木工日誌 2019年
もう師走!ヘンテコラッパ遊びはまだまだ続く
2020年の日記へ


   上の画像をクリックしてyoutube動画を見て下さい。youtube動画に入れた説明は、機械翻訳の英語で分かりにくいと思いますので、日本語で説明したニコニコ動画の方が見易い(←クリック)かもしれません。映像は同じです。
   曲がった枝の穴あけは逆ドリル法がとっても有効です。糸鋸盤で曲線切断しましたが、刃に強い力がかからない様にゆっくり慎重に行います。また直径50mm以上の枝は手持ちの糸鋸で切断します。

曲線で切った方が目立たず、接着強度も大きくなります。

12/24追加画像
木工用ビットは先端から根本まで同じ径だが、角ノミ用は先端刃部分だけ太く軸は細い。このため掘り込んでから向きを修正し易い。

12月21日
自然枝 中通し穴あけ
(12 24 ビットについて追記 ↓)


   今年もあと僅か・・でもヘンテコラッパしか作っていませんね(汗)家の外壁塗り直しなど点数稼ぎDIYもしなければなりませんが・・・^^:

   さて、先日作った同心型バックロードホーンスピーカーですが、音の指向性が強いので真正面から聴きたいのですが、床に置くと低すぎるのです。そこで高さ55cmのスピーカー台と、ついでにアンプ台も作りました。そして前から試してみようと思っていた自然枝、それに直材の2通りの中通し穴あけを試してみました。

   まず最初に、アンプ台作りです。支柱として使う曲がった自然枝に、電源コードとスピーカーケーブルを通す為、径12mmの中通し穴をあけました。youtube動画を見て下さい。

   バンドソーで縦割り、あるいは鋸で横ぶつ切りにし、穴を作るなどの方法もありますが、切断が真っすぐだと目立つのです。それに比べ糸鋸(アサリ無し厚さ0.4mmブレード)で曲線切した方が目立ちにくく、また断面積も大きくなり接着強度も上がると思います。

   もう一つ、スピーカーの台を作ります。これは直材に真っすぐな中通し穴を出来るだけブレずにあける方法を試しました。今年中にアップする予定ですのでまた覗いて下さ〜い(^^)/

   12 24追記左追加画像参考
使っているドリルビットについてご質問があったので追記します。穴あけに用いた径12mmのビットは角ノミの中で使われているビットです。

   ドリルビットは色々な形状がありますが、これが一番途中で向きを修正し易いビットだったのです。
   多くの木工用ロングビットは掘りこんだ穴にぴったりはまってしまい、微調整しにくいのです。(側面積大きい)この角のみに使われているドリルビットは削り屑を排出し易い様になっている為、先端の切刃部分だけが太くそこから下は細いので、向きの修正がし易いのです。(側面積も小さい)
   しかし普通の木工ドリルビットでも掘り込みがごく浅い所でなら、少々強引にですが向きを変える事が出来ます。大事なのは削り込みの最初に、枝とビットの向きを十分確認しながら掘りこんで行くことです。そして掘り込む深さを欲張り過ぎず、「向きがずれたかな」と感じ修正できない深さなら、そこでビットを抜き、糸鋸で切断します。継ぎが細かくなりますが、無理をしない方が良いでしょう。

のほほん

12月9日
同心型バックロードホーンスピーカー


   毎度のヘンテコラッパですが・・・こんなスピーカー今まであったのかな?これはちょっと真面目(?)に・・イイカゲンを出来るだけ封じて製作したので、完成に時間を要してしまいました

   バックロードホーンはスピーカーの後ろ側にある長いロードと大きなホーンで低音を増幅するスピーカーです。
   しかし巨大バックロードホーン妖怪を作って感じたのですが、バックロードホーンはどうしても図体が大きくなるため、振動が箱にも伝わり音像が広がってしまっている、と感じたのです。そこでバックロードホーンとスピーカーを同心にしてみました。こうすれば低音から中・高音まで同じ所から聴こえるのではないか、と考えたのです。

   やはりこれはステレオで聴きたいのでスピーカーを2つ作りました。全く同じものを作るのは案外大変ですね。1つだけなら、歪んでも比べるものなどありませんから適当てもかまいません。しかしステレオスピーカーは並べて使うのですから、違いが分かってしまいます。いつもより神経を使いながら正確にを心がけて、また、今まで作った事がないモノなので、途中で考え込む事も多く、製作には予想以上に時間がかかってしまいました。

   しかし何とか完成!そしてホーンの正面から聴くと・・・お〜〜〜!歌声、楽器などの位置がグッと締まりピッタリ定位して聴こえます!!今まで聴こえなかった音、楽器が分離し、音の広がりが良く分かります!!これはもうヘンテコラッパじゃないんじゃない?ヤッタネ!

   スピーカーはホーンの形状で音量、音質、響き、定位などが大きく変わるのを改めて実感!スピーカー作り面白いなぁ!
   でも真面目なスピーカーの次はやっぱりお笑いヘンテコラッパを作ろっと!

