イイカゲン木工日記2004年12月

師走になってもまだまだ続くぶんまわし
今年もやっぱりヘンテコ木工三昧でした。(^.^;


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12月29日
丸ホゾつくり


   年末何するものぞ!家族の呆れ顔をよそに、やっぱり木工です。丸棒作りのバリエーションその2です。


   丸棒作り冶具=丸ほぞ作り冶具なのです。

   右の画像で分るように、トリマーガイド台にストッパー用の材をクランプで固定して、トリマーで削るだけです。手で材をしっかり支えて、トリマーの方を動かして下さい。
   手でしっかり材を押さえるので、画像のように輪ゴムは必要ないかもしれませんが、あればより安心して削れます。

   丸棒に丸ホゾ。角棒にも丸ホゾってヘンかな?でも丸ホゾはホゾ穴をあけるのが簡単で良いですよね(^O^)。

   丸棒作りバリエーションまだ考えてま〜す。年内にもう1回アップできるかな〜・・

   ともあれ皆さん、良いお年をお迎え下さ〜い!

のほほん
 
トリマーガイド台にストッパー用の材を固定するだけです。
これは丸棒に丸ホゾ。
 
こちらは角棒に丸ホゾです。どちらも簡単です。

テーパーを付けてみました。両端は径43mmと35mmです。かんた〜ん(^O^)


トリマーのガイド台の高さ(A≠B)を変えるだけ。
12月25日
テーパーが付いた丸棒


   丸棒作りのバリエーションを考えています。

   テーパーのついた丸棒を作ってみました。
   画像で分るようにトリマーのガイド台と丸棒の両端の幅(A≠B)を変えて削れば出来ちゃいます。まず真っ直ぐな丸棒を作ってから、トリマーガイド台の高さを変えて削った方が良いと思います。
   テーブルや椅子の脚に使えますよ。

   まだ丸棒バリエーションを考えてます。一つ作ると止まらない、というやっぱりいつもの癖です。
   コンパスも出番を待っているのですが・・・年末・正月も丸棒とぶんまわしで〜す。\(^O^)/

のほほん
12月23日
丸棒つくり治具追記


   丸棒をさらに作りました。その作業で失敗もあり、改良点があることに気が付きました。

   画像1は、丸棒削りの失敗です。ご覧のようにビットが材に食い込んで傷を付けてしまいました。
   これはトリマーで削る時に、画像2のように、黄色の矢印の方向に材が回転しようとする力が働くのです。するとこの回転により材が暴れ(V溝の縁を材が登り)、浮き上がってしまい、傷が付いたのです。

   これを防ぐ為には一度に深く削らない事が大切です。一度に深く削ろうとすると、この回転の力も強く働き、材が浮き上がってしまうのです。さらに、材が浮き上がらなくする為、画像3のように、反対側のV溝にかかった丸棒部分をゴムで引っ張っておく事で防止できます。

   もう一つ注意しなければならない事は、画像2のように材を支える事です。この場合指がビットに大変近くなり、何度もトリマーを移動させるうちに気がゆるむと、指先を削ってしまう心配があります。画像4の様に、洗濯バサミクランプなどで支えてビットの近くに指が近くならないようにして下さい。この洗濯バサミクランプは、つまむ部分がゴムなので、材の回転を抑えられ、この点でも良いと思います。
   手前側のV溝にかける丸棒部分は、つまみ易いように、少し長め(4cmぐらい)にした方がいいです。

   この丸棒つくりでは、あまり小さい径の丸棒はつくりにくいです。径30mm〜50mmが最もつくり易いと思います。テーブル・椅子の脚作りにはちょうど良いですねですね。

   安全には十分注意して下さい。切屑も凄いので、防塵マスク・安全メガネは必須ですよ。

色々な材、長さ、径の丸棒を作りました。径23〜46mmです。
左からスギ、パイン2本、ブラックウオルナット2本、レッドオーク、ポプラ、タモです。
のほほん

画像1アララ・・丸棒に傷がついちゃった(^.^;
画像2トリマーで削る時、材は右に回転しようとする。
こんな風に指で支えるのは、トリマーのビットに近くなり大変危険!!

