イイカゲン木工日記2004年2月

寒い!寒い!根性無しでカンナの研ぎの練習は春までサボタージュです(^.^;
でもイイカゲン木工はガンガン行きすよ\(^O^)/



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2月 27日
激安自動カンナの鼻落ち防止対策8


   KONDO WOOD CRAFT(KWC)さんとリンクをさせてもらいました。注文家具工房KWCさんは無垢材を用い、長く使う事が出来る、使い心地を重視した家具作りをされています。すっきりとしたデザインながら、温かみ、品格が感じられる家具ばかりです。また、バンドソーブレードの再研磨装置を自作し、そのテストまでされていて、これが面白い!ムムッ、自作ラウンダー(丸棒削り)もアップ。これは作ってみたいです。また工房の機械、道具の紹介とその使い勝っても説明されていますよ。皆さん訪問してくださ〜い。

定盤と刃が平行でない(A≠A')。2つのゴムローラーが同じ高さになっていない。この調整をしました。

定盤の高さを調整する為に、定盤のステンレス板の下に紙をひいた。やっぱりイイカゲンな方法です。

ワッシャーを挟んでゴムローラーの高さを微調整

ワッシャーがそのままでは入らないので、少し切り取って挟みました。
   ご存知のように、KWCさんから自動カンナに関してのアイデアを掲示板に書き込んでいただきました。ゴムローラーのバネを手に入れて、KWCさんのアイデアを試してみるつもりです。
   バネはまた土日に探しに行こうと思っています。それまで、もう一つの調整をしてみました。

   私の自動カンナを良く調べてみると、定盤とゴムローラーの間の幅(高さ)が、イン側とアウト側で少し違うのです(アウト側の片側だけが高さが低い)。
   また定盤と刃の間の幅(高さ)もその位置により微妙に違うようです。定盤とゴムローラーや刃が出来るだけ平行になるように、調整してみました。

   まず刃と定盤が平行になるように、定盤の下に紙を挟んでみました。(カッターヘッドの高さ調整ネジがあるのですが、どんなにしても動かないのです('_'?)
   次にゴムローラーが刃や定盤と平行になるように調整しました。ゴムローラーの固定部分に適当な厚さのワッシャーをはさみ込んで、ゴムローラーの高さ調整をしました。簡単・イイカゲンな方法ですが、これで定盤とゴムローラー、刃がほぼ平行になりました。

   さて試してみると、やっぱり鼻落ちは出来ます。ただ、平行調整をして、材の左右で、鼻落ちの深さがそろいました。なくなっていないのだから、改善とは言えないかな(^.^;

   チャリダーさんがデルタ560JPの分解調整をされて、HPにその様子をアップされています。皆さんこちらも覗いて下さい。

   さて、もう後少しです・・・でもまたチョット寄り道を。

のほほん
2月 24日
コロコロおもちゃ


   昔からあるおもちゃですよね。何と言うのでしょう?カタカタと可愛らしく音を立てながら動くので、子どもが・・・でもそれ以上に、何故か妻が大喜び??です(笑)

   ジグザグの転がり台を作ってもいいのですが、転がり台で遊ぶのはほんのちょっとで、後は色々な所で転がして、競争させたりして遊ぶので、台は作りませんでした。やっぱり子どものおもちゃなのです。

  ドリルビットで穴をあけて(玉より1mm程、径が大きいビットを使う)後は糸鋸で切り出し、両側のフタは瞬間接着剤でくっ付けて、周囲を切り落とし、後は磨くだけ。なるべく木を薄くして軽く作った方が、緩い傾斜でも転がってくれます。

   要領が分かれば、磨きを除けば1個30分の簡単木工です。中に入れるのは鉛玉です。ビー玉だと軽くてよく転がりません。釣具屋で色々な大きさが売っています。使う時はバリを取ります。ただ、鉛は毒性もあるので、あまり小さな子どものおもちゃとしては良くないですね。ご注意を!