のほほん


上の画像をクリックして動画を見て下さい。曲は黄月るなさんが歌った流星コースターという曲で、ステレオ効果、そして音源の位置も良く分かる佳曲です。

ホーン直径45cm、奥行き60cm、そして用いたスピーカーは径61mmのフルレンジユニットです。口径は小さいですが、バックロードホーンが効いているのでしょう、予想以上に豊かな低音です。これを聴いた息子は「アンプのBASS調整を少し絞った位が丁度いい音だ。」と言いました

上の画像をクリックしてyoutube動画を見て下さい。
但しyoutube動画は英語(それも機械翻訳なのでヘンテコ英語です)で説明を記しているので、下の画像をクリックして日本語で説明しているニコニコ動画を見て頂いた方が分かりやすいかもしれません。(映像は同じです)

上の画像をクリックしてニコニコ動画を見て下さい。

11月16日
糸鋸振動対策小技と糸鋸切断の留意点


   糸鋸についてのご質問をよく受けるのです。思い通りに切れない、というだけでなく板が暴れてしまうという方が結構多いのです。中には板抑えで手指に力が入りすぎ指がつってしまった!という人までいました。また材の振動は墨線やブレードがブレて見え、眼を大変疲れさせ作業が辛くなってしまいます。

   確かに糸鋸盤はブレードが激しく振動しているので、材が引っかけられて暴れてしまう事があります。そして暴れを抑えようとつい力が入ってしまい、余計な力が加わり墨線が追い難くなり、そしてブレードの垂直も保て無くなってしまいます。そしてそれがまたブレードの暴れに繋がって悪循環となってしまいます

   出来るだけ無駄な力を加えず切り進める事が大切なのです。その基本はゆっくり切る事だと思います。いつも言っている様に糸鋸の刃はあまりにも細く小さく軟らかく、切断力も弱いので無理は厳禁です。硬い材、硬い木目部分では思い切って刃の進行を遅くする必要があります。私は硬い木目部分に刃がぶつかる前と後は「引きながら(止めながら)進める。切れてから進める。」という事を常に意識しながら作業しています。特に墨線を外し易いのは、硬い部分から軟らかい部分に入った時で、刃が急に進んでしまい、墨線から外れてしまうのです。
   もし皆さんが私の糸鋸作業を見たら、刃が進むスピードがあまりにも遅いので驚かれるのではないかと思います。ゆっくり進める決意(ww我慢です)がとっても重要だと思っています

   さて、前置きが長すぎましたが(汗)実はここからが簡単振動対策小技です。これは画像をクリックして動画を見て下さい。
   振動を抑え吸収する錘(おもり)をブレードの近くに置きます。と言っても靴下に重めの材あるいは金属塊を入れただけの超簡単錘です。これだけで振動が少し減少します。また激しく振動する時は材がテーブルから浮き上がっている・・・板が反っている所である事が多いのです。この場合も力ずくで抑え込むのではなく、反対側に適当な紙などを挟んでブレード付近の板が出来るだけテーブルに密着する様にすると振動が小さくなります

   もちろんこれらの小技で振動が無くなる訳ではありません。またいつもこの小技を使っている訳ではありません。揺れが大きくなっている時に試して下さい。基本はあくまでゆっくり無理をしない事です

のほほん

10月31日
何でこんなに安いんだ!


   かなり前から妻から「門扉が腐ってる、作り直して!」と命令されていたのです。しかしそんな木工は創作意欲ゼロ(汗)なので、適当に「ああ、うん」と生返事でゴマカシていたのです。しかしそろそろ作らないと、妻の頭から××が・・・で、毎度超イイカゲンに門扉を作り直しました。

   他にも家のメンテナスで、塗り直しをしなければならないのです。そこで使い捨てできる安価な刷毛を探してみたら・・・まあ「何でこんなに安いんだ?」という刷毛セットを見つけちゃいました。ナ、なんと刷毛は6本セットあるいは10本セットで199円ですよ。プライムなので送料も0円!

   私が購入した商品は5種類で1(6本セット)、 2(10本セット)、 3(10本セット)、 4(6本セット)、 5(100本セット) と、どれも1本にすれば15〜30円程です!あぁ、またアマゾンの手先になってしまった

   どれもナイロン毛で、プラスチック柄ですから決して上質ではありませんが、普通に使う分には問題を感じません。刷毛はどれも毛足が長くたっぷり含んでペンキ塗りにいい具合です。そしてどんどん使い捨て出来るのはいいですね。さて、これでまた少し時間が稼げたかなまた役立たす木工に励むぞ〜!

のほほん


門扉を作り直しました(右 この後白く塗ります)毎度の簡単イイカゲンです^^:でも、塗りは組み立てる前に接合部も防腐剤を塗る、木口は防腐剤そしてシーラントでしっかり塞ぐなど、ちょっと丁寧にしました(^^)/
にゃんと刷毛は全部(32本)で796円、小筆(平筆)は100本で1580円。何でこんなに安いんだ!

