イイカゲン木工日誌2005年8月

工房は灼熱地獄!でも木工熱はさらに熱く!

でもどっちも熱中症には気をつけましょう(^.^;


9月の日記へ


8月30日
ログとズートピア


  てらちゃん工房さんとリンクさせてもらいました。木工はまだ1年、しかしハム(無線)には年季が入っていて、これは相当です。竿立て、OA机、隙間家具などを作り、木工にもはまってしまいました。、これからどんな作品、冶具が登場するか楽しみな、てらちゃんのHPです。

  8月最後の日曜日、天気も良くてお出かけです。以前から行こうと思っていた、友人のログハウスと、ズートピア見学です。

  大分県天瀬温泉の近くに友人のIさんが別荘(ログハウス)を作ったのです。組み立てそのものは業者に頼んだのですが、その後、外塗りやロフト、内装、机、テーブル、畑、果樹と色々やり始め、その見学・・冷やかしに(笑)行きました。

  「ロフト、それに階段作りがもうタイヘン」「一人で全部やったよお〜」「セメントをかき混ぜるのもまいったなあ〜」「昨夜カブト虫が飛んで来たんだけどどこへ行ったかなあ」「ここをぶち抜いて工房を広げるんだ」「ロフトに窓をつけて」「この辺にパン焼釜を作ってさあ」「・・・」苦労話とこれからの予定はどこまでも続いて止まりません。フムフム、なるほど、ウンウンと頷きながら聞いてあげました(笑)

  このログハウスの前は空が開けていて、星見には最高のロケーションです。よし今度は望遠鏡を持ってきて星見て一杯じゃ、と考えるのでした。
  いいなあ、別荘は無理でも、地に付いた工房がア〜欲しい、と改めて思いました。

  それから二人で昼食にそば(美味しい!)を食べて、小国にあるズートピアに出かけました。糸鋸木工の小黒三郎と言えば、木工で知らない人はもぐりですね(笑)

  あるある、木工だけでなく色々な雑誌、書籍で見覚えがある作品が沢山並んでいます。バチバチ写真を撮ちゃいました。やっぱり綺麗ですねえ。
  真似して作りたいけど・・・真似して作りたくない!なんて思いました。でも何を作っても、その影響から逃れるのは難しいでしょうね(^^;)
  木工人の皆様、機会があれば是非ズートピアに寄ってみて下さい。

  もちろん帰りには天瀬温泉で一風呂浴びて、夏の終わりの贅沢一日でした。エネルギーをもらって、さあ、2階の灼熱工房でまた作業をし〜ましょ。

のほほん

ログ別荘いいなあ〜。
でもホントに別荘かな?だって水道がないのです、ン(^^;)

ロフトや階段も完全手作りだぞ〜

いいもの発見!ウンチシッコ処理トイレ(カナダ製。便壷なし、ウンチシッコは分解乾燥縮小し残りは肥料になるそうです)工房を作ったらこれだね。

苦労したよ〜。いやー大変だったよお〜。フムフムうんうん。

ズートピア知ってますか?本物はやはりいいですねえ!

教科書の表紙にもなったんだあ。

販売もしていましたが、やはり本物は値段も・・・真似してつ〜くろ(^^;)
 
水面に広がる波の輪みたい(笑)材はホワイトアッシュ、塗り亜麻仁油、径は20cmです
8月28日
正統?3穴器


  3穴器まだやるの?(ううっ汗)

  不純なウケ狙いの人面ばっかり、でも益々ヘンな顔ばかり浮かんでくるのです。
  そこで、チョット心を入れ替えて、真面目な3穴器作りで精神統一です。(えっ、どこが真面目なんだ!?)

