。

   簡単な改造ですが、これで吸引力はビックリするぐらい強力になりました今までは作業の後には、材やテーブルの上に切り屑がかなり残っていたのですが、これらの改良で作業の後、板やテーブルの上に木屑がほとんど残らなくなりました。ヤッタネ!もう吹き飛ばしノズルも必要なく、取り外してしまいました。

のほほん
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