上の画像をクリックして動画を見て下さい。
トリマーベースは厚さ5mmのアクリル板で作りました。スライド台も幅広にしトリマーを左右に60mm動かせる様になりました。

10月24日
拡大トリマースライド台で角材分決め


   トリマースライド台は板厚だけでなく、色々な材の分決め(正確な寸法揃え)に使えるのではないか・・・と考えて、角材の太さを揃えてみました。
   トリマーベースを自作し拡大、そしてトリマースライド台も幅広にしました。これでトリマーを一度に広く動かす事が出来る様になりました。毎度ですが治具は簡単に作る事が出来ます。

   バンドソーなどで角材を切り出しますが、両端で微妙に太さが違ってしまう事がよくあります(って、イイカゲンなのほほんだからか?)そこでこのトリマースライド台を使って太さを合わせてみました。動画を見てもらえば概要が分かると思います。

   他にも使い道がありそうです・・・簡単に(これが大事)上手くできたらアップします(^^)/

のほほん

10月19日
簡単トリマースライド台で板厚決め


   前回の電動ノコ窓鋸刃で挽き割りですが、その割り面は窓鋸刃や電動丸鋸で出来た目違い、段差など、相当荒れ板厚もブレがあります
   そこで板面を整え、板厚を合わせなければなりませんが、手鉋やペーパーではかなり手間がかかり、板厚を合わせるのは簡単ではありません。もちろん自動かんな盤があれば簡単に出来ます。しかし、自動カンナは高価なので、持たない方も多いと思います。私は持っていますが、板幅300mmまでの板しか入りません。そこでトリマーやルーターを使う方法です。

   少々イイカゲンでも簡単な方法がいい(というのはのほほんだからか?^^:)という事で、最も簡単に作れる治具を考えて作り、板面を削ります。トリマーを一往復させたら板をずらして、また削る事を繰り返して全面の板厚を揃えます。これも動画を見てもらえば分かりますね。

   スライド台の隙間はトリマーベースが落ちない程度に広くとっています。トリマーの往復で少しでも一度に広く削ることが出来る様にする為です。またスライド台の高さは、板より少し厚い板を両端(手前と奥)に挟んでクランプ固定するだけです。ビットの出量は板の一番薄い部分、あるいは決めたい厚さの板にトリマーを押し付けて決めます。どちらも超簡単です。

   ビットは大径のストレートビット、あるいはディッシュビットを使います。ただ板厚を揃えるだけならそう深く削る事はないので、動画の様に材を手で押さえただけで出来ますが、深く削る場合はなるべく浅く何度にも分けて、まだ板も削りでずれないように固定して削って下さい。

   このトリマースライド台は私の作業テーブルの幅に合わせて作りました。板幅450mmまで削る事ができます。作業台の長手側を使ってスライド台を作れば、相当幅広の板でも削る事ができるでしょう。自動かんな盤を持たない方はどうぞ試してみて下さい

のほほん


上の画像をクリックして動画を見て下さい。
説明も不要なほど簡単なトリマースライド台です。

スライド台のビットが入る隙間はトリマーベースが落ちない程度に広くとっています。トリマーを奥に送る時(往)は左のフェンスに押し付けながら、手前に引く時(復)は右のフェンスに押し付けながら削ります。

上の画像をクリックして動画を見て下さい。

幅200mmの板を半分に挽き割りました。鋸を動かしていた時間は8分、手ノコよりずっと楽で〜す(^^)/

10月16日
電動ノコ窓鋸刃で挽き割り


   そーです 挽き割りをする為に電動ノコギリ用のトンデモ窓鋸刃を作ったのです

   板幅180mmまでは私のバンドソー(レクソンBS−10K)で挽き割る事ができます。(でもパワーが弱く、幅100mm以上の硬木の挽き割りは怖いのでやりません)しかし、時にもっと幅広の材を挽き割りたいと思う事があるのです。そこで毎度のトンデモ技です。

   実は最初、手ノコでの挽き割りを試したのですが、これはやはり大変です。手ノコでも、もっと大きな挽き割り用の大鋸(窓鋸、両手挽き鋸)などなら案外楽に挽き割る事ができるのかもしれませんが、大鋸は高価なのです。

   手ノコでの半分以下、疲れて休む時間を考えれば1/3、1/4の時間で挽き割る事が出来ると思います。動画を見てもらえば、説明は不要だとおもいますが、自作した窓鋸刃ですが、小さめの窓(隙間)には木屑が詰まってしまいます。窓はもう少し大きく(深く)した方がよいと思いました。

   バンドソーを持たない木工人も多いと思います。どうぞ試してみて下さい。ただし改造窓鋸刃は大きいので、安全の為無理に力を入れずゆっくり切って下さい

のほほん

10月14日
電動ノコギリ窓鋸刃


   さてちょっとお叱りを受けそうな?トンデモ改造刃です   皆さん窓鋸(クリック)ってご存じですか?

   安価な電動のこぎりを持っているのですが、枝切や廃材の切断などに使っており、木工製作にはほとんど使っていなかったのです。しかし木工製作でも使えないかと試してみました。

   この電動ノコギリ(セーバーソーとかレシプロソーとも呼ばれます?)の刃は細く、短い物が付属しています。手ノコの様な幅広の刃は売っていません。また300mmと長い替え刃もありますが、値段が高いので・・・またやっちまいました。
   手ノコ用の普通の替え刃は安く、予備も何枚かあるのでこれをディスクグラインダーで削って電動ノコギリに取り付けられるようにしました。3.5mmの穴もステンレス用ビットで簡単にあけられます。かんた〜ん(^^)/

   この電動ノコギリは、ジグソーと同じで刃のストローク(往復運動の幅)が20mm程しかなく、切り屑が詰まりやすいのです、電動ノコそのものを手ノコの様に前後に挽きながら切断すると良いのですが、それでも刃の往復運動はかなり早く、切り屑が詰まりやすいのです。そこで窓鋸のような隙間を入れました。しかしまあ、超イイカゲンですね^^
   しかし、手ノコと比べ切断時間は大幅短縮(大きな材、厚い材では疲れて3倍、4倍と時間が違います)、そして切断面も綺麗!(って、実は私の手ノコの扱いが下手だからなのですが(汗)