のほほん



三角形、四角形も面白い。エンジュ、ウオルナット、カリン、桜、スジダイ、パインなど。

緩い角度のクサビを作って軽く叩き込む。
最も簡単に出来る対策ですね\(^O^)/
削り高に応じて何種類か作っておくといいですね。
2月 20日
激安自動カンナの鼻落ち防止対策7


   花みずきさんからアドバイスして頂いた方法を試してみました。

   花みずきさんはマキタの自動カンナ(2012NB)を利用されていますが、やはり鼻落ちが出来るそうです。こういったボータブルタイプの小型の自動カンナでは仕方ないのでしょうか・・・
   花みずきさんはカッターヘッド部分を固定するのに、クサビを用いており、効果があると、掲示板に書き込みして頂きました。

   確かに、色々試行錯誤していて感じるのですが、カッターヘッド部分を上向きにクランプして固定した方が、下向きに押さえて固定するより鼻落ちがわずかですが小さいのではないか、とも感じるのです。これは、自動カンナに材を送り込むと、ガタがある場合当然上向きにずれるので、最初から上向きに固定した方が良いのかもしれません。

   早速試してみました。緩い角度のクサビを作って自動カンナの四隅に軽く叩き込みました。H***L製の自動カンナも、四隅に丁度厚さ2〜3cmのクサビを挟めるすき間があって、簡単に挟み込めます。

   さて効果ですが・・・クランプで上向きに固定する場合(対策1)と同等だと思います。しかし、クサビを打ち込むだけで良いので、クランプを手で締めるより、ずっと楽ですね。
   ただ、やはり上向きの固定は、材の厚さを削って行く調整がチョット面倒です。下向きに押さえ込む場合は、削る向きと同じなので調整が楽です。ウ〜ム・・何をしても一長一短です。しかし、一番簡単に出来る対策で、一定の効果がある、というのが良いですね。(^.^;

   また、マキタの2012NBの場合、下のステンレスプレートの下に屑が次第にたまり、その厚みが影響することがあります、という書き込みもして頂きました。時々分解掃除、注油などメンテナンスする事も大切ですね。花みずきさん 役に立つ簡単アイデア、情報ありがとうございます。今後とも色々な知恵をよろしくお願いしま〜す。

   皆さん、花みずきさんのHPをご覧になってください。その素敵な作品、そして丁寧な作り、こだわりに、うなってしまいますよ。また木工の色々な技術や工夫、工具の情報、特に刃の研ぎに関しては必見の内容等々、情報満載です。訪問して下さ〜い\(^O^)/

のほほん
2月 18日
激安自動カンナの鼻落ち防止対策6


   木の家具のクラフトM(丸山)さんにリンクさせてもらいました。なんと先月プロとして工房を立ち上げ、同時にHPを開局したばかりなのです!!趣味が高じてついには脱サラ、プロへと出発・・・今は不安と期待が一杯だと思います。工具もご覧になったら分けるように、私達趣味の木工とほぼ同様で、大型工具はありません。作品はシンプルで、温かみのある作品で、また手づくりギターもされていて、繊細さも持ち合わせています。これからステキな作品が次々生まれてくると思います。みなさん訪問してくださ〜い。

   さて悪戦苦闘の鼻落ち対策です(^.^;
   幅の広い材、硬い材で試してみると・・・ウ〜ム、やはりカッターヘッドをどんなにしっかり固定しても、鼻落ちは出来ます。もちろん全く何もしない時と比べると、少ないのですが・・・(^.^;
   と言う事は、カッターヘッド全体の固定だけでなく、それぞれの部品部分でのガタ対策や調整が必要なのだと思います。そこでやはり分解して検討しなければなりません。

   私はメカは得意ではありません。
こんな時Mokkinさんが同じ機種だったらなあ(^.^; ・・・・とぼやいても仕方ないですね。
   でも、ついに自動カンナを分解しちゃいました。やってみると・・・案外作りは簡単なのですね。組み立ても簡単でした。ホッ

