イイカゲン木工日誌 2009年12月

多忙な年末でもヘンテコ木工遊びは止まりません

でも、山積みの宿題もしないと・・・


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12月25日
糸鋸刃研ぎT


  皆さんもとっくにご存知だと思いますが、糸鋸ついては組木工房バードカービンク・インターシア教室さんが、糸鋸盤選びや、特に糸鋸刃について詳しく調べ、報告されています。私も何度も読み、色々参考にさせてもらっています。糸鋸木工をされる方は必見のHPです。それにバードカービングやインターシア(浮彫り様の組木絵)など素晴らしい作品に見とれてしまいますよ。勝手にリンクをさせてもらいました。ブログ(組木工房 クラフト仲間)でも製作の様子がよく分かります。皆さん是非ご覧になって下さい。

  糸鋸盤は私の愛するキカイなのです。ちょっと本格木工本流からは冷たい視線?受けている所もあって、さらに応援したくなるのです。糸鋸が墨線通りに思い通りにスイスイ切れると、それだけで嬉しくなっちゃいます。おおキモ・・まあ、単純と言うかバカというか、木工依存症なのかも(笑)

  さてさて皆さん、糸鋸刃は研いでいますか?
  糸鋸刃は直ぐ破断してしまいますよね。でもそれは仕方ない事なのか?・・・細い糸鋸刃は強度が小さいので無理は禁物。と分かっていてもスグやってしまいます。特に摩擦で熱せられると途端に強度が低下し、折れ易くなってしまいます。ゆっくりと適材適刃?が、それに何より刃が切れる事が大切だと思います。

  糸鋸刃は刃としては軟鋼なので、直ぐ切れ止やんで(切れが悪くなる)しまいます。このまま切り進めると抵抗が大きくなり、結局破断してしまいます。これはバンドソーブレードと同じですが、より細い糸鋸刃は、更にその影響を強く、そして直ぐ受けてしまいます。

  破断を完全に防ぐ事は無理なのかもしれません。破断するまで使うのが糸鋸刃の運命なのかもしれません。しかし切れ止やんだブレードを使うと隅線を外し易くなり、断面が直角にならなかったり、たる型になったり、そして面は荒れ、バリが大きくなり、焼け、ついに破断・・・お金もバカになりません。もう悪い事づくしです。切れ止んだらスグ刃を交換するか、研ぐ事が重要なのです。

  糸鋸刃は消耗品、と思って諦めているのではないかと思います。まあ、他の工具の刃と比べればずっと安いですが、それでも沢山使えばバカになりません。私は以前から出来るだけ研いで使っています。

  動画で分かる様に、研ぎは簡単です。この様に側面を軽く研ぐだけで切れが、かなり回復します。私は小さな1000番のダイアモンド砥石を使っています。これは以前オフコポで購入した物で、トリマービットの研ぎ(pongooさんのページにリンク)にも使っています。

  私は、いちいちその度に研ぐのも面倒なので、何本か貯まってからまとめて研いでいます。でも、その度に研いでも大した手間ではありませんよ。もちろんこの方法で研ぐ事が出来るのはアサリがない刃だけです。アサリのある刃についてはまた別に話をしたいと思っています。

  私はアサリのない刃は、新品でもこの方法で軽く研いでから使っています。これは気持ちの問題かもしれませんが、研いだ方がわずかに切れが良い(より断面が綺麗)ように感じます。(バンドソーブレードは研ぐと新品より良く切れる。という話もありますが、これと同じかも・・)

  楽しい全日本糸鋸木工普及振興会会員として(エ、そんな会があったっけ?笑)後いくつか、糸鋸のヘンテコ工夫をアップしようと考えています。全ての糸鋸盤に合うか分かりませんが、皆さん乞うご期待!しなくていいかも

  いつまで何やってるのよっ!!つ、ついに昨晩雷が落ちました
  やらなければ、と思いながらも・・我が家の宿題も、年末の片付けも全部放ったらかし・・ああ、やっぱりヘンテコ木工依存症でしょうか

のほほん

アサリがない刃なら、同じ刃を2本並べて簡単に側面を研ぐ事が出来ます。

これはちょっと極端な違いが出た写真を選びましたが、裏側のバリは刃の切れ味だけでなく、色々な条件(材の違い、返し刃の具合など)で発生します。これについても更に詳しく調べてみたいと思っています。
両面研ぐのに1分もかかりません。研ぎ過ぎにも注意!何度も研いでいるとブレードの厚さが薄くなるので2・3回で限界かな。

ラーメンふ〜ふ〜送風冷却器!として使えないかナァ・・

12月19日
卓上手動シロッコファン


  いよいよ年の瀬なのに、宿題は放ったらかしで、役立たず木工に励んでいます

  これはもう扇風機とも言えない代物ですね。送風機や吸塵機に用いられるシロッコファンというタイプで、ともかく作ってみたかったのです。

  まあ、予想通り風量はそう大きくないので、扇風機としてはちょっと・・・しかし狭い領域への送風には適しています。じゃぁ、一体何に使えるのかって???????????????????????(汗)

  ラーメンふ〜ふ〜送風冷却器!?(なんじゃそりゃ?)なんてどうでしょう・・・左手でファンを回しまがら、ラーメンをフーフー冷まして食べる事が出来ますよ。今度(妻と娘がいない時に)試してみましょう。

  真面目?に作ったのですが、出来上がってみるとなんともユーモラスなスタイルで、木製ロボット型目玉オヤジなんて雰囲気です(笑)思わず自分でも笑ってしまいました。
  役に立たずヘンテコ木工も、さらなる特殊進化の道に突き進んでいます

  でも、こりゃ絶対妻と娘には見せられないなぁ〜・・・さて今年最後の木工は、一つでも宿題木工をしなければ!!