   でもこの改造は目的ではなく手段なのです。さて、これで何をしようとしているのか?・・窓鋸は何に使うのか・・もう分かるでしょうね。また見て下さ〜〜い(^^)/

のほほん


上の画像をクリックして動画を見て下さい。窓鋸の刃を超イイカゲンに作って電動ノコに装着しました^^:

電動丸鋸の刃は何故か幅広が売ってないのです?往復ストロークが短く、すごいスピードなので手挽きでも切り屑の排出が出来そうにないので窓鋸の様に隙間(窓)を入れました。手ノコは一生懸命ですが、これならスイスイです(^^)/
 
皆で集合写真を撮るのを忘れてしまいました。こんな写真で良かったかな^^:私の工房より少し広いぐらいです。  
色々な機械、工具、ジグ、そして材が所せましと並んでいます。右は1oピッチのネジを使った自作の微動削り台です。これで正確な材を作り出しています。  
自作ルーターテーブルも微動装置を備え正確に切削が出来ます。小物用にPROXXON(ブロクソン)の小さなテーブルソーも使われています。精度の良い小物作りにおいて、木工機械は「大は小を兼ねない」と思いました。  
一番の大物はこの動く幌馬車です。残念ながら修理中で動きませんでしたが、動画(クリック)があるのでご覧になって下さい。右はフクロウの振り子置時計ですが、ガラス玉の目玉が動いてとってもかわいい。ひと工夫が面白い!!  
どれも美しく精密な作品なのです。左は名刺しれですが、カチッと心地よく開閉するのです。こんなに小さいのにどうやって作るの?と思ってしまいます。私が感動したのはこの箸です、使う時接合するのですが、木目を合わせてピッタり、そしてこんなに細いのにブレもなくしっかりなのです。ネジではありませんもっとな簡単なのです。「これ特許取らないと!」と何度も言ってしまいました。

10月10日
関東木交流旅行3(呑喜工房さん)


   さて二日目(10/2)午後は呑喜(のんき)工房のNさん訪問ですす。
   10月2日昼食を終え、再びテックさんの車で東京湾アクアラインで海を横断して(途中海ほたるに寄りました)川崎市にある呑喜工房さんに向かいます。

   呑喜(のんき)工房のNさんとは初対面ではなく、行橋の私達の工房に来て頂いたことがあるのです。Nさんのホームページは木工友人の方(Gちゃん奮闘記)が紹介しているページなので、工房や治具などの説明は十分ではありませんが、時々メールを頂き、手をかけた素敵な作品を作られているので訪問したかったのです。

   工房は2階で、私より少し大きいぐらいなので似た環境です。地元の木工教室で江戸指物の先生から学んだという事で、小物作品が多いのですがとっても美しい作品ばかりです。ただ、Nさんは全て手工具で製作するのではなく、電動工具も積極的に使い、また色々な工夫や治具を作って制作を楽しまれています。
   テーブルソーやルーターなどは1回転1mmピッチのネジを用いた微動装置(これはいい)を作り、これで正確な切断や切削をし、江戸指物同様の美しく精密な作品を作っているのです。

   ともかく小物の工夫が素晴らしく、使い心地がいいのです。「カチッ!」を蓋が閉まる、「キュッ!」と接合するこの使い心地の感覚はネットでは絶対伝わりません。精密で工夫を凝らした作りが良く分かるのです。これこそリアルです!(^^)/

   工房を見学した後、奥様も交えて飲んだのですが、ここで人気で今まで100個は作ったという「接合箸と箸入れ」を見せてもらったのですが、トシさんも私もこれにビックリ大騒ぎ、その使い心地のなんと良いこと!そして工夫は特許モノだ!と大興奮してしまいました。

   そして一番の驚き!は奥様が理解がある‥いや一緒に製作されているの事です。奥様は「接着係」とNさんが言うのです。「この材は何だったかな?」とNさんが問うと「それは黒柿よ」と奥様が答えるのです。材の知識も半端じゃありません。まあ、今まで沢山工房訪問に行きましたが、こんな経験は初めてです。これぞ究極の理想工房です!!

   Nさんご夫婦と居酒屋、そして付き合いのあるスナックに行き、木工談義をしながら心地よく酔い、楽しく過ごす事ができました。Nさんと奥様、大歓迎して頂き、楽しい時間をありがとうございました

   久しぶりの木工旅行でしたがやはり工房訪問はとっても楽しい!リアルでなければ分からない事が一杯!そして何より初対面でもすぐ打ち解けて、楽しく木交流させてもらえるのです。私にとって木工の楽しみは、製作以上に実は木交流なのだと思うのです。次は何処へ行こうか・・・皆さんの所にも是非遊びに行きたいと思っています。どうぞよろしくお願いしま〜す(^^)/

   も一つおまけですが、私達の旅行はプラネタリウム見学も必ず入るのです^^:。今回はつくばエキスポセンターとお台場にある日本科学未来館、そして有楽町にあるコニカミノルタプラネタリア TOKYOの3つに行きました。私たちはいつも双眼鏡を持って入るのです。そして解説員の説明はそっちのけで、映し出された天球の星々、星雲、星団などを探して双眼鏡で見ます。最近のプラネタリウム投影機はものすごく精細な映像なのです
   つくばのプラネタリウムでは日が沈む前の太陽像を見てみると黒点がありました。またアンドロメダ大星雲や白鳥座のアルビレオなど、双眼鏡で見ると微妙な違いがあってとっても面白いのです・・・ってこれもヘンテコ鑑賞なのです
   トシさんも訪問記をアップしているので覗いて下さい。トシさん、また楽しい木工&プラネ旅行に行きましょう!