   鼻落ち対策に取り組んで来て、幾つか効果がありそうな改良点を思いつきました。
   まずゴムローラーですが、イン・アウトのゴムローラーがしっかり、強く材を押さえ込めば、鼻落ちが出来にくいのではないか、と思います。そこで、ゴムローラーを上から押さえ込んでいるバネの強化をしてみました。カッターヘッド部分を分解し、バネの入っている部分にワッシャーを挿し込んで、バネを少し強化しました。

   次に、刃の出具合を小さくしました。刃の位置を少し引っ込め、刃があまり一度に深く食い込まない様にすることで、鼻落ちを減らせるのではないかと考えました。

   結果は・・・・効果はあったと思うのですが、そうはっきりと分かる訳ではありません。やはり両側とも鼻落ちは少しできます。ウウウまだですね(^.^;

   さて後もう2つ、試したみたい事があります。シツコク続きます。

のほほん

ゴムローラーの上にバネが入っています。

バネにワッシャー3枚挟み込んで、かさ上げして強化しました。


ゴムローラーは随分傷が付いていました。これもキレイにしたいなあ。


刃交換治具の刃高決め部分に薄いコルクを貼り付けて、刃の出を小さくしました。

裸にしてしまいました。外側の鉄板を外しても強度はあまり関係ないようです。元々ガタがあるからかな?

支柱を挟み込んで、横から固定。支柱に木を取り付けて、カッターヘッドを挟み込むようにクランプしました。これはデルタの鼻落ち防止ロックが、横から押さえて固定をする方式だと、チャリダーさんから教えて頂いて、試してみました。
これも簡単で両側の鼻落ちはかなり少なくなります。
でもまだ・・・
2月 15日
激安自動カンナの鼻落ち防止対策5


安全に最大限の注意を払い、改造はご自分の責任で行って下さい!

   現在悪戦苦闘中!!今週は寝てても自動カンナの夢を見ます(^^;)

   もう一度最初に戻って、取り組んでいます。自動カンナ緊縛状態です(笑)

   ともかく色々な所を、色々な方向に押さえ込んで、鼻落ちがどうなるか確かめてみました。クランプし易いように、自動カンナを覆っている外側の鉄板をはずし(簡単にはずれます)、支柱とカッターヘッド部分をむき出しにして、これに押さえ込む為の治具を色々作って取り付けました。

   アウトローラー側をしっかり固定すると、削り終わり部分の鼻落ちは、ほぼなくなります。インローラー側を押さえ込むと削り始めの部分の鼻落ちが、ほぼなくなります。でも、あっちがなくなれば、こっちが残り。こっちがなくなれば あっちが出来。とほとんどいたちごっこ、かつ行き当たりばったりですウウウ(^.^; 。

   色々試してみて、やはりカッターヘッド全体ををしっかり押さえた場合に、一番全体の鼻落ちが少なくなります。しかし、どんなに色々試しても、両方とも同時に、鼻落ちをなくす事は出来ません。単にカッターヘッド部分のガタだけが、鼻落ちの原因ではないようです。

   私は幅9〜14cm、長さ50cmほどの2バイ材で試しています。しかし、もっと幅広材、また硬い広葉樹になると、鼻落ちはもっと出るでしょうね。これも試してみなければなりません。

   更なる対策となると・・・私はメカは苦手なのですが・・・カッターヘッド部分を分解して取り組まねばなりません。
   しかしここまで来たら、もう全部分解して、出来る事を全部やっちゃいます。

のほほん

イン側の支柱に鉄パイプを通して、上からクランプしてみました。削り始め部分の鼻落ちはほとんどなくなりましたが、削り終わり部分は少しできます。
でもまだ・・・・

全体としてはこのあたり(イン側のローラー部分の上)をクランプすると効果大です。でも、材の両側ともほんの少し鼻落ちは出来ます。
でもまだ・・・

イン側の支柱を横に挟んで固定し、アウト側のローラーの上を押さえ込みました。これはなかなかいい結果です。
でもまだ・・・

イン側、アウト側のローラーの上を押さえ込みました。アウト側はクランプを手づくりしました。
今までの中ではこれが一番いいかな・・・フ〜よくやるよ
2月 11日
ビー玉パチンコおもちゃ


