イイカゲン木工日誌 2010年1月

皆さん今年もしっかり木工遊びに励みましょう!!

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1月28日
天井ブラブラ延長コード  リーラーコンセントもどき


  楽しい木工サイトと次々リンク!
  まいど!sinsanです♪さんとリンクさせてもらいました。基礎からの完全自作工房、サイクロン、家周りののDIY、現在はままごとキッチン作りなど、楽しい木工作に励んでいます。またトンボ玉(皆さん何か分かりますか?)作りや、それにうどん巡礼も・・もの作りの楽しさと、朗らかな暮らしの様子が伝わるsinsanのブログです。皆さん遊びに行って下さ〜い。

  さらにtyottohobbyのホームページさん ともリンクさせてもらいました。昨年から木工に目覚め、そしてHP開局。サイドワゴンは、使い易い工夫をして、家族にも好評で、益々はまってしまった様です。息子さんと一緒に風力発電の工夫など、楽しく素敵なお父さんの様子がよく分かります。開局したばかりのHP&ブログですが、皆さんどうぞtyottohobbyさんを応援して下さい。

  さて天井ブラブラ延長コンセントです
  今までも、天井からゴムひもでぶら下げた延長コンセント(右画像)を使っていたのですが、しばらくするとゴムが伸びて垂れ下がりゴツン!頭にぶつかるのですイテテッ!

  これじゃ格好も悪いし、やっぱり市販のぶら下がり延長コンセント(リーラーコンセント)を買うしかないかナァ・・・
でもデモでもデモでもデモでもデモでもデモ・・・デモ行進だ!
そこは何でもケチケチ精神で、必死に工夫(やせ我慢)するのが、のほほん木工房なのです!ホント、面倒な性格です(汗)

  延長コード(3m)と、100均のスチールメジャー(5m)を使って作りました。カールコードの中にメスチールジャーを通しており、任意の長さでストップできます。スチールメジャーの引き込みがより強く働く様に、5mメジャーの3.5m分を切り落として作りました。

  このカールコードは手作りなのです。市販のカールコードを探していて発見したのですが、まあビックリ!カールコード作りはココを見て下さい。
  私は3mの延長コードのうち、約2.3mをカールコードにしました。これで1m程伸縮させる事が出来ます。でもあまり引っぱると、カールが緩んでしまうので無理はいけません。

  買えばン千円。少々見てくれは悪くても、自分で作ればン百円!(実は手持ちの材料ばかりで出費0円!)
  でも妻から「ヘンなモノばっかり、ガラクタばっかりのバッチイ工房ね!」と、また言われそうです(汗)

追記   その後、スチールメジャーがコードと擦れて被覆が破れ、ショートする危険性があるのではないか!と、コメントを頂きました。直ぐに破れる訳ではないと思いますが、皆さんもしこれを作られる場合は、この点に十分留意し、時々点検しながら使って下さい。より安全な方法について、さらに考えたいと思っています。

のほほん

左、コンセント先端は天井から150cm。右は70cm。


斜面に立つ美しいログハウス
 
テーブルソーと作業台が中央に周囲を中小の機械や工具が囲む
 
ハイアマチュアのお手本となるような快適工房です
 
セルフビルド工房         左から、トシさん、私、SATOさん
1月21日
木交流旅行


  さてさて、大変遅くなりましたが木交流旅行の報告です。トシさんは直ぐアップして速報ですが、私はいつも遅くて、遅報です(汗・・ちほう・・ウ〜ム、ボケないうちにしなければなりませんね・・笑)

  新年早々、トシさんと一緒に工房訪問です。今度は愛媛・徳島それに広島です。
  早朝6時出発でしたが、ワクワクして朝の弱い私でも、全く苦になりません。天気も良く、フェリーに乗って四国に渡り、車の中でもトシさんと木工談義をしながらの、快適なドライブです。

  最初は愛媛県大洲のWoodcraft N-style、SATOさんの工房です。以前から、是非伺いたいと話していた工房なのです。
  斜面に立つ美しいログハウスと、その下にあるセルフビルドの工房がとっても洒落ています。これは作品のセンスの良さと同じですね。

  木工作品は、是非HPを見てもらいたいですが、アメリカンスタイルで工具や治具を利用して、どれも丁寧でとっても素敵な作品です。

  セルフビルドの工房は明るく、自作の作業台とハイブリッド型のテーブルソーが中央に置いてあり、周囲にはバンドソーやボール盤など、また小物の工具等がが壁に使い易く並びべられ、キレイに片付けられています。ウム、これならどの機械、工具も使い易いでしょう。