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10月8日
関東木交流旅行2(あとりえ えむとえむさん)


   木工旅行2日目(10/2)です。この日も一日テックさんが車で案内してもらい、私達は乗ってるだけですからお気楽です。スミマセ〜ン

   あとりえ えむとえむ(MMさん)の工房がある市原市に向かう途中に、超巨大ホームセンターのジョイフル本田千葉ニュータウン店に立ち寄りました。1時間ほどしか居れませんでしたが、まあ品ぞろえが凄い!私は徘徊しながら買いたい欲求を我慢するのが大変でした

   さてあとりえ えむとえむ(MMさん)の工房です。MMさんは私のホームぺージより早く(2002年)開設された老舗の木工房なのです。しかし工房は青空工房で作業場は狭く(ゴメンナサイ)一人が動けるだけの軒先と道具収納小屋、そして決して広くはないデッキが工房なのです。

   正直言ってこれほど狭く、小さいとは!とビックリしてしまいました。(失礼お許し下さい)

   DIY雑誌のドゥーパ!に何度も掲載され(今年の2月号ではMMさんと私も一緒に掲載)、色々な治具を考案し、作品を作っている老舗の木工HP!という認識とは大きな落差がある工房なのです。普通木工趣味が昂じるとバンドソーや自動&手押しカンナなど大型機械が欲しくなり、結局専用工房を作ってしまうものですが・・・
   しかしMMさんは大きな木工機械は全く持たず(小さ目のボール盤と自作テーブルソーだけ)手持ちの電動工具、手工具だけで製作をしているのです。趣味の木工では多くの制約があります。MMさんのホームページをご覧になると分かりますが、私以上に治具大好き(^^)/なのですが、逆に制約があるからこそ、色々工夫をしながら作品を作られているのだ、という事が良く分かりました。

   趣味の工房は本当に多様です。制約を工夫で補いながら楽しむ事が大切だと改めて実感しました。MMさんは初対面ですが、とっても穏やかで優しい雰囲気で、小さな工房を楽しみならがら作業されているのだと思いました。私も狭い工房(それでも8畳ですから^^:)を楽しむ気持ちで頑張ろう!と改めて思いました。

   工房を拝見した後は近くのログハウスのレストランで木工談義をしながら楽しく昼食をとりました。MMさん短い時間でしたがとっても楽しいひと時本当にありがとうございました。(^^)/ トシさんのブログでもあとりえ えむとえむさんの訪問記があるので覗いて下さい。

   そしてまたテックさんの案内で横断する東京湾アクアラインを通って川崎市にある呑喜(のんき)工房さんに向かいます。次回に続きま〜す

のほほん

 
工房のほぼ全景です。家の反対側には工具類の収納小屋(右)があります。軒先で一人が通る幅しかありません。  
壁(窓かな?)一面に道具、自作治具がぶら下がっています。自作テーブルソーを使った治具の幾つかを説明してもらいました。  
青空工房で一番気になる騒音には十分配慮して時間を守ってしているそうです。吸塵機は全体を箱で覆っていてほとんど気になりません。  
庭に置いてある自作燻製箱。私とMMさんの横にあるのは家と同形の郵便受け(^^)/イイネ! 左からMMさん、テックさん、トシさん、私です。 
 
工房名はすぐ近くにある城跡にちなんで「亀城工房(きじょう)」と言います。何が凄いと言って自作の木工機械です。これは鉄も切れるバンドソー
 
幅300mmも削れる手押し鉋!!直径500mmのディスクサンダー!
 
ベルト幅150mmのベルトサンダー!新案のあられ治具を説明してもらいましたが、実によく考えられています。  
全ての機械に集塵がつながっています。木工機械のほとんどが見たことない海外製なのです。
テックさんと言えばやはり旋盤です。がっしり大型の木工旋盤がまぶしい!
私とテックさん(右)私よりちょっと先輩ですがテックさんのエネルギーに脱帽です。

10月6日
関東木交流旅行1(テックさん)


   久しぶりの木交流旅行です(^^)/。
   10月1〜3日に木工友人トシさんと一緒に2泊3日で茨木県土浦市にあるテック(亀城工房)さん、千葉県市原市にあるあとりえ えむとえむさん、神奈川県川崎にある呑喜(のんき)工房さん3つの木工房に木交流旅行に行ってきました。また私たちの旅行は必ずおまけにプラネタリウム見学をします

   初日早朝(格安航空券です)に北九州空港から羽田へ、そして最初は筑波市にあるつくばエキスポセンターのプラネタリウム見学です。ここで隣の土浦市に工房があるテックさんに迎えて頂き、ここから翌日の工房訪問まですっとテックさんの車で案内をして頂きました。まあ過分な歓迎、お世話して頂き恐縮、そして大感謝です。