   自動カンナ鼻落ち対策ばっかりなので、チョット一休みで、簡単・イイカゲンおもちゃです(^.^;

   木工おもちゃは子どもの為と言うより、木工人がこだわりを持って作った、芸術的な作品が一杯あって、素晴しい!凄い!ですよねえ。大人のおもちゃ(アラ、この表現はチョットまずいかな・・・笑)だと思います。
   でも私の木工おもちゃは、やっぱり簡単・イイカゲンばっかりです。子どもの為のおもちゃなのです(^.^;

   3年ぐらい前にも、同様のビー玉パチンコを子どもに作りました。一番下の男の子(今は小1)の為に作ったつもりなのですが、長男(今は高2)が面白がって、あちこち釘を打ちまくって、ついに壊してしまいました。でも、もう長男が横取りしないでしょう(かな?)。

   もうパチンコは20年以上やっていませんねえ。でも若い頃は寝ても頭の中で、チューリップが閉じたり開いたりしていた時期もありました(笑)。
   さて、釘をどこに打とうかなあ・・・・と考えると、やっぱり昔のパチンコ台が頭に浮かぶのです(^.^; 。
   フム・・玉が入るとチューリップが開く様にしたら、もっと面白いろいかも。でも穴の上に2個ずつ打っただけです。後は子どもが勝手にあちこち打つでしょう。

   ビー玉が転がって、釘にコンコンと当たる音がとっても可愛いのです。やっぱり子どもは大喜びです(^o^)。 皆さんは作った事ないですか?

   さて次は、また自動カンナ鼻落ち対策です。

のほほん

ビー玉の色がカラフルですねえ。

子どもは大喜び!

打ち出し部分。

定盤部分を作りかえました。
 
蝶ナットで簡単に着脱できる様にしています。右は定盤の裏側です。

2月 8日
激安自動カンナの鼻落ち防止対策4


   安全には最大限の注意を払い、また改造はご自分の責任で行って下さい!!

   ご覧になって分かるように、定盤部分を作り変えました。全部一枚の板にしたのです。

   但し、この方法は私の考案ではありません。チャリダーさんから紹介していただいた洋書「Ingenious JIGS & Shop Accessories」にあったのです。
   私が手づくり治具に異常な?(笑)興味を持っているので、この本に色々な治具がありますよ、と紹介して頂いたのです。英語は不得手なのですが、写真を眺めるだけでも面白そう、と思って購入して眺めていると、この方法があったのです。
   この本はルーター治具や、ワークベンチ治具など興味深い治具が色々載っています。購入して眺めるだけで面白いですよ。チャリダーさんありがとうございま〜す。
   また、現在チャリダーさんは、デルタの自動カンナのレストア中で、、私にも色々情報を送って頂いております。是非HPでアップして下さ〜い。さすが、道具フェチと自認されるだけあって、私のイイカゲン対策と違い、完全分解し、改良考案中のようですよ。期待大です!
   皆さんチャリダーさんのHPを訪問して下さ〜い。

   さて鼻落ち対策です。
   定盤部分が全部つながっていることで、材がスムーズに、段差なく進むので鼻落ちが出来にくいのではないかと思います。私はメラミン樹合板(幅300mm長さ1200mm厚さ18mm値段は1300円程でした)を使いました。本当はもっと長い1800mmぐらいあった方がいいのでしょうが、狭い工房ではこれで我慢です。これを蝶ナットで簡単に着脱できるようにしました。また、定盤が材の重さでゆがまないように、これもネジで支え、簡単に調節できるようにしました。(写真で分かりますね)

   さて、実験結果は(ジャッキによるカッターへッドの固定もしてです)・・・・材の削り終わり部分の鼻落ちは、全くなくなりました!光をかざして見ても全く分かりません。ヤッタア!!
   でも、やはり削り始め部分の鼻落ちは昨日と同じです。(全く何もしない最初の状態と比べれば、ずっと改善していますよ。)フムム・・・

   まあしかし、ここまで鼻落ちが少なくなれば、一応ヨシとしたいのですが・・・
   しかし、削り始め部分の鼻落ちをもっと改善したいので・・・まだ次に続きま〜す。期待しないで待ってね(^.^;

のほほん
2月 7日
激安自動カンナの鼻落ち防止対策3


   安全には最大限の注意を払い、また改造はご自分の責任で行って下さい!!

