薄板にサンドペーパーを貼り付けるとズレない。 ダブルクリップが軽くて強力。板を接着して開き幅を拡大するとさらに強力です。 100均超ミニCクランプ(4個で100円)もしっかり固定できる。これも小さく軽くていい。 |
9月27日 手ノコ切断深さ決め治具追記2 (薄板をしっかり固定する) 先日紹介した、手ノコでの切り込み深さ決め治具について、さらに追記です。 ノコ刃に薄板をしっかり固定しないと、作業中に薄板がズレてしまい、切り込み深さが深くなってしまいます。 切り込んで薄板が材に当たると、ノコがスルスルすべって軽くなります。そこで直ぐ切断を止めればいいのですが、キゴギコ力を入れて作業すると、薄板がズレてしまう場合がある事に気がつきました。特にアゼ挽きノコの場合はクリップが一つしかなく、また長く切り進むので薄板がずれ易い様です。 出来るだけしっかり薄板をノコ刃に固定する必要があります。そこでチョット改良です。 薄板のずれ止めとして、液体ゴムを塗りましたが、ノコ刃にはサビ止め油を塗っているので、どうしても効きがよくありません。色々試してみたのですが、ゴムより、薄板にサンドペーパーを貼り付けた方が、ずっとズレにくい事が分かりました。ただ、ノコ刃に細かい傷がついてしまうのが欠点です。これ専用のノコ刃にした方がいいですね。ペーパーの粒度は#150を使いました 次にクリップですが、これも色々試してみると、黒いダブルクリップの大型が、一番強力に固定できます。また最も軽く、作業の邪魔になりません。さらにそのまま使うのではなく、クリップに適当な板を接着し(軽い桐材を瞬間接着剤でくっ付けました)、開き幅を大きくした状態で用いると相当強力です。アゼ挽きノコの場合もクリップは2つ以上使って下さい。 これらの対策を行うと、薄板がズレる事はなくなりました。また、クリップより手間は少しかかりますが、画像のように超ミニCクランプでも強力に固定でき、ずれる事はありません。この超ミニCクランプは100均で購入した最も小さいクランプです。 のほほん |
9月23日 手ノコ切り込み深さ決め治具追記(アゼ挽きノコも) 工房木よう大工さんとリンクさせてもらいました。新木場にあるDIYお助け工房です。木球、丸棒、リング、?材、特注部材まで色々な面白木工製品・部材が一杯です。またこれらの部材を使って、一工夫した楽しい面白作品、さらに分り易い樹種の説明もありますよ。皆さん訪問して下さ〜い。 昨日アップした、手ノコ切り込み深さ固定治具で、紹介し忘れました。 当然の事ですが、この方法はアゼ挽きノコでも有効です。アゼ挽きノコで一定の深さに切り込むのは大変難しいですが、これなら簡単です。貼り付ける板は直線でもいいのですが、ノコ刃のカーブと同じ曲面の板のほうがより使い良いです。 のほほん |
あぜ挽きノコにも使えます。
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一定の深さに切り込む事が出来ます。 クリップで薄板を固定するだけ。 板がずれない様に液体ゴムを塗りました。
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9月22日 手ノコ切り込み深さ決め治具 メジャーのストッパーでクリップを使いましたが、もう一つクリップを使った超簡単治具を紹介します。 手ノコで一定の深さまで切り込む事はよくあります。何ヵ所も同じ深さで切り込むのはなかなか難しいものです。また真っ直ぐ切り込めず、片側だけ深く切り込んでしまったりと、素人にはとっても難しいです。ホゾ作りなどでも深く切リ込み過ぎてしまうこともありますね。 そこで鋸の切り込み深さを、簡単に固定できる治具を紹介します。オフ・コポで専用のノコギリが市販もされていますが、これでも十分ではないかなあ。 