   そしてテックさんの工房訪問です。以前からHPを見させてもらっているので旋盤はもちろん木工、ジグなど徹底して作っているのは分かっていましたが・・・実際に見て、触って、説明を聞いて・・・これは半端じゃないこだわりにビックリ!!私のイイカゲン木工とは対極に位置する工房です。

   置かれている機械はどれも自分仕様に改造(インバーター化も12台って言ってたかな?)し、さらに多様な治具を作り、よりパワーと精密な加工が出来る様に作り変えているのです。

   テックさんは作品にしても治具にしても色々な技法にチャレンジすることが大好きで、更にそれを進化させています。そしてバンドソー、大径ドラムサンダー、更にはなんと幅300mmの自動カンナまで!!テックさんのHPにこれらの機械や作品があるので是非覗いて下さい。

   自作工具治具、そして作品を一つひとつ説明を受けていると、時間が過ぎるのを忘れてしまいます。

   そして夜はお酒が大好きテックさんと宴会です(^^)/楽し木工談義は飲みながらも続きます。そしてテックさんのご自宅に泊めて頂きました。自宅(工房の上の2・3階)にはこれも凄い音響システムをいている専用部屋があり、これを聴かせてもらいながら話は尽きません。

   この一日、とても消化出来ないほど沢山の刺激を受けて、眠りに着きました。二日目も内容満載ですが、これは次の更新までちょっと待って下さいね。
テックさんの工房訪問についてはトシさんのブログでも報告しているので是非ご覧下さい。

のほほん

9月24日
♪ラッパ聴いてちょうだ〜〜い♪


上の画像をクリックして動画を見て下さい。
   お借りした歌は、ニコ生で歌枠しているえどしっくさんが歌ったボカロの「アイロニ(すこっぷ)」です。毎晩10時頃にあるえどしっくさんの歌枠をいつも睡眠導入枠として聴かせてもらっています。

   前回の直立巨大ホーンスピーカを眺めていると・・・そのヘンテコな形からムクムクとさらに妄想が湧き上がってしまいました。これは本当に怪造ですね。(笑)
   巨大バックロードホーン妖怪が、♪ラッパ聴いてちょうだ〜〜い♪と誘っているのです

   でも、っちょっと真面目に(?)言わせてもらうと、上向きのホーンを正面に持ってきたことで中高音はよりクリアになり、ロード部分もさらに長くなったので低音はより増幅されるのではないか?なんて事を思うのですが・・どうなんでしょう
   Bluetoothアンプから延びるコード類は腕や胴の中を通しました。全体の高さは180cmで下部ホーンは直径80cm、上部ホーンは直径25cm、スピーカーは8cmフルレンジです。

   のほほんはヘンテコラッパ妖怪に憑りつかれて、妄想が湧き上がります。

のほほほ〜〜ん


   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
今までもボール盤足踏み式スピンドルサンダーで、ドリル下げ30mmまではしていたのですが、これでドリル昇降幅最大のの80mmまで下げる事ができます。フットスイッチは安全性を考え床に置かない方がいいです。

9/14補足動画
下の画像をクリックして動画を見て下さい。

「本当に使えるのか?」とコメントがあったので、実際の作業動画を撮りました。

9月12日
ボール盤ハンズフリー改造 9/14補足動画


   毎度ですが、ヘンテコお笑い簡単改造です。^^:
   ボール盤ドリルの上下動を足で出来る様に、またフットスイッチも取り付けました
   これで両手が自由になり、材を保持しながら作業が出来るようになります。フットスイッチがあると両手がふさがっていても直ぐスイッチがオフ出来るのがいいですね。(例えばサークルカッター(自由錐)で円板を切り出すと、切れると同時に円板が回り出します。両手がふさがっているとオフにするのが遅れ、場合によっては円板を飛ばしてしまう事もある)

   フットスイッチですが、床に置く方が使い易いのですが、うっかり踏んでしまったり、何かモノが落ちてオンになる事もあります。ドリルビットの交換中に、突然回り出したら怖いです。安全性を考慮し、あえて少しスイッチをややオンしにくく取り付けました。
   ビット交換はフットスイッチだけでなく、本体のスイッチあるいは大元のコンセント電源を切ってするのが原則です。

   また常時これを使うつもりはありません。やはり手動作が確実で微妙な操作が出来ます。安全性第一で、材をクランプでしっかり固定することが基本です。ハンズフリーだと言って全て手押さえだけで作業してしまうのはよくありません

のほほん

9月9日
終活工房整理

   11/4追記   その後、工房の機械工具などほぼ一括で、譲り渡す事が出来ました(^^)/


   終活工房整理と聞いて「ドキッ!」とする方もいるでしょうね。私も頭の片隅にはありますが、作りたいもの一杯で、まだまだ終活工房整理を考えてはいません。しかし、このホームページを覗いて頂いている方の中にも、そろそろ終活工房整理も考えねば・・と考えている方も少なくないかもしれません。