  木目がクネクネで面白い。でも、やっぱり人面作りたいなあ〜(笑)

のほほん
8月22日
細い丸棒作り4(径15〜20mm)


  先日の安全簡単細い丸棒作り3では、ノコギリの刃を使って、径15mm以下の丸棒を作りました。この方法では小さい径ほど簡単に出来るのですが、大きい径になると少々コツが要るようです。しかし、更に径20mmまでの丸棒を作る事が出来るように、もう少し工夫してみました。

  径15mm以上の丸棒を、1回で角棒から丸棒にするのにはやはりノコギリの切削力では力不足です。しかし2回に分けて通し、次第いに細くするなら20mmの丸棒も十分作る事が出来ます。
  まず径22mmの穴に角棒を通します。この場合ノコ刃はピッタリの位置にセットするのではなく、刃を少し内側にまで入り込ませます(1mm位刃が入り込む)。この穴に通すと径21mmぐらいの丸棒が荒削りされます。また用いるノコ刃は目の荒いものの方が楽に削れます。
  そして次に径20mmの穴に通します。この場合はノコ刃の位置はピッタリになるようにします(厳密にはほんの少し入り込ませる。)こちらのノコ刃は目の細かいものを使いました。

  大きな径の丸棒作りでもう一つ問題になるのが、角棒の端をドリルで咥える為、細く削ると強度が落ち、回転させているうちに折れてしまう事です。特に軟材の場合はもろく、径10mm以上になると咥えた部分がちぎれてしまいます。そこで角棒を簡単にしっかり咥えられる為の治具を考えました。

  これも画像で分ると思います。角材の端に切り込みを入れ、ホームセンターに売っている金具(これ、何に使うのでしょうね?)を挟み込み、その上からホース金具で締め上げて固定します。これが一番簡単な方法の様に思います。もっと簡単に咥えられる方法があれば是非教えて下さ〜い。

  私はこのノコ刃を使った方法で、径35mmの丸棒まで試してみましたが、やはり大きな径の丸棒をノコ刃で安定して作るのは難しいです。径20mm以上はV溝台、トリマーを使った太い丸棒削り治具を使って作った方がいいですね。

  簡単丸棒作りは一段落かな。さあまた宿題が溜まっています。でも暑いなあ(´ヘ`;)

のほほん
径20mmの丸棒作りは2度に分けて削る。
最初の荒削りは22mmの穴にノコ刃をセットする。
ノコ刃は目の粗いものを用い、刃を少し内側に(1mm程)入り込ませた位置にセットする。

まず22mmの穴に通して荒削りする。この材はケヤキです。

次に20mmの穴を通して出来上がり。こちらは目の細かいノコ刃を用いた。

太い径では(特に軟材では)材を削って細くして咥えると咥えた部分が折れてしまう。

角材に切れ込みを入れ、金具を差込み、さらにホース固定金具で締めて固定するとしっかり咥える事が出来る。

15〜35mmの丸棒を色々な材で作りました。軟材ならかなり大きな径でも出来ますが、硬材は太い材ほど削るのが大変になります。やはり表面は荒れているのでペーパーで磨く必要があります。

ファスナーを引っ張って襟元を広げると服の中から風が吹き上がって顔が涼しくキモチイ〜(^O^)

リフレッシュ機能付きの充電器も買いました。これで古い充電池が生き返りました。
8月17日
空調服レポ2


  「木工旋盤・ウッドターニング・EBONY BLOG」さんにリンクさせてもらいました。一体どうやって作ったのか?3脚(鼎と言うのかな?)のユニークで美しい壷を作られています。木工旋盤作品を中心に、季節の自然や風物を切り取って楽しいブログを綴られています。私の丸棒作りまで試作して頂いたebonyさんのHPを覗いて下さ〜い。

  ウ〜・・も、猛暑です(>_<)
  8月になって連日工房の温度は35度を越えています。南に向いて屋根の照り返しがきつく、西日も強い2階の工房の最高気温は38度!!隣の北向きの部屋では33度ですから、工房はホントに灼熱地獄です。木工房は北向きが良い、とどこかで読みましたが、そうでしょうねえ・・部屋の選択を誤りました。流石に35度以上になると工房に入る気はしなくなります。

  さて空調服ですが、この猛暑の中、やはり空調服のあるなしはとても大きいです。空調服という名前ですが、その実態は換気服ですから、暑い時は、もちろん暑いです。でも服の中を風が回っているので、体は汗びっしょりにはならないのです。この夏、空調服なしに、工房に入る気がしなくなりました。