のほほほ〜〜ん
12月11日
扇風機ミニ凧(連凧)


  いつまで脱線しているのか・・早く木工しなきゃ、と思いながらも凧と一緒に上がりっ放し

  扇風機で揚げる室内凧なんて、既に沢山作られているのだろうと思っていたのですが、ネットで探しても見つけることができません・・ドラエモンであったそうですが(笑)
  となると、さらに色々作りたくなってしまうのです。大きな凧を作るより、製作がずっと簡単な所がいいですね。

  ティッシュ凧は軽くてよく揚がるのですが、やはりあまりにも弱過ぎます。うっかり扱うと直ぐ裂けてしまいます。
  そこで扇風機ミニ凧に使える軽い紙を調べてみました。すると軽量紙、超軽量紙など色々あるのです。でも、わざわざ買うのもなぁ〜・・と思ったのですが、さらに調べてみると、新聞の折込チラシに薄い軽量紙が使われているのです。厚さを測ってみると、普通のコピー用紙の約半分の0.05mm程しかない紙も使われています。
  これを使えば、ティッシュ凧よりさらに簡単に凧を作る事ができます。ほとんど紙を切るだけで完成です。(四隅をつまんで形状を整えます)

  早速これで10連凧作ってみました。一つひとつの凧の大きさは縦横7cmほど、全体の長さは約1.7mです。さすがに扇風機の風力は強にしました。
  回転吹流しも好評(えっホント?)だったので、3連回転型を作ってみました。他にも創作凧や、面白吹流しを考えたら楽しいでしょう。凧の世界もキリがありませんね・・

  さあ、そろそろ木工遊びに戻らないと!いやいや、宿題木工をしないと妻から・・・平穏な正月を迎えたい

のほほん

汚い工房が丸見え・・恥かしいなぁ


ねじれ風を抑えるとミニ凧が良く揚がる
12月8日
扇風機超軽量ミニ凧2


  扇風機での凧揚げは案外難しいのです。

  扇風機で作られた風はラセンを描きながら吹いています。
  小さな凧はこのねじれ風に激しくあおられてしまうので、どんなに凧のバランスをとっても、クルクル回ってしまったり、左右に暴れて風の領域から外れて、落っこちてしまいます。

  実は、先日のミニ凧が上手く揚がっているのは、普通の丸い扇風機ではなく、ファンの前にルーバー(羽板・・ブラインドの様な板)があるタイプだからなのです。このルーバーが風のねじれを抑え、流れを整える働きをしている為、ミニ凧が暴れないのです。

  しかし、何とか普通の丸い扇風機でも、ミニ凧を揚げたい!!
で、ねじれ風対策を施してみました。

  動画をご覧になって分かると思いますが、ルーバーのない扇風機では、吹流しが大きくクルクル回って暴れています。しかし、ルーバーとして厚紙を扇風機前の覆いに取り付けると、吹流しの暴れが非常に小さくなります。これでねじれ風を、かなり抑える事が出来ているのだと思います。

  この対策で、ティッシュ凧やレジ袋で作ったミニ凧も、安定して揚げる事が出来る様になりました。

  ついでに面白吹流しも作って遊んでみました
  お正月には凧揚げて〜♪皆さんも、どうぞミニ凧を作って扇風機で揚げてみて下さい

  さて、木工にもどって、次のヘンテコ扇風機を作りたい!

のほほん
12月5日
扇風機超軽量ミニ凧


  ゴメンナサイ(^人^) ・・只今木工脱線中

  ヘンテコ手動扇風機作りに励んでいますが、一体ホントに風が吹いているのか・・・ そりゃ動画でも分からないでしょう

  するとヤマドリさんから吹流しを付けたら良いのでは、とアドバイスを頂きました。でも、ただの吹流しでは面白くないので、これでミニ凧を揚げてみようと考えました・・しかし、これがなかなか難しい!!木工ではありませんが、色々なアイデアを試しながら取り組む面白さは同じで、ミニ凧つくりにはまってしまいました。

  最初はコピー用紙などで色々試したのですが、かなり大きくしないと、また風も強くないと揚りませんし、非常に不安定なのです。ヘンテコ手動扇風機では力不足です。
  そこで更に軽量な素材で作ろうと考え、ティッシュやレジ袋(ポリエチレン)で超軽量ミニ凧を作ってみました。

  ティッシュ凧は製作過程を動画にしたので、詳しい説明は要りませんね。ティッシュ凧は縦横9cmほど、レジ袋で作った凧はさらに小さく、縦横6cmほどで、これ位小さければ縦横の骨は必要ありません。
  色々試行錯誤していますが、糸の途中に吹流しを付けると(凧に当らない長さで)、凧が扇風機の風の領域から外れにくくなります。これは動画で分かりますね。

  更に安定してミニ凧を揚げるためには、まだもう一工夫必要で、さらに試行錯誤中です。そして、次のヘンテコ扇風機も作りたい!皆さんどうぞ呆れて、笑ってお付き合いお願いします。

のほほん

簡単超軽量ティッシュ凧とレジ袋凧


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