見て見て! N氏の工房 出張取材敢行!
吸塵の工夫、ホントに好きですね、よくやるよ。

↑ダクトを自作(ブリキ製) ↑引き出しに溜まる


N氏の工房に取材に行きました。

N氏は私の職場の同僚(先輩)です。
職場で同室にいる9人の内、私とN氏の2人もが趣味の木工病?に冒されています。 この二人が時々周囲の迷惑もかまわず、木工談義を大声で (小声で話しても同室のみんなに聞こえてしまうのですが・・・) わめき散らして、周囲の顰蹙(ひんしゅく)を買っています。
職場の皆さんゴメンナサイm(_ _)m
その二人が最近わめいているのは吸塵についてなのです。 木工病は高ずると、必ずと言っていいほど吸塵熱に悩むようになり、 ホームセンターの中を隅々まで徘徊し、排水ホース、水道管、エアコンのダクト さらに、時にはプラスチックのコップや、すきまテープ、ハンダ、接着剤、 金網、布・・・等など(何故これらが吸塵にいるのかピンと来る人は相当な重病ですネ) を探して回るようになるのです。
いつもアアでもない、こうでもない、と寝てもさめても吸塵の 工夫を考えてしまい、 作品を製作するという木工人本来の使命?を忘れ,吸塵そのものが目的となって、 病気が進行してゆくのです。木工病に冒されていない人からみると、その姿は 「一体なにやってんノオ?」とアホにしか見えません。(・・;)
N氏はここ数ヶ月、かなり病状が悪化し「水道のホースが・・・」「大きな木屑は金網で・・・」 などとつぶやき、しきりに私に話しかけてくるのです。 そこで、N氏の作品(木工作品ではなく、吸塵の工夫)を見に行かなければ、と思ったのです。
のほほん

自動カンナが一番の問題です
最も大量の木屑を生み出すのは自動カンナです。のほほんも自作した事があるのですが。 小さなホース、吸塵機ではすぐ詰まってしまって使い物になりません。
N氏の工夫を見てください。純正の吸塵ノズルは高いので、ブリキを切り、ハンダで接着して 作ってしまいました。また大量のカンナ屑を、簡単に取り出し捨てられるように引き出しを作り、 この中にたまるようにしているのです。更に右の写真で分かるように、 大きなカンナ屑がこのボックスに溜まるように、金網で仕切って吸塵機に負担がかからないようにしています。
工房の外に吸塵機を置いていますが、大型の吸塵機は高価なので、 使わなくなった家庭用掃除機と、業務用の2台を同時に使って、吸塵の風量を稼いでいます。 これでほとんど問題なく吸塵できるのですが、本人はまだ改良の余地があると考えています。
ここまでやっていても、吸塵熱は簡単には冷めそうにありませんね。のほほん

↑家庭用掃除機と併用

↑引き出しの中の金網 ↑工房の全景(15〜16畳ぐらいある。いいなあ)

↑スイッチ
↑糸鋸の吸塵

すべての電動工具につなげる事ができる
吸塵はやり出すとキリがなくなります。より完璧を求めて次々と工夫を生み出すのです。
N氏の工房では部屋のほぼ中央から吸塵のホースがぶら下がり、 全ての電動工具にこれを接続する事が出来ます。スイッチも真ん中にぶら下がっています。
メインのホースは水をくみ上げるための物で、ホームセンターに売っていた直径38mm 1m 700円位の物だそうです。自動カンナなど電動工具により、 直径100mmから30mmの排水ホースまで使い分け、 いろいろな電動工具につなげるようにしています。
糸鋸は上と下から吸塵が出来るように二股にしています。 写真では分かりませんが、このホースの中に針金を入れて、自在に曲げた形を保持できるようにしているのです。 ナルホドネ。
これでほとんど木屑が出ることはないそうです。
ドリルも吸塵のノズルを近づけることが出来るようにしています。 このノズルは自在ノズルで,オフコポレーションで買ったそうです。


↑ドリルの吸塵 (自在ホースで固定)↑ルータースタンドの吸塵


↑手押しカンナは吸塵しなくても箱に溜まります
↑テーブルソーも箱付です



これがN氏の作品です。
そうです、N氏は大物作りが好きなのです。 この温室も基礎から全て手づくりで、 ほとんど廃材・廃物で作ったそうです。
他にもブロック塀、庭のラティス、 車庫のコンクリート塗り、など何でも作ってしまいます。
まさにDIYerですね。
しかし最近は私の影響を受けて(ムフフフフフ・・・・)、 次第に家具や小物の木工作品を作り出しました。最近は額つくりに燃えています。 またまた、見て見て!となりそうです。 そのうちN氏の作品もアップしましょうね。
しかし、自分のHPを持ちたいと思うようになるのも、時間の問題のような気がします。 それまではのほほん工房のページに入れてあげましょうね。
木工病だけでなく、ホームページ作成病も感染するかな。
のほほほん・・・



↑手づくりの温室


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