画像を見たらすぐ分かると思います。適当な薄板(軽い板がいい。私は厚さ5mmほどの合板を使っています)を、切り込み深さの位置に、クリップでノコ刃に固定するだけです。少しノコが重くなりますが、そう大きな障害ではありません。 板をしっかり固定できるように、クリップは締め付ける力がなるべく強力なものを使います。また、板がずれにくい様に、板の表面に液体ゴムを塗りました。 実際に切り込んで見れば分かりますが、一定の深さまで切り込むと材がこの板に当たって、スルスルと滑って切れなくなります。ホゾ作りでも役に立ちますよ。 皆さん試してみて下さ〜い。 のほほん |
9月17日 刷毛付き塗料容器 これはチョイ塗り用刷毛付き塗料容器です。 私は、サイコロ・おもちゃ・CDスタンド等の小物にはシェラックや亜麻仁油をよく使っています。ほんのチョイ塗りなのに、刷毛(筆)を洗わねばならないのが面倒なので作りました。シェラックなどは無水アルコール(エチルアルコール)を溶剤で使いますが、これは一瓶1000円位で高価なのも理由です。現在まで2ヶ月ほど使っていますが、容器の中の塗料が固まったり、気化して減ったりはしていないようです。但し、全く使わないで数ヶ月放っておくとどうなるか?これはまだ分りません。 適当なビン、ペットボトルを使って簡単に作れます。フタと刷毛(筆)の棒との隙間はゼリー状瞬間接着剤で固め、さらに液体ゴムを厚く塗って埋めました。これで密封出来ているようです。塗るときは蓋の部分も一緒ですが、そう邪魔にはなりません。 もっと大きい刷毛用を作ってみようかな、とも考えたのですが、大きな刷毛でガンガン塗るときは、蓋がくっついているのはやはり邪魔かもしれませんね。 蓋が小さいと刷毛を突っ込みにくくなります。また容器が浅いと毛の部分と蓋が近すぎて邪魔になります。用途に応じて適当なビン、ボトルを探して下さい。ペットボトルの小さい容器で、口が少し広い(画像の左から2番目)ペットボトルが使い易いです。他に良い容器があれば知りたいです。 刷毛(筆)の毛先、が容器の底にかすかに触れる高さにしました。またいつも毛の根元まで浸かる位まで塗料を入れています。 木工用ボンドは筆ではなく、ヘラ状にしています。歯ブラシの毛の付いている部分を切り落とし先を平べったくヘラ状に削りました。歯ブラシの柄の弾力が丁度良く、くっついたボンドも簡単に拭き取れます。これも一つ作って置くと便利ですよ。 のほほん |
左からジャブジャブニス、スーパーブロンズシェラック、オレンジシェラック、亜麻仁油、木工用ボンドです。 刷毛の毛先をビンの底の高さにあわせます。木工用ボンドでは歯ブラシの柄をヘラ状に削っています。 |
シェルフ型CDラック 開けると、扉がブランと垂れ下がってしまうのが、チョットかっこ悪いかな。しかしこれが一番沢山CDが入り、開け易いようです。 |
9月15日 宿題(シェルフ型CDラック) キルトな部屋さんとリンクさせてもらいました。パッチワークがメインのオレピーさんのHPですが、その立体感、大きなスケールの作品に驚いてしまいました。私がパッチワークを誤解していた事を知りました。ご主人のkazuchanさんの木工も、パッチワークの為のモノが多いですが、これからさらに深みにはまりそうですよ。皆さん訪問して下さ〜い。 また、やっと一つ宿題を済ませました(フ〜)。知人からなんと!半年ぐらい前に頼まれていた、壁掛け式のCDラックです。幅は120cmもあり100枚以上CDが収納出来ます。 先月は沢山CDスタンドを作りましたが、実は、このCDラックのオマケとして作ったのです。オマケの方を先に作って宿題が大幅に遅れるのですから、一体何をしているのでしょうね(笑)。 ご覧なってお分かりのように、いつものように簡単木工です。