画像3反対側をゴムで引っ張って、材が浮き上がらないようにする。実に簡単な方法です(^.^;

画像4手前側はビットに指が近づかない様に、洗濯バサミ型クランプなどで押さえる。

短い丸棒を作る時は、ふところの深いCクランプを使う。
12月17日
簡単丸棒つくり治具(太い丸棒を作る)


    ‘cvf の工作教室’エフさんのHPとリンクさせてもらいました。ともかく色々なユニーク、面白アイデア&工作が一杯です。HAM・電気工作がメインですが、ボール盤横倒し旋盤・万力プレス・雨水利用システム等々、楽しく役に立つDIY・木工作が盛り沢山です。環境問題・旅行記など「つぶやき」も楽しく、なるほどです。エフさんのHPを訪問して下さ〜い。

   さて丸棒作りです。細い(径15mm以下)丸棒作りは、以前本にある方法を真似して作ったのですが、さらに椅子やテーブルの脚に使えるような、太い丸棒を作ってみました。のほほん流で、やっぱり簡単な方法です。

   画像で分るようにごく単純な方法です。治具は角材を載せるV溝台と、トリマーが移動するガイド台をクランプで固定しただけです。

   角材の両端に短い丸棒(3cm程)を木ネジで固定します。(この丸棒は市販のラミン丸棒です)この角材をV溝のある丸棒削り台(治具)に設置し、ストレートビット(刃幅6mmでもいいでしょうが、少し大きい10mmを使いました)を付けたトリマーで少しずつ削っていくのです。両端に取り付けた丸棒の径より、必ず大きい径で作ります。画像を見てもらえば理屈は分りますね。手間がかかるかと思ったのですが、案外簡単でしたよ。

   一つ注意してもらいたいのは、トリマーで削る時、丸棒が(手前から見て)右回りに回ろうとする力が働くのです。材をしっかり押さえて削って下さい。ビットを大きく出して、いっぺんに削ろうとすると、材が暴れてしまいます。少しづつ削れば大丈夫です。

   旋盤が無くとも、この方法で簡単に丸棒が作れます。最後の磨きもトリマー用のガイド板を外して、V溝台の上で行うと楽に出来ますよ。さらに色々な径の丸棒を作って、もう少し使い勝手を確認、改良したいと思っています。皆さんも試して下さ〜い。

   私は、年が明けてからこの丸棒を使って、幼児用の椅子を作ろうと思っていま〜す\(^O^)/


丸棒完成!
必ず両端に付けた丸棒より大きな径の丸棒を作ります。
このままではトリマーの削り跡(多角形型)が少し分りますが、磨けば綺麗な円柱となります。
磨きも両端部分を付けたまま、V溝台に載せてするとし易い。これは長さ80cmの丸棒です。80cmあればテーブルの脚にも十分ですね。

のほほん

丸棒削り治具は、V溝台とトリマーガイド台
をクランプで固定しただけです(^O^)

角材の両端に3cm程の短い丸棒を木ネジでくっつけます
 
角材を治具に設置してガイド台に添わせて、トリマーで削る。トリマーで削っては少し回転させまた削る。こうしてビットを少しづつ出しながら削り込んでいくと、次第に丸くなる最後はなるべく滑らかになるように少しづつ回して削る。
一度に大きく削ると材が暴れてしまう!また安全の為少しづつ削って下さい!
12月13日
クレーン型ぶんまわし


   ‘Big・Castle’さんのHPとリンクさせてもらいました。ご家族の為の収納家具を色々作られています。収納は大きなテーマですね。私も参考にしなくては(^o^) 。また糸鋸も看板や表札など文字抜きを色々されています。さらに最新作は何と、うんてい(雲梯)!それも室内に!これぞ楽しい木工で〜す\^0^/。バイクのメンテナンス・チューニングもされるBig・Castleさんを訪問して下さ〜い。