  真ん中の作業台は完全手作りですが、洋書の作業台の本を忠実にコピーして作られたそうで、とっても使い易そうです。こんな作業台を私も作りたい。

  自作工房の広さ、配置、機械など、木工ハイアマチュアのお手本になる工房で、とっても快適な空間だと思いました。こんな工房で作業できたら、益々はまってしまうなぁ〜・・と、うらやましくなってしまいました。

  木工機械、治具、作品など見て、説明してもらっているうちに、時間はどんどん過ぎてしまいます。その後、お昼をご一緒し、ログハウスで美味しいコーヒーを頂きながら、奥様も交えて楽しく木工談義です。もちろんログハウスの中にも素敵な作品が一杯!ご家族にもしっかり理解があって、うらやましい限りです。

  木交流の様子はN-styleさんのHP(bookcase vol.3)でも報告されています。皆さんどうぞご覧になって下さい。

  話は尽きませんが、次の目的地に急ぎます。高速道路が整備されているので、四国の西から東へ約3時間で到着です。途中、白銀に輝く石鎚山が美しい姿を見せてくれました。

  この晩は、あの木工HPの元祖いや本家?Craft Houseまなさんと、わざわざ徳島まで駆けつけてくれた、OYA-Gさんと一緒に木交流宴会です。まなさんとは初対面なのですが、全くそんな気はしないから不思議ですね。

  美味しい料理とお酒が入れば、さらに木工談義は盛り上がります。まなさんとOYA-Gさんは、酒豪ですヨ。連られて飲んだら危ない危ない・・笑。しかし、翌日があるので、お酒の量はセーブしながら、それでも沢山飲んでしまいました。

  翌朝(10日)、もう8時半頃には、まなさんの工房に伺ってしまいました。家の前は梨畑が広がっていて(梨の木の作品も沢山あるのです)、騒音の心配もなくとってもいい環境です。早速、工房に入って、機械や作品を撫でながら木工談義に熱中です。

  さすが、木工HP元祖、本家の工房です!作品とジグ、自作道具類など、もう所狭しとあちこちに一杯!!皆さんもご存知の超究極進化型WT300も、触って動かして見せてもらいました。そのアイデアもビックリですが、HPでは分からないジグの精度にもビックリなのです!真空吸引チャックなど、全力で引っぱっても外れません。

  熱中して、トシさんと二人で次々質問攻めです。まなさんは一つ一つ丁寧に、時にジグを分解してまで説明してもらいました。

  まなさんは機械が専門で、ジグや自作道具作りもその技が生かされています。現在製作中の扇風機モーター利用の、自作スピンドルサンダーも設計図(美しい!)から見せてもらいましたが、ここまで考えて、またこだわって作るのか、とまたビックリ!私のイイカゲン治具や作品とは雲泥の差なのです(涙)

  作品も触れて分かる丁寧な作りや美しさなど、やはり直接見て触って、説明してもらわないと分からない事が一杯です。やはり工房訪問の収穫、楽しみはとっても大きいのです。

  その後奥様も一緒に、お宅でお茶を頂きながら色々な木工作品を触らせてもらいながら、木工談義は止まりません。木工をはじめた頃に作ったテーブル、イスからパズル、おもちゃ、旋盤作品等々次々出てきて、その説明がまた楽しいのです。本当に、アッという間に時間が過ぎてしまいました。

  まだまだ見たいもの、聞きたい事が一杯ですが、残念!一緒に美味しいうどん(さすが四国、製麺所のうどん屋さん)を食べ、再会を約して徳島を発ちました。木交流の様子はまなさんのブログ(1/10)にも報告されています。皆さんご覧になって下さい。

 
工房は色々面白そうなおもちゃ(ジグや自作道具)が一杯!
 
一つ一つ動かして説明してもらいました。
 
お笑い木工のポットン砂糖壷!(笑)美しい組木の器。
お孫さんを抱えたまなさんと一緒に記念写真。
 
まずパンク修理。ゴメンナサイ。DVD飾り棚を見ながら木工談義
 
巨大サイクロン!機械室には大小の木工機械。
 
ン?この二人、一体何をしているのでしょう?(笑)
 
テーブルソーから異音が!  右にOYA-Gさん。でも顔出し遠慮なのです
  徳島市から広島県の福山まで、さすがに休日で高速は1000円の為か車の数は増え、渋滞もあり、また瀬戸大橋でウロウロしているうちに、到着が遅くなってしまいました。
  そして着くと同時に何と車がパンク!でも高速道路で走行中でなくてよかったです。直ぐに手伝ってもらってタイヤ交換しましたが、大きな車なので大変でした。