   別府にお住いのYさんは84歳になり、さすがに体力的に木工を続ける事が大変になり、この際工房にある機械・工具・道具を整理したいと考えられたのです。Yさんは木工趣味歴50年の超ベテラン木工人で、2010年に木工友人のトシさんと一緒に工房訪問させてもらった方です。
   YさんはHPやブログなどを開局しておらず、身近に相談できる木工友人もいないという事で、終活工房整理についてご相談のメールを頂いたのです。そこで一昨日(9/7)トシさん、それに福岡在住のchipsnobuさんと一緒に、別府にお住いのYさんの所にご相談に伺ったのです。
   今回また工房で、色々手をかけれた機械、工具、ジグなどを見させて頂きました。どれもなるほどと納得の工夫がいっぱい詰まった工房で、整理してしまうのは勿体ない素敵な工房だと感心させられました。機械、道具類はどれも使い易く工夫を加えられ、長年の愛情が詰まったモノばかりです。終活工房整理と言ってもリサイクル業者や、廃棄業者に手渡してしまうのを躊躇われる気持ちが良く分かります。工房を見させてもらった後、ご希望などを伺いながら私たちに出来る今後の対応などを相談しました。

   Yさんのご希望ですが・・・基本無料で構わないが、これから木工を始める方、あるいはすでに木工をされている方々にこれらのものを使っていただきたい。この部屋にあるものまとめて全て引き取ってもらうのがベスト、と言われていますが、まずはここで紹介し、これを読んで頂いている方、あるいは皆さんのお近くに最適な人はいないか情報を頂けると助かります。

   今後の予定は、上記内容で使っていただける人を探し、現れなければ次のステップに移るしかないかな、とも思っております。次のステップとは個別に処分(販売を含めて)して行く。それでも残るなら一括廃棄処分になると思いますが、廃棄する前に何とかできればいいのですが。
   それと、基本これらの機械工具を受け取りに直接来られる方となります。Yさんは多くの電動工具をより使い易く自分仕様に作り替えたり、ジグなどを作っているので、その使い方など説明を直接話すことが出来る方良いと思います。となるとやはり大分県とその近県に限られてしまうでしょう。(もちろん来ることが出来るなら、もっと遠くでもかまわないと思いますが・・)

   工房にどんな機械、工具があるのか主なモノの写真を撮っている(←クリック)のでご覧になって下さい。

   また2010年に私とトシさんが工房訪問に伺った記事もあります。同じくトシさんのブログでも工房訪問記があるのでご覧下さい。またトシさんのブログでも今回の終活工房整理について記していて色々画像ががあるので、こちらもご覧になって下さい。

   まずは、基本まとめて譲り受け使って頂ける方がいれば、どうぞ私にメールを頂ければ、Yさんをご紹介致します。

   手探りの終活工房整理ですが、これからさらに重要な課題になるでしょうね。

   11/4追記   その後、工房の機械工具などほぼ一括で、譲り渡す事が出来ました(^^)/

のほほん


騒音を気にしなくていい地下工房です。色々使い易く工夫を加えた電動工具やジグ、棚などが沢山あります。

さらにどんな機械・工具類があるかこちらのページに画像があります(←クリック)をご覧になって下さい。


   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
お借りした曲はこちら(←クリック)
です。毎朝(7:35〜)ニコ生で歌っているおかんさんが友人たちと一緒に歌って作った素敵な動画です。是非リンク先に飛んでいい音で聴いて下さい。
上のホーン直径は25cm、下のホーン直径は80cm、全体の高さは182cm、で、低音がさらに増幅、中高音はクリアになりました。

8月30日
直立ホーンスピーカー改


   しつこく直立スマホラッパ怪造その2です
   先日の直立フロント&バックロードホーンは「上のホーンが巨大で音がこもり過ぎる、下のホーンはさらに大きくても良いのでは。」と息子から言われて、また新たにラッパを作るのも大変だしなぁとためらったのですが・・・・
   そうだ、上のラッパをひっくり返して下に使えばいいじゃないか!と気が付いたんです(当然ですね^^:)。そこでさっそく怪造です。下のホーンが巨大でロードも長くなり低音はさらに増幅されています。また新たに作った上のラッパは、小さく奥行きも浅くしたので、中高音はクリアになりました。モノラル(本来の曲はもちろんステレオ)ですが、天井ではね返る音と、床からの低音が部屋全体に混然と交じり合って何処から聴こえるのか?不思議な響きです。

   スピーカーの箱とその形状で音が変化するのは当然ですが、大きなホーンを自作してみて、こんなに大きく変化するのだと、改めて実感しました。音は本当に面白いですねぇ!!

   しかしこのヘンテコホーンが良い音なのかは全く分かりません。いい音を求める多くのスピーカーマニアからみると、トンデモお笑いラッパなのかも

のほほん

8月23日
直立フロント&バックロードホーンスピーカー


   先日の直立巨大スマホラッパに8cmのフルレンジスピーカーユニットを取り付けました。
   また下部も作り変えてバックロードホーン型(?って言えるのか)にしてみました。こんなヘンテコ巨大ホーンに取り付けて、いい音になるのか?それは全く分かりませんが、音が大きく変化しているのは間違いありません。

   スピーカーユニットの取り付け位置は、上から85cmでほぼ真ん中ぐらいです。全高は176cmとさらに高くなりました。
   これを息子に聴かせると大変面白がってくれましたが、上のホーンが巨大すぎて音がこもりすぎていると言われました。まあ、受け狙いのヘンテコラッパですからね^^:
   音は天井に反射して部屋全体に広がり、残響が多くなり風呂場か、洞窟の中で聴くような音に変化します(そこまで大げさではないですが^^:)古い録音もノイズが目立たず、やわらかくなり、古いモノラル音源の曲を聴くのに良いのかもしれません。決して原音に近い良い音というのではありませんが心地よい音、あるいは面白い音など音の個性を楽しむのもありだと思います。