  ただ問題は電池です。やはりファンを回し続けるのですから、容量の大きい電池が必要です。古い1700mAの電池を利用すると2時間持ちませんでした。また2500mA(電池には2300mAと表示)の高容量電池でも3時間ほどで止まってしまうのです。しかし充電池の利用は注意が必要のようです。All Aboutの記事で「ニッケル水素充電池の落とし穴1・2・3」を参考に正しい利用法に従って使ってみると、新しい高容量充電池では4時間以上持つようになりました。ホームセンターで5000円位と高価ですが、リフレッシュ機能付きの充電器も買ってしまいました。これで何とか夏を乗り切りましょう。

  あ〜・・早く涼しい秋にならないかな〜(×_×;)

のほほん
8月10日
安全・簡単細い丸棒作り3


  「日曜大工な生活」さんとリンクさせてもらいました。ラティスや花壇、テラスなど、主に庭作り、外回りのDIYが中心です。自分で出来る事は一杯あるのです。他にもガーデニングや観葉植物等もされています。マイホームの購入からDIYにはまってしまったM・KさんのHPです。

  細い丸棒作り第3弾!な・何と、今度はノコギリで丸棒作りです!?

  実に簡単な方法です。でも15mm以下の丸棒なら、簡単に出来てしまいます。試した私自身がビックリ!!

  さてその方法です。厚めの板にドリルビットで穴をあけます。そしてこの穴の縁(ふち)ピッタリの位置にノコギリの刃を添わせ、このまま万力でしっかり固定します。これが丸棒を作る為の簡単冶具です。

  ノコギリの刃は出来るだけ正確に穴の縁に合わせて下さい。この点が最重要点です。画像の様に金属棒(穴を開けるのに使ったドリルビットなら最適)を穴に差し込み縁に押し当て、ノコギリの刃がその金属棒に当たるようにセットし、このまま万力で固定します。
  刃の位置がピッタリでなく穴に入り込み過ぎると、出来上がった丸棒の表面が荒れてしまいます。さらに穴に入り込ンでいると、丸棒が真っ直ぐにならず、くびれたり、波打ったりしてしまいます。ピッタリの位置であるほど表面がきれいに、求める径で出来上がります。

  そして、この穴の径よりわずかに一辺が大きい角棒を、電動ドリルで咥えて回しながら押し通します。1回通すだけで、角棒が丸棒になって反対側から出て来ます。実に簡単!!ノコ刃はさすがに良く切れますね。鉄板の様に何度も通す必要はありません。

  ただし、角棒を回しながら押し込むだけで、引き抜かないようにして下さい。引き抜く時に表面に傷が付いてしまいます。差し込める所まで押し込んだら、そこでドリルを止め、万力を緩めてノコギリの刃を外します。ノコ刃がピッタリの位置にセット出来ていたなら、穴の径とほとんど同じ丸棒になっているので、そのままでは引き抜きにくい場合もあります。ドリルを回転させながら穴から引き抜いて下さい。表面は前回の鉄板を通して作った丸棒よりずっときれいです。ダボに使うならこのままで十分だと思いますが、きれいな丸棒を作るなら、更にペーパーで磨いて下さい。

  径10mmまでならノコ刃は1本で出来ます。径10mm以上の場合はさらに削る力が必要なので、穴の上側にもノコ刃を沿わせ、クランプでしっかり固定します。これで径15mm位までは丸棒を作る事が出来ます。
  硬材ではさすがに削るのに時間がかかりますが、私は径14mmパドックの丸棒も作りました。もう一つ注意する事は、角材を回転させながら穴を押し通す時、途中で止めない様にして下さい。途中で止めるとそこだけ、径が小さくなったり、表面が荒れたりしてしまいます。

  ヘンテコな方法ですが、超簡単なので皆さん是非試して下さ〜い。反対側から丸棒になってニョキニョキ出てくると感動です(^O^)

  15mm以上の径の丸棒は、流石に一度に削るのは難しいので、もう少し工夫をしなければならず、これは現在色々試してます。上手く出来たらまたアップしま〜す。やはり太い丸棒作りはトリマー、V溝台を使った方法で作って下さい。

  私はもう市販の細い丸棒を買う事は無くなるのではないかなあ(^O^) 簡単丸棒つくりの決定版かも?!