   しっかり支点を持って回すコンパスです。
   学校用コンパス作りで、てっぺん部分にコンパスを回すツマミを作りましたが、それ以外のコンパスは全て脚を持って円を描きます。しかしチョット描きにくかったので、しっかりした持ち手部分を持つコンパスを作ってみようと思ったのです。

   という長々したへ理屈は、実はどうでもよいのです(笑)。ともかくヘンテココンパスが作りたいだけなのです(^.^;

   一応へ理屈のままにコンパスを作ってみると・・・ムムッ!案外これが描き易い!脚を持って回す場合は、描く途中で持ち替えなければなりませんでしたが、これは持ち替える事なくそのままスムーズに円が描けます。お笑いコンパスのつもりが・・・ヤッタア\(^O^)/
   材はブナとクイラです。

   しかし、さらに使い易く、改良の余地がある事に気が付きました・・・ワ〜イさらに遊びの種みっけ(笑)

のほほん

支点を持つとスムーズに描ける

グィ〜〜ン、アームが動くゾ〜
幼稚化進行中です(^.^;

両端に目盛りのある定規。でも目盛りが正確でないものもあるのでご注意を
目盛りを見ながら薄板をクリップで挟む

小さい材でも、端っこでも線を引き易い。端から5mmでも線が引けます。
板の端にネジ(釘)位置を決めるのにも使える。
12月10日
小さい材に線を引く(簡単補助板)


   ‘Tyrant's Workshop’ ”某”君さんのHPとリンクさせてもらいました。木工をはじめて1年足らずということですが、楽しい木工、色々な工夫がよく分かります。上部と下部が逆向きの棚?(^O^) 、角材を使って簡単箸箱?等々、既にコピーではなく、独自の工夫・面白木工の世界です。「ぼうくん」と言うハンドルネームとは裏腹に、家族に優しい様子が伝わる、”某”君さんのHPを訪問して下さ〜い。

   木工術とも言えないような小ネタでスミマセン(^.^;

   そうです、コンパス作りで小さい材に線を引くことが多いのですが、これが結構難しいのです。幅の狭い板や角材では、定規を支えにくく、すぐズレてしまうのです。ケ引きもありますが、やはり材が小さいと使いにくいです。そこで小ネタ木工術。

   ごく簡単な方法です。左の画像のように、最近のプラスチック定規は両端にも目盛りが付いているのです。
   この定規を使い、定規と同長の(ほんの少し長い方がいいかも)薄板をクリップで挟むのです。こうするだけで、どんな小さい材でも安定して定規を当て、線を引くことが出来ます。

   さらにこれは、木工術11のネジ(釘)位置決めものさしと同じ理屈ですから、ネジ(釘)位置決めの場合にも使えます。この補助板とクリップで色々利用出来ます。

   さあ、次は又・・・(^.^;

のほほん
12月7日
折たたみぶんまわし


   ‘渓流で逢いましょう’A川さんのHP(ブログ)とリンクさせてもらいました。渓流釣りがメインのHPですが、木工にも相当の造詣をもたれていて、素敵なランディングネット、スプーン、ペーパーナイフなどを作られています。釣り、木工さらに色々な風物や思いを、詩か散文のようなタッチで描かれた日記が印象的です。皆さんご覧になってくださ〜い。それにしても木工人に、釣り人が多いのは何故でしょう?・・・

   おふざけコンパスですみませ〜ん(^人^)
   折尺があるなら折コンパスがあってもいいじゃない!
と、次々と訳のわからないお笑いコンパス登場です。やっぱ妻が呆れるはずですね(汗)。

   腕折れ曲がり、関節一杯コンパスが面白い!と思って作りました。関節一杯なら折たたみコンパスという訳です(笑)。材はエンジュとホワイトアッシュです。鉛筆の代わりにボールペンを埋め込みました。

   縮めて、伸ばして、いろんな格好させちゃいます。な〜んにも意味はありまっせ〜ん。ただ私が笑って遊んでいるだけで〜す。

   一体何やっているのでしょう・・・チョット危ないかなあ(汗)

にょろにょろ・・・コラ!逃げるな!
おまえはホントにコンパスか?