なのに頼まれてから何ヶ月も過ぎ・・・せめて夏までに、いや盆までに、いや8月中には・・・と思っていたのですが。いつも脱線、寄り道ばっかりで、頼まれ物はとんでもなく遅れてしまい、迷惑をかけてばかりです(汗)。 これも趣味だから許されるのでしょう(かな?)。プロの方は納期までに納めなければならず、ホントに大変だと思います。 私はやっぱりイイカゲン・簡単・のほほん木工しかできませんねえ(汗)。 所で、刷毛のお手入れについてですが、色々な方法があることを、掲示板の書き込みで教えて頂きました。有難うございます。ぜひ掲示板も覗いて見て下さい。 またさらに色々な方法があれば、ぜひ教えて下さい。大切な情報なので後日まとめておこうかなあ、と考えています。 のほほん |
刷毛を使った後、ちゃんと洗って、干すのが重要です。ちょっとイイカゲンにすると、スグ毛先がくっついて使えなくなってしまいます。毛先が粗くなると塗りにくくなり、最後はデッキ等、野外の荒塗り用になってお払い箱。という運命です。 抜け毛にもいつも悩まされます(身につまされますね・・笑)。 画像を見てもらったら分りますね。私が行っている、刷毛の再生&お手入れです。 丁寧に使っていても、毛先がくっついてしまいます。そんな時は、やさしく櫛でブラシッグです。毛先がとけて櫛通りが良くなります。色々な方向からやさしく梳いてやります。抜け毛も相当出てきますので、なくなるまで梳いてやります。 画像のように激しく痛んだ刷毛で試してみました。(これはとんでもないですね。写真を撮るために、捨ててあった古い刷毛を探してきました。根元まで固まってると、もう再生出来ません。でも多くは毛先がくっついているのです。)丁寧に櫛で梳いてやると、毛先がほどけて、良い手触りになります。 しかしこれではまだ毛が広がって使いにくいので、毛をまとめて、毛の根元に接着剤を含ませて、まとめてやります。但しあまり沢山つけると、毛足が短くなって使いにくくなってしまいます。 毛の根元に瞬間接着剤をつけると、抜け毛が少なくなる、という事を木の工房花みずきさんから教えて頂きました。他にも刷毛の工夫やプロの技満載ですよ。ご覧になって下さい。 人間の髪の毛のお手入れと同じです。時々櫛で梳いてやると刷毛が喜びます??(笑)使い初めにも櫛で梳いてやると無駄毛を取る事が出来ます。無駄毛を除く場合はやや強く、毛先をほどく場合はゆっくり優しく梳いてやります。但し髪の毛と同じで、ブラッシングし過ぎもまた髪を(毛を)痛めると思います。丁寧に梳いてあげましょう。 少しでも長い間フサフサの髪を、いや毛を保てるようにしっかりお手入れしましょう(^0^) のほほん |
これはちょっとひどいですね。櫛で丁寧に何回も梳いてやります。 毛先はとけて広がりました。さらに毛をまとめる為に瞬間接着剤を根元につけます。(つけ過ぎないように) 再生出来上がり\(^O^)/。新品は気持ち良い櫛通りです。使い始めの無駄毛取りにも有効です。 |
作業台のサイド部分に額をセットする。 トリマーをフェンスに沿わせて額の角の部分にカンザシの溝を掘る。 丸ノコでも同じ方法で簡単に出来ます。ただし額位置設定補助板がノコ刃に当たらない様に位置を少し下げて下さい。 |
9月7日 額カンザシ溝掘り 額をいくつか作らなければならなくなりました。皆さん額のカンザシの溝はどのようにして掘り込んでいますか? 額は、そう大きくないので、簡単輪ゴム固定で枠を作り、四隅は一応留めで作りますが、イモハギ(平接ぎ)のままでは強度がちょっと心配なので、カンザシを入れようと思います。 カンザシは正式には「挽込み留め接ぎ」と言うのだそうです。(我楽多工房さんのHPで知りました。多くの仕口が紹介されていますよ。)額作りで最もよく使われる仕口ではないでしょうか。