  そんなトラブルもありましたが、ほっと一息しコーヒーを頂いてから、さあOYA-Gの木工狂躁曲、OYA-Gさんの工房へ。工房は車で3分の別宅?なのです。何と、ごく普通の民家を1軒借りて工房にしているのです。この家、なにやら曰くが・・ブログを見て下さい

  2階建ての1階の各部屋が工房で、作業台がある作業部屋、巨大サイクロン部屋、大型木工機械部屋、そして廊下は資材置き場なのです。広さは十分。でも各部屋に移動しながらの作業は、かえって大変かもしれません。ちょっと不思議な工房にビックリです。

  作業室の中央にある作業台に、現在製作中のメープルの棚付きチェスト(DVD飾り棚)が置いてありました。ちょっと鳥居を思わせる素敵な和風デザインで、メープルの美しい木肌とマッチして美しい作品です。早速トシさんと撫でて、ひっくり返してあ〜だこ〜だと木工談義でがはじまります。

  機械室には大きなテーブルソーや手押しカンナが据え付けられています。あ〜こんな機械が私も欲しい!所がこのテーブルソーから嫌な音が聞こえて来るのです。何でだろ?と刃を外してモーターのベルトを見たり、空回転させてみたり、これはちょっと心配でベアリング関係か?機械の不調は嫌ですよね

。   工房を回って、こうやって色々な機械や道具、治具などを触らせてもらうと、自分が使いたい機械や道具が、はっきり分かってきます。アマチュアとしてこういった情報交換や経験交流はとっても有効で、なにより楽しいのです。
  既に外は暗くなってしまいましたが、OYA-Gさんのちょっとユーモラスなブログと同じで、木工談義はとっても楽しいのです。やはりアッという間に時間が過ぎてしまいました。

  その後お宅に戻って美味しい紅茶とケーキを頂きながら、奥様も交えて楽しく話をさせてもらいました。なごりは惜しいですが、福山を後にしました。
  この様子はOYA-Gさんのブログ(1/12)にもアップされています。どうぞご覧になって下さい。

  帰りは福山から行橋まで約4時間。トシさんと運転を交代しながら、楽しい木工旅行を振り返りながら、無事欲張り木交流旅行が終わりました。全行程約1000kmですが、全然疲れは感じませんでした。あぁ〜楽しかった!

  皆さん!木工の楽しみは、ネットの木交流で2倍に、そして工房訪問でさらに3倍、4倍に!!オヤジどもが目を輝かしながら作品、機械、治具そして夢を語りあう姿は、もう悦楽の表情なのです(笑)そして、それをニコニコしながら横から眺める奥様から見れば、・・・ああ、完全に木工**丸出に見えるかもしれませんね。(笑)

  ともあれ、N-styleさんまなさんOYA-Gさん、本当にありがとうございました。忘れられない楽しい旅になりました。トシさんとの凸凹コンビで押しかける、木工旅行がまた楽しいのです。トシさんのブログにもこの旅行の様子がアップされています。是非ご覧になって下さい。

  次の旅行は北陸?関東?いや北海道?など・・もう思いを馳せています。皆さんも楽し工房訪問に出かけてみてはどうでしょう。N-styleさん、まなさん、OYA-Gさん、行橋にも遊びに来て下さいよ〜!

のほほほほほほ〜〜ん

倍率は50倍。
同じ刃の同部位の画像
A:未使用の刃(新品)
B:側面研ぎのみした刃
C:逃げ面(背側)も研いだ刃
Cでは刃の先端が鋭くなっている事に注意!

デジカメのレンズを接眼鏡にくっつけて(載せて)撮りました。案外簡単に撮れるのです

逃げ面を研ぐ事で刃の先端を鋭くするのです。
1月15日
糸鋸刃研磨2


  クラフト三昧・・・あれもこれもさんとリンクさせてもらいました。ホントに開局したてのブログです!木工歴は10年で、カップボードや棚など作られているそうです。また、クロスステッチカルトナージュ(?これは皆さん分からないでしょ。ブログを見て下さい)にもはまっています。異分野とのコラボは楽しく、ユニークな作品が生まれるでしょう。
  現在プロクソンサーキュラーソーの治具を色々作られていますが、小さいので独自の治具が必要なのです。これからどんな作品が登場するのか、また私と同じでジグ大好きみたいで、これからがとっても楽しみなPINEappleさんのブログです。皆さん訪問して下さ〜い。

  木工旅行の報告をしなければならないのですが(汗)、あまりにも内容豊富で、もうちょっと時間がかかりそうなのです。そこで、糸鋸シリーズ第2弾を先に報告させてもらいます。スミマセン、皆さんもうちょっと待ってて下さいね。

