超イイカゲン木工旋盤

木工人は旋盤を目指す(かな?)でも、こんな超イイカゲンな方法で・・・(汗)

禁断の技か?それとも無謀な技か?呆れて、笑って見てくださ〜い(^.^;


超イイカゲン旋盤モドキ(スピンドルターン)
スピンドルターン(旋盤による棒・脚作り)の真似事です。

超イイカゲン木工旋盤モドキ!電動ドリルは固定さえしていません。

回転方向は本物の旋盤とは逆向き(赤い→)です。ブレ止めに、丸棒を布で軽く引っ張ってクランプで留めています。(これまたイイカゲンですが効果あり)

カッターナイフはこんな角度で当てて削る。回転方向に注意!

先に2.5cmほどネジが付いている六角ボルトと爪付きナットを使う。

M6の六角ボルトと爪付きナットを使って材を固定して回転させます。M6のボルトの頭は10mmのチャックでは咥えられないので、頭の部分を少しヤスリで削っています。
   木工人は旋盤を目指す(笑・・かな?)

   丸棒作りを始めると、やっぱりココに向かってしまいます。これは禁断の技?それとも無謀な技かな?(汗)

   画像で分るように、丸棒の両端のセンターに六角ボルトを埋め込んでそれを木に同径の穴を空けて支えているだけです。そして電動ドリルのチャックで六角ボルトの頭を咥えて回しているだけです。(六角ボルトはM6を使っています)電動ドリルは固定さえしていません。こんな超イイカゲンな構造でも結構回るのです。
   ご覧のように激安電動ドリルを使っていますが、軟材(2バイ材など)の削りなら、トルクの不足は感じません。

   本物の木工旋盤では角棒から直接丸棒を削り出すのでしょうが、この旋盤モドキは精度・強度がないので、太い丸棒削りジグで丸棒を作ってから、この旋盤モドキをした方が良いと思います。

   旋盤用のバイト(刃)は持っていないので、現在色々試していますが、一番良く削れるのは、カッターナイフなのです。但し回転は木工旋盤と逆回し(向こうに回す)です。切れ味が良いので、削った面はツヤツヤです。ナイフの刃を画像の様に当てます。逆回転なので、回転に刃を取られても向こう側に刃がずれ、手指を怪我する事はありません。ただ、回転に刃を取られると、材に傷を付けてしまう場合があります。一度に深く削らないように、カッターをしっかり両手で支えながらすると軽快に削れます。何度か練習するうちに、次第に上手く削れる様になりました。こんなイイカゲンな方法でも案外簡単に削ることが出来ます。

   回転による摩擦で、六角ボルトがかなり熱くなります。回転数を上げすぎないように、また熱を確かめながら時々休んで冷やしながら作業して下さい。(熱中して作業をしていたら、焦げくさい匂いが・・・汗)また、シリコンオイルなどの潤滑油を付けた方がいいです。

   これならしゃれたテーブルの脚として使えるのではないですか。もうちょっと説明しますので、次まで待って下さ〜い。

のほほん
バイトはカッターナイフ

超イイカゲン木工旋盤モドキ只今量産中!使い道は全く考えていませ〜ん(笑)

   ほとんどカッターナイフだけで丸棒の飾り削りに取り組んでいます。慣れると次第に腕が向上して面白いのです。

   カッターですが、刃だけでなく、刃の反対側(折割った部分)がスクレーパーの様に使えるのです。もちろん深くは削れませんが、凹面部分の削り、整形に使えます。削った面は少し荒れていますが、ペーパーで直ぐ綺麗になる程度です。右下の画像のように少し斜めにして当てると良いみたいです。スクレーパーの様に使う場合は、刃の出具合を小さくして下さい。その方が刃がブレず安全です。(丸棒の回転方向は本物の旋盤とは逆で、むこう向きです。

   カッターには左利き用のものも売られていて、刃を左に向けて削る場合は右利き用、右に向けて削る場合は左利き用のカッターが削り易い様です。スクレーパーとして使う場合も、右利き・左利き両方があるといいです。カッターは安いですし、刃を折って常に良い切れ味で使えるので、うまく使うと利用価値大ですね(^O^) 。

   カッターの刃は大変鋭いので、刃を進める向き、また回転に捕らわれた場合の刃が動く向きを十分に考え、細心の注意をして下さい。また刃を出し過ぎない様にして下さい。材に刃が当たる場所は限られています。長く刃を出す必要はありませんし、不安定で危険です。
   刃を材に当てる時は、ツールレスト代わりの手前の添え木の台に、しっかり手を置いて慎重に当てて下さい。

のほほん

左利き用と右利き用カッター

左利き用は右向きに使う。

右利き用は左向きに使う。
 
刃の反対側をスクレーパーとして使える。画像のように当てると、これも細い削り屑が出る。
回転方向・速度、刃の向き・出し具合、手指の位置に十分注意し怪我をしないように!

次へ (超イイカゲンろくろ)

ホームへ
inserted by FC2 system