のほほん

失敗も含めて、一体何本作ったかな?径25mmから5mmまで、SPFから黒檀までよく作りました(^.^;

穴あけに用いたドリルビット(これは8mm)にピッタリ当ててノコギリの刃の位置を調整するといい。

ノコギリの刃を穴の縁にそわせて万力で固定するだけ。
ドリルの回転方向とノコ刃の方向を間違えない様に。

回転させながら押し込むと、丸棒になって出てきま〜す。
快感!これは欅です。

最後まで押し込み、万力を緩め、ノコ刃を外してから丸棒を引き抜きます。

欅の径8mm(磨いて7.7mm)の丸棒完成!

径10mm以上の場合は切削力を増すためノコ刃を上下2枚使います。

これでも簡単に丸棒が出来ました\(^O^)/SPF、ブラックウオルナット、タモなどで、8mm〜5mmの丸棒です。

治具は鉄板に穴をあけただけ
バリもたっぷり付いている

角材の両端をナイフで少し削る

回転させながら鉄板の穴を押し通す

暴れないように棒に手を軽く添える

出来上がり、でも表面は荒れている

回しながらペーパーで磨き仕上げる
8月6日
安全・簡単細い丸棒作り2


  細い丸棒の作り方について、Yさんからご質問を受け、色々方法を考えているのです。この方法は、竹ひごを穴のあいた鉄板に通して作る道具がありますが、それから思いつきました。超トンデモ方法ですが、軟材や小さい径の丸棒ならこれでも簡単に出来ちゃいます。

  冶具は鉄板に穴をあけただけのモノです。(私は道具箱にあった、厚さ1.6mmの鉄板を使いました。硬い鉄がいいのでしょうが適当です。)適当な鉄板に鉄工用ドリルビットで0.5mm刻みの穴をあけます。穴をあけると周囲にバリが出来ますが、これはそのまま。何と、このバリを刃にするのです!
  この鉄板を万力で挟んでしっかり固定します。そして角材を電動ドリルで咥えて回転させながら、この穴に角材を押し通します。6mmの丸棒を作るなら角材は、対角線は8.5mm程になりますから鉄板の7.5mm(8mmからでもいい)の穴ぐらいから順次通し、求める太さにします。

  角材の先をナイフで少し削って、穴に入るようにします。反対側のドリルチャックで咥える側も削りますが、そのまま咥えられれば削らなくとも良いです。鉄板はバリが沢山付いている側(穴あけした時の裏側)を手前側にして押し通します。抜く時もそのまま回転させて抜きます。途中で止めると太さが変ってしまう事もあるので、なるべく同じペースで押し付け、引き抜きます。こうして0.5mm刻みで小さい径の穴を順次通し、目的の径の丸棒を作ります。バリで案外削れるものなのです。

  このままでは表面が随分荒れているので、最後はペーパーで磨いて下さい。これもドリルで咥えたまま回転させながら、ペーパーを手に持って磨くといいですよ。

  仕上げ磨きまですると、鉄板の穴を通した径より少し小さくなるので、ぴったり6mmより少し細く(5.8mm〜5.5mmぐらい)出来上がります。鉄工用ドリルビットは0.1mm刻みの径で売っているので径6mm丁度の丸棒を作るなら、少し太めのドリルビットを用意した方がいいと思います。

  8mm以下ならパイン材、ブラックウオルナット、タモでは問題なく作る事が出来ました。より硬い材なら0.5mm刻みではなく、もっと細かい刻みがいいでしょう。また細く長い棒の場合、回転によって暴れだすので、写真のように手を軽く添えて下さい。

  でも一番良く使う丸棒は10mm前後ですね。ドリルビットは径10mmをこえると値段が高くなり、わざわざビットを買うのは勿体ない・・・
  そこで次はさらに簡単・ビックリ方法で丸棒を作りま〜す。乞うご期待!