  さて糸鋸刃の研磨ですが、まず最初に、前回の糸鋸刃の研ぎ1の再検証です。
  
「これ本当に研げているのか?」と言ったコメントを頂いたり、またHPや動画をご覧になった多くの方も、疑問を持たれた様なのです。そこで再検証として・・・顕微鏡で研いだ表面を調べてみました。

  左のA・B・Cの画像は糸鋸刃の50倍の顕微鏡写真です。
  画像Aは未使用(新品)の刃、画像Bは簡単側面研ぎ1を行った刃です。それにしてもAは随分表面が荒れていますね。新品の糸鋸刃でも、焼き入れしただけで、磨いている様子はありません。

  但しこの糸鋸刃は、ホームセンターで売っている安価なもので、工芸用の高級刃ではありません。(10本入り500円程。メーカーはTopMan。1〜7番まであり、これは3番の刃です。)もしかして、高級刃は最初から研磨されているのかな?

  私は、工芸用と記された高級刃、あるいは切れ味が良いと言う外国製の刃も使った事がないのです。(汗)
  一応、のほほん木工房の基本方針として、出来るだけホームセンターで手に入るものを使う、という事にしています。

  ご覧になって分かるように、明らかに研いだ方が表面がキレイになり、稜が鋭くなっています。当然、切れ味もすぐれ、切断面もより綺麗です。この側面研ぎだけでも、十分効果がある事が納得出来ると思います。

  さて、ココから新たな研磨2です。
  糸鋸刃は刃があまりにも小さいので研ぐなんて、誰も考えなかったのだと思います。しかし、用いられている木工用の糸鋸刃の多くはトビ刃で、刃の上下運動も2cm程の幅ですから、研ぐとしてもそんなに多数の刃を研ぐ必要はないのです。

  そこで何とか研磨できないか・・・私が最もよく使う糸鋸刃は、3番の1個1個の刃が比較的大きいトビ刃です。この刃はなら返し刃も入れて、まあ、5〜7個の刃を研げば良いだけです。

  で、何処を研ぐかと言うと・・これはた〜じいさんから教えて頂いたバンドソーの刃研ぎの方法で、これを糸鋸刃でも用いてみました。

  画像で分かる様に刃の逃げ面(背側)を研ぐのです。本来は切刃(下の刃)を研ぐべきなのですが、下手に研ぐと丸くなってしまい、かえって切れ味が悪くなってしまいます。

  この逃げ面の研ぎなら、かなりイイカゲンでも良く、簡単に刃先を鋭くする事が出来ます。画像Cで、刃の先端が鋭くなっているのが分かると思います。切れ味もアップしています。

  皆さん糸鋸刃の簡単研ぎ、是非試してみて下さい。安価な刃なら、新品より切れ味が良くなると思います。

  はじめてデジカメで顕微鏡写真を撮りましたが、案外簡単に撮れるものなのですね。接眼アタッチメントやUSB顕微鏡も売っていますが、私はデジカメのレンズを接眼鏡に載せて撮っただけです。ピントもそのまま合いズームも効いて、実に簡単!これ、使えますね

のほほん
1月8日
謹賀新年


  もう、とっくに明けてしまっているのですが・・汗

皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年もヘンテコ・トンデモ・お笑い・イイカゲン木工に励みま〜す!

そして楽しく木交流しましょう!


  新年早々楽しい木工HPが誕生!もっこく工房さんとリンクさせてもらいました。旋盤を使った可愛いおもちゃや洒落た小物、そして茶運び人形の詳しい製作過程、グリズリーの木工旋盤の改造などがアップされています。これから更に多くの作品がアップされるのではないか期待しています。退職後南仏にホームステイした様子などもあり、人生を謳歌しているたくどうさんのHPに皆さん遊びに行って下さい。

  年末から酔っ払いモードで、木工はこのダボ切りノコ以外なぁ〜んにもやってません。まあ、大きな声では言えませんが、妻と娘が正月ぐらい木工しないで静かにしてよ・・なのです(涙)

  で、我が家の散歩嫌いのグウタラ犬(←ココをクリック!動画もあります)(ちょっとデブ気味です)と一緒にダラダラ正月・・そして酔っ払い正月でした。

  今日やっと工房を少し片付け、このダボ切りノコを作りました。何故作ったか分かりますよね。そうなんです。明日から一泊で、トシさんと一緒に木工旅行なのです。まだ楽しい正月は終わっていません。では、行ってきま〜す

のほほん

グウタラ犬が、我が家の年賀状(妻と娘の)です。

ゼブラウッドのダボ切りノコを持って木工旅行に行ってきま〜す!

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