接着強度だけではなく、デザインのアクセントとしても良いですよね。 カンザシの溝堀りは、手ノコ(難しい)、あるいはテーブルソー(持っていない)を用いる方法が一般的だと思います。 最近もkazu@あきたさんがテーブルソーを使った治具で作る方法を紹介していますので、ご覧になって下さい。また他にも色々な治具が考案されていると思います。 しかし私の方法は、トリマーや丸ノコを手持ちでする方法です。これなら技術がなくとも、また大型工具を持たなくても出来ます。 方法は画像を見てもらえば分かるのではないかと思います。治具と言える様なものではありません。トリマーを使った場合で説明しますが、丸ノコでも方法は同じで、簡単に出来ますよ。 作業台のサイド側に、天板に45度の角度で額縁を固定します。このとき作業台の天板と額の角(隅)部分の高さを合わせます。また左右に額位置設定補助用の板をクランプしておくと、後は簡単に同じ位置で額を固定できます。 こうしてストレートビットを付けたトリマーを、作業台にセットしたフェンスに沿わせて、カンザシを削ります。 トリマーでカンザシを削る場合は、安全の為、一度に深く削らない様にして下さい。何度にも分けて、そして深さを一定に削る為には、トリマー切り込み深さ決め治具を使うと便利です。 丸ノコの場合も同じですが、額位置設定補助板を下げて、ノコ刃が当たらない位置にクランプして下さい。 簡単な方法ですが、綺麗にカンザシ用の溝を掘る事が出来ますよ。大型工具を持たない皆さん、試して下さ〜い。 (右写真)左はトリマーで、右は丸ノコで2枚、ウオルナットのカンザシを入れました。 どちらも簡単です。 のほほん |
9月3日 禁断のスチールメジャー** ア〜ア!ついにやっちゃいました。(^.^; クリップストッパにしても、スチールメジャーに金属を貼り付ける改造にしても、何度も印付けする時、メジャーを巻き取る事が出来ません。 スチールメジャーは巻き取る事が出来るからこそ便利なのです!伸びきったままのスチールメジャーはなんとも扱いにく〜い。(^.^; 画像で分るようにスチールメジャーに切り込みを入れてしまいます。(イタタッ!メジャーさんごめんなさい) 普通のハサミでも簡単に切れてしまいます。しかしやはり金鋏の方がいいでしょうね。印付け用なので、ほんの少しだけ切れ目を入れるだけですよ。 100均でスチールメジャーが買えるからこそ出来る事でしょうね。 少々の切り込みならスチールメジャーの出し入れに問題はありません。これで手軽に何度も同じ長さの印付けが出来ます。使う度に切れ目が増えますが、それはそれで良いでしょう。 だだし、巻き取る時に指を怪我をしないようにして下さ〜い。 のほほん |
禁断のスチールメジャー**・・・ ハサミで簡単に切れちゃいます。 |
スチールメジャー改造といってもやっぱり超簡単! 金具の先でスチールメジャーをつぶして印を付ける。 |
9月1日 測定補助治具3(スチールメジャー改造) しつこく測定治具です。 一つ考え出すと、止まらなくなるいつもの癖です(笑)。 スチールメジャーにわざわざクリップストッパーを付けなくとも、そのまま印付けが出来るように改造しました。 と言っても、ご覧のようにL型の金具を切り、瞬間接着剤でスチールメジャーに貼り付けだだけの簡単改造です。瞬間接着剤だけでも案外しっかり固定できました。 スチールメジャーは長さをしっかり固定できるタイプのものを使って下さい。最近は100均でも色々なスチールメジャーがありますから、改造も気楽に出来ますね。 画像の様に、貼り付けた金属の先でスチールメジャーを押さえ込んで印を付けます。これで同じ長さの印付けが手軽に出来ま〜す。この方がクリップ式ストッパよりずっと簡単ですよ。 スチールメジャー、次は最終トンデモ改造?です。 のほほん |