木工日誌 2011年5月

連休が終わって急に暖かくなりました。さあ、いよいよ木工遊び最適季節到来です!


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5月31日
M42木製ボルトナット作り


  今までに、木のボルトナットを一体いくつ作ったでしょう?・・次第に太くなっています。

  木製のボルトナット作りは、旋盤を使って作るのが本筋だと思いますが、道具を揃えるだけで超高価になってしまいます。また、木製ボルトナットメーカーなる専用工具も売られていますが、これも決して安くありません

  何とか旋盤を使わず、そしてなるべく安く自作できないか、と考えてヘンテコ製作法を色々試して来ました。今までのボルトナット作りもどうぞご覧になって下さい。

  作り方はいつもの様に動画をご覧になって下さい。見て分かるように、金属ボルトだけで、ナットは使いません。雄ネジを削るのは紙に写したピッチを丸棒に貼り付け、これをトリマーで削って作ります。これはより詳しい説明がココにあるので、どうぞご覧になって下さい。

  木製ボルトナット作りでは、雌ネジを削るのが難しいのです。これはやはり金属ボルトをタップにして削る方法が簡単です。フリーで削る方法も考えましたが、やはり綺麗に削るのは難しく、安全面からもあまり勧められません。

  雄ネジ削りを金属のナットをダイスにして削る事も出来るのですが、これは力が必要で綺麗に深く削るのは案外難しいのです。むしろ動画のように丸棒に紙を貼り付けて削った方が楽に出来ると思います。

  本当は、あともう少し太いM50位のボルトを作りたいのです。しかし、ネットでも手に入れ易い金属ボルトはM42までで、これ以上の太さのボルトになると、ほとんど特注に近く、とっても高価になってしまいます。用いた六角ボルトはnezishopで1715円(送料も含めれば2555円)で購入しました。

  これを使って一体何を作りたいのかって・・それはやはりスツールです。さて、出来るのか?

のほほん

M42の太い木製ボルトナットです。

脚と座板はボルトナットでねじ込み式です。

白い横木の貫が、絡みついた蛇に見えるかなぁ?・・・でも、この貫で強度が上がり安心して座る事が出来るのです。
5月20日
木のネジ式脚着脱スツール


  ここの所、ヘンテコスツールばかり作っています。でも、椅子つくりは本当に楽しいですよね。

  これを見た妻の一言
「気持ちワル〜イ!白蛇が巻き付いているみたい。」

  え?蛇が巻き付いている様に見えるかな?

妻は虫キライ!、蛇キライ!、
そしてヘンテコ木工キモイ!なのです。そりゃ予断と偏見じゃないかなぁ・・・
とほほ

  もう私のヘンテコ木工を笑って暖かく見て下さるのは、全国の木工大好きオヤジ様達だけなのかも・・・ううう

  さて、木ネジ式脚着脱スツールですが、これは木のボルトナット作りを使って作りました。
  しかし、この捩じ込みだけでは接合部の強度が不安なので、貫となる横木を脚に差し込める様にしました。

  長い脚や、短い脚なども作れば、幼児から大人まで、また長く色々な場所で使えますね。長短の脚も作ってみましょう。

  木製ボルトナットを使ったスツールを、さらに色々作ってみたいと思っています。

のほほん
5月11日
バンドソー刃研ぎ補助冶具


  連休は雑用に追われる毎日で、木工はほんのちょっと、それも頼まれ物のトールペイント用ミニベンチを作っただけです。ドタバタ連休が終わってやっと普段の生活に戻って・・・さあ、ヘンテコ木工遊びです

  ミニベンチをなるべく安い材料費で作ろうと思って、そのほとんどをツーバイ材からバンドソーで切り出して作りました。バンドソー大活躍!やはり木工新三種の神器ですね。

  ところで皆さん、バンドソーの刃をしっかり研いで使っていますか?切れなくなると、とたんに送りがスムーズでなくなり、無理して進めようとすると場合によっては破断してしまう事もあり、とっても怖いです。面倒がらずに、こまめに研ぐ事が安全面でも大切です。

  そこで簡単ジグを作って、バンドソーの刃研ぎをさらにし易く改良しました。

  動画を見てもらえば分かると思います。冶具に使った材は、しっかりして重い硬材(デッキ材のあまりのイタウバ)を使いました。

  この治具を使うと、手で刃を持つよりずっと楽に、研ぎもブレずに行う事ができます。研ぎの時間はブレードの刃数によって異なりますが、動画のブレードでは一周200個程の刃がありますが、この逃げ面全てをを研ぐのに10分程で出来ました。イイカゲンな研ぎですが、ブレードを装着したまま研ぐ事が出来るので、面倒がらずに直ぐ研ぐ事が出来るのが良いのです

  逃げ面の研ぎはたーじいさんから教えて頂いた方法で、簡単で直ぐ切れ味が回復するのでとってもお勧めです。

  でも、この方法は刃の先端を鋭くするだけなので、切れ止むのもちょっと早いかな

  また何度も研いでいると、刃が小さくなってしまうので、時々下の切刃を研ぐ必要があります。これも手研ぎでも良いのですが、動画の様にグラインダーを使うと簡単に速く出来ます。グランダーをしっかり保持して、慎重にして下さい。安全メガネなどの防具も必ず付けて作業をして下さい。

  さあ、次はヘンテコ木工作品を作るぞ〜!

のほほん

連休の木工はトールペイント用ミニベンチ(幅90cm)4つだけ・・・いつもの様に超簡単イイカゲン木工です
イイカゲン研ぎですが、切れ味復活です

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