   市販のクランプを改造してカッターヘッドを押さえ込んだのですが・・・4本のクランプで、やっていたことを小さなクランプ1つでは押さえ込む力が弱く、またクランプも不安定で、回すのもチョットしにくかったのです。そこで・・・

   出ました!!超強力自動車用ジャッキ(ハハ・・やりすぎかな(^.^; 。これはマークUに積んでいたジャッキですので、軽乗用車用の方がもっと小さくて良いだろうなあ・・・軽乗用車用はもっと小さいんでしょ??)!!力を入れすぎてぶっ壊さないように!
   カンタ〜ンで〜す\(^O^)/

   カッターヘッドと上部との間にピッタリ入ってしまいます。(チョット斜めに向けた方がクランプを回し易い。またジャッキがぶつかるカンナの天井部分に板を貼り付けています。)もちろんかなりの大きさなので、削り高さが犠牲になり、9cmの高さ(板厚)までしか削れませんが、普通はこれで十分ではないでしょうか。あまりにも強力に力を加えられるので、回す部分は短いネジを差し込んで回します。これで丁度いいぐらいです。これならがっちりカッターヘッドを押さえ込めます。これでさらに鼻落ちが少なくなったのですが・・・。

   しかし、まだ削り始めの部分の鼻落ちは少しありますねえ・・・

   ウ〜ム何とかしなければ・・・次に続きます。

のほほん

自動車用ジャッキ!!超イイカゲン・簡単!でもあまり力を加えると、ブッ壊れますのでご注意を(^.^;

カッターヘッドを下向きに押さえ込みました。
アラ?カンナのフードにゆがんだ穴が・・・・ハハ集塵フード取り付け失敗の跡です(笑)

クランプを逆向きに改造しました。

模式図

2月 6日
激安自動カンナの鼻落ち防止対策2


   安全には最大限の注意を払い、また改造はご自分の責任で行って下さい!!

   カッターヘッドを下向きに押さえ込めるようにしてみました。カッターヘッドの上面部分に板を渡して、これを1本のクランプで押し下げる事が出来るようにしました。ご〜く簡単な改造です。

   押し下げる為のクランプはネジで作ってもいいのですが、回して幅を調整するのが面倒なので、市販のクランプを開く側に改造しました。これなら幅の調整が楽に出来ます。改造はご覧になったら分かりますね。

   試してみると、鼻落ちの結果は前回とほぼ同じですが、削り終わり部分はほんの少し、削り始め部分はややあります。これはクランプで押さえ込む位置がアウト側のローラーの真上で、かつクランプがやや小さめなので、押さえ込む力が少し弱い為かもしれません。

   しかし上向きでも、下向きでもカッターヘッドをしっかり押さえ込めれば、ガタつきがなくなり、鼻落ちが激減します。でもチョットクランプが小さかったかなあ・・・
   一方、操作性は圧倒的にこちらが良いですね。クランプが1つでいい、ということもあります。しかしそれ以上に、自動カンナで材を削る時は、少しづつ幅を狭めながら(カッターヘッドを下げながら)使いますよね。そのため削り深さ調整の回転レバーを少し回して下げ、次にカッターヘッドを固定する為のクランプを回す、そして削る事が出来ます。上向きに固定すると調整が難しいのです。(説明が分かりにくくてスミマセンが、でもやってみれば、すぐ分かります)

   次に続く(^.^;

のほほん
2月 4日
押入れ扉完成


   かとんてっく(蚊遁鉄句)さんのHPにリンクさせてもらいました。私以上に治具作り大好き(台直し鉋刃救出治具?!)また木工治具だけにとどまらず、色々な工夫が大好きなのですね。他にもコンピューターソフト、天体写真等々、さらには猫おちょぐり実験?(笑)まで、それになんとほぼ毎日日記の更新ですよ!!とっても愉快な、かとんぼさんです。皆さん訪問してくださ〜い。