  あ〜また長々した説明になりました・・ゴメンナサイ。

のほほん
8月3日
安全簡単細い丸棒作り1


  「つどい工房」米田さんのHPとリンクさせてもらいました。本格的、本物の素敵な作品が並んでいます。材の色あい、木目、それにデザイン、しっかりした作り等々見入ってしまいます。最新作の楠の下駄箱も素敵です。内側にも手を抜かず、いい材を使い、ローズウッドの取っ手も決まっています。木工教室も運営されている米田さんのHPを訪問して下さ〜い。

  さて細い丸棒を作る方法です。
  径15mm以下の今までの細い丸棒を作る方法は「たくみ塾の木工の基本」の本にある方法です。しかしこの方法は。トリマービットの位置調節に少し手間がかかります。まとめて作る時は良いのですが、1本だけ欲しい時などわざわざこの方法で作る気にはなりません。
  また私のトリマー・V溝台を使った方法でも、径15mm以下の細い丸棒を作るのは材を支えるのが不安定になり易く、気になっていました。そこでもっと安全、簡単な方法を考えてみました。この数日、私が試作している方法は、トリマーを使わない(刃物を使わない)ので安全です。それに、1本だけ作るのも、そう面倒ではありません。

  理屈は超簡単、単純な方法です。電動ドリルを固定する簡単な冶具を作り、角棒を咥えて回しながらペーパーで磨く(削る)だけなのです。10mm以下の細い丸棒は角棒から磨いてもそんなに手間はかからないのです。

  角棒の端を1〜2cm程、ナイフで削ってチャックで咥えられるようにします。そのまま咥えられる径なら削る必要はありません。棒の反対側も少し削って(きれいに丸くする必要はありませんよ。回した時、棒が暴れないようにしているだけです)穴を空けた材に先っちょを挿し込んで支えられる様にします。
  こうして角棒を咥えて回しながらペーパーで磨くだけなのですが、小さい径、軟材なら、60番程度のペーパーで直ぐ角が取れて、丸棒になってしまいます。写真では片手でペーパーを持っていますが、棒を両手で両側からペーパーで挟むと安定して、力が入り削り(磨き)易いです。但し節が入っている部分は使わない様にして下さい。丸棒がゆがんでしまいます。

  刃を使う場合、軍手をするのは厳禁ですが、この方法は刃を使っていないので、軍手をしてペーパーを持つ方が熱くなくていいですよ。でも軍手の指先を回転に取られない様に注意してくださいね。

  径10mmの丸棒なら、10×10mmの角棒(仕上げ磨きもあるので、わずかに大きい、10.2〜10.5mm程の角棒がいい。ノギスで測って下さい)から作る事ができます。軟材なら角棒そのままでいいですが、硬材なら面(角)を手カンナでざっと削ってからの方が早く出来ます。磨き(削り)ながら、時々径をノギスで測って、求める径の丸棒にして下さい。

  試作では径18mmから5mmまで作りました。材はSPF、ホワイトアッシュ、ブラックウオルナット、ナラ、それに黒檀で径5mmの丸棒も作りました。ナラやさすがに黒檀は磨きに少し時間がかかりましたが、荒削り(60番の磨き)で丸くして、さらに120番、240番、最後は400番まで磨いて仕上げるのに10分程度でした。径の大きいSPF、ホワイトアッシュは最初に手カンナでざっと面(角)を取って作りました。これも10分かかっていません。軟材で径10mm以下ならスグ出来ちゃいます。

  この方法はセッセと磨いて作るのですから粉塵が大量に出ます。出来るだけ集塵、換気し、それに防塵マスクは必須ですよ。石綿じゃないけど木の粉塵も怖い!

  簡単な方法なのにどうしてこう説明が長くしつこいのでしょうね。お許しを(^.^;
  そして次は、また別のヘンテコ方法で丸棒を作りま〜す。もうチョット待って下さ〜い。

のほほん

電動ドリルを固定する治具、棒の反対側支える為の穴を空けた材が治具の全てです

角棒の向こう側も穴を空けた材に突っ込んで暴れない様にします

ナイフで両端を少し削ります

角棒の端をチャックで咥えます

画像では片手ですが、棒をペーパーで挟んで両手で両側から削る(磨く)と力が入り、安定して出来ます。

ノギスで径を測りながら削って(磨いて)下さい。

試作は径18〜5mm、長さ50〜30cm、色々な材で作りました。右側から2番目は黒檀(5mm)です。


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