のほほほほ〜ん

脚と爪を失ったカニです・・?
いえ折たたみコンパスです。

ホントに円描けるのォ?
ムム馬鹿にしないでよ、カマキリの構えで、ほら!あら・・あら・・あら・・・

キック!K1参戦?

ねえ兄ちゃん、コンビニの前でうんこ座りしないでよ。

ワシはコンパスではない。今座禅中じゃ。

にゅっと出てますが・・・謹厳実直です?(^^;)
 
やっぱお笑いがいいかナァ。
 
金属用タップでネジ溝を付けました。ネジ、タップはM5で下穴は径4.5mmのドリルビットであけました。
12月4日
謹厳実直ぶんまわし


   ‘遊びの時間’もくあんさんのHPとリンクさせてもらいました。こだわりのランディングネット!まあ、こんな世界があるのですねえ!ビックリしてしまいました。銘木の木目、杢の美しさ、鏡のように周囲の景色が映るのでは、と思うほどの艶・・本当に美しいです。小箱、ナイフ、スプーンも厳選された材で、丁寧に作られていて、見とれてしまいます。皆さん訪問して下さ〜い。

   もくあんさんの美しい作品を見てしまうと、イイカゲン木工がチョット恥ずかしくなってしまいますが・・・気を取り直して(^.^; ・・・・謹厳実直ぶんまわしです。

   製図用コンパスにはこのタイプが多いですね。確かに何度も同じ径の円を描いていると、半怪が微妙にズレてしまう場合があります。これなら絶対に途中で角度がずれる事はありません。材はパドックとナラです。これはスマートさを維持する為、鉛筆ではなく、ボールペンを埋めました

   コンパスの腕を固定するネジですが、そんなに強力に締め上げる訳ではないので、金属用タップで木にネジ溝を切りました。

   ドリルであけた穴を金属用タップでネジ溝を切り、その後低粘度の瞬間接着剤をしみこませます。余分な接着剤がネジ溝を埋めてしまわないように、プッと息を吹き当て、余分な接着剤を吹き飛ばし、はみ出た接着剤は手早く布で拭き取ります。そして十分硬化した後、もう一度同じタップで、再度ネジ溝をつけました。最後に潤滑油を付けて、木のネジ穴完成です。硬木ならある程度使えますよ。

   もちろん強く締め上げると、ネジ山が崩れてしまいます。でもコンパスの腕の固定ぐらいなら、このネジ穴でも使えますよ。私のコンパスは、ほとんどこの方法です。オスネジも試してみましたが、こちらは金属用のネジきり(ダイス)ではチョット無理みたいです。

   次はまた、お笑いトンデモぶんまわしで〜す。

のほほん
12月1日
学校用ぶんまわし


   しつこいとお思いでしょうが・・・この師走もずっとぶん回されそうです(汗)笑ってお付き合いおねがいしま〜す\(^O^)/

   一番下の息子はまだ小学校2年生なのですが、学校の勉強で使える、小さい10cm程のコンパスを作ってみました。

   学校で習うコンパスの使い方は、上のつまみを持って回す使い方でしょうから、てっぺんつまみ付きのコンパスです。確かにてっぺんにツマミがあると、小さい円でも描き易いです。
   材はカツラです。回転部分が3分割と薄くなるので、もう少し硬材の方が良いのでしょうが、あえて桂です。何故かというと、息子の名前が桂也(ケイヤ)なのです。親**ですみません(^^;)

   桂はオイルを塗ると、きめの細かい人肌のような色艶で、なかなか品があります。

   さらに、もう一人の高3の息子の名前は、彬人(アキト)です。どちらも「木」が入っているのです。アララ(^o^)

のほほん
 
親**木工しちゃいました(^.^;
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