   先週土曜日に、押入れ扉を取り付けに行きました。やっと完成です。一体頼まれてから何ヶ月かかったでしょう?なんと半年以上ではないかしらん?    フ〜

   以前、同じ様に取り付けた時、なかなか合わないで往生した事がありました。押入れは結構ゆがんでいるのですよね。
   ちゃんと入るかどうか心配だったので、電動工具一式(丸ノコまで)もっていきました。しかし、全く何も使わないで、ピッタリ、きっちり入りました。手鉋で調整するぐらいは当然、と思っていたのに、押し込んで木ネジで留めるだけで終わってしまいました。イイカゲン木工では過去ない事ですね。ヤッタア\(^O^)/ホッ
   喜んで頂いて、作った甲斐があります。

   現在自動カンナ鼻落ち対策、試行錯誤中です。あっちをなくせば、こっちが出来、となかなかうまく行きませんが・・・・もうすぐアップしたいと思っています。もうチョット待っててね。

のほほん

やっと、押入れ扉完成!

自動カンナの鼻落ち防止対策
 
左がビフォー。右がアフターです。分かるかな?
2月 1日
激安自動カンナの鼻落ち防止対策1


       私の自動カンナは激安H***L製(アラ画像にしっかり写ってる・・笑)です。でもしっかりDELTAのマークがあちこちに入っています(^.^; 。3年ぐらい前に購入したでしょうか。しかし、自動カンナ掲示板倉庫にもあるように欲しい自動カンナが沢山あり、よだれを垂らしております。でも簡単に買い換える訳にもいきません。この自動カンナの最大の欠点は、鼻落ち(材のはじめと終わりの部分が深く削れて、段差が出来てしまう)です。機械のガタが多いのでしょうね。

   鼻落ちをなくす方法の一つは、材を入れる始めと終わりに、同じ幅の捨て板を挟む方法です。しかし、手はずを十分整えて行わないとあわててしまい、チョット面倒です。もっと簡単に鼻落ちをなくす(軽減する)方法はないかなあ〜、と考えています。
   そこで鼻落ち防止の方法を幾つか試して、また治具を作ってみます。まずはその第1弾!!一番簡単な方法です。

   鼻落ち防止装置が付いた自動カンナが売られていますが、ロック装置でカッターヘッド(刃が回転する装置部分)をしっかりり固定する構造になっているようです。(直接見たことないのでよく分かりませんが・・・)カッターヘッド部分のガタが、鼻落ちに最も関係しているのではないか、と思います。
   そこで、画像で分かるように、4本のクランプで、カッターヘッド部分を固定してみました。(固定する時、下のローラーの部分やモーター部分、プラスチック部分など良く見て、危険がないように注意して下さい。)このH***L製はちょうどカッターヘッド部分の四隅をクランプで挟む事が出来ます。クランプで締めてやると、削り深さ調整の回転レバーもロックされ、回す事が出来なくなり、カッターヘッド部分がしっかりロックされている事が分かります。

   効果ははっきりです。画像で分かるでしょうか。矢印の部分に段差があるのですが、右側のクランプでロックした方は段差が非常に少なくなっています。パッと見た目にはほとんど分からない程になりました。ノギスで鼻落ち部分の落差(段差)を計測してみると、ビフォーは0.06mm〜0.13mm、アフターは0.01〜0.03mmとなりその差は歴然です。4つのクランプを締めたり、緩めたりの作業はチョット面倒ですが試して見る価値は十分ありますよ。

   今回はカッターヘッド部分をクランプを使って、上向きに固定しましたが、次は下向きの固定を試してみたいと思います。4つものクランプでは面倒なので、1つのクランプで固定出来る治具を製作中です。また、他の方法でも鼻落ち防止を試してみようと思っています。安物自動カンナ鼻落ち撃退(軽減)対策考案中で〜す・・・上手くいくかなあ(^0^)期待しないでまた見て下さ〜い。

のほほん
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