のほほん


   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
大変古いモノラルの歴史的録音で音もやせています。しかしこの巨大スピーカーで聴くと響きが豊かになり、聴き易いふくらみがある音に変化します

確かに上のホーンが大きすぎるかも・・・下のホーンをもっと巨大化させ、上のホーンは小さめにするとバランスが良くなるでしょうね。作ってみたいとも思うのですが、真面目な音作りはのほほんに似合わないかもです^^:


ホーン(ラッパ)口径80cm、高さ162cmです。全ての切り出し(輪切り)を糸鋸で行いました。段数104段
小さなBluetoothスピーカーも置ける様にしましたが、これはさらに豊かな音になります。

8月10日
直立上向き巨大スマホラッパ

   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
曲は黄月るなさんが歌うボカロの名曲「蛍」(←クリック)です、是非リンク先に飛んで聴いてみて下さい。

   多くのオーディオマニアがいい音を求めて、色々なスピーカーを製作しています。ですが、のほほんラッパは理論無視のヘンテコ、お笑いスピーカーですオユルシヲ

   これは天井反射型(そんなのあるのかな?)の上向き大型ホーンスピーカーです。実はコレ、ドイツ人の娘婿が、私の色々なヘンテコラッパを見て「こんな形も面白いのでは?」というアイデアを貰って作りました。
   天井ではね返って、上から降って来る音は部屋全体に広がり、もうスマホの音とは思えない響きに変わります。
   スマホの音を部屋全体に響かせるためには、ボリュームをかなり上げねばなりません。さすがにスマホの小さなスピーカーでは音が歪んでしまいます。しかし、これはホーンが大きく、管も長いので反響や残響も豊かになり、ざらつきが消え、まろやかでな音色に変わります。本当に音は不思議ですねぇ!!

       ヘンテコラッパは音の変化がとっても大きく、面白くて飽きません。まだまだ妄想ラッパが、私の頭の中をグルグル回っています。

のほほん

7月16日
糸鋸盤に拡大鏡は必須(強拡大で)


   最近、糸鋸に関するご質問を良く受けます。しかし、私は全くの自己流でヘンテコ・トンデモ技ばかりですなので、本当にご質問に答える資格があるのか?分かりません(汗)
   でも大好きな糸鋸木工を長くしていて、経験的に気がついた事も沢山あります。何度も言っている様に糸鋸は刃があまりに細く、また軟らかいので、思い通りに切るのが難しい、いや当たり前だと思います。材も薄く、軟らかく、クセのないモノを用いるのが基本だと思います。そして刃の進める場合、垂直をしっかり確認し、刃がぶれない様に意識しながら(横方向に力をかけない)無理をしない事が一番大切だと思います。

   などと、今までも色々糸鋸木工について記してきましたが、その中で最近改めてとっても重要だと気がついた事があります。それは刃と墨線を拡大してしっかり見ながら切るという事です。レンズを2枚使って強拡大で試してみました。動画をご覧になって下さい。

   今までも拡大鏡1枚を使っていたのですが、さらに刃先、墨線が良く見える様にもう一枚レンズを入れ、強拡大で試してみました。これだと鉛筆で描いた墨線と厚さ0.4mmの刃が、はっきりその幅まで見る事ができます

   強拡大の方法ですが、レンズの倍率を高いものにする、メガネタイプ(ハズキルーペのような)を併用する、なども試しましたが視野が狭くなったり、2重に見えたり、顔を近づけないとピントが合わなかったり・・で、2枚のレンズを一枚は自分の顔近くに、もう一枚は刃先側に置くのが一番歪みが少なく見易くなりました。毎度イイカゲンですが、簡単治具を作って100均の虫眼鏡を刃の近くに置ける様にしました。

   この2枚レンズで強拡大しながらだと、刃が墨線を外れそうになるのが直ぐ分かります。なのでズレが大きくなる前に修正が出来るのです。またしっかり拡大して見ていると必然的に刃の進め方が、丁寧でゆっくりになり、墨線を大きく外す事がなくなります

   動画では厚さ0.4mmアサリ無しのブレードを使って、SPF1バイ材の円板を切り出しましたが、刃が墨線の幅から全く外れていないのでそのまま回す事が出来ます。木目の強い針葉樹では、刃が木目に取られ墨線を外し易くなってしまいますが、強拡大で墨線を外さすに切る事が出来ました。やはり糸鋸作業では拡大鏡は必須です。皆さんどうぞ試して見て下さい。

のほほん




2つのレンズを使って強拡大しています。

   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
糸鋸盤の作業では拡大鏡は必須だと再確認(^▽^)/!
   スミマセン動画の中では使用した刃の厚さを0.3mmと記しましたが、0.4mm(Topman No2刃厚0.4mm、刃幅1.3mm)でしたーー;

左からサクラ、ナラ、カリンです。磨いただけで塗りはしていません。
使っている?(手つかみメインですがw)画像が送られてきたのでこれもアップして置きます。ジジ馬×でスミマセン

6月29日
シンプルなスプーン&フォーク

   明日(6/30)娘一家がドイツに帰ります。
   「娘さんがドイツに嫁いで寂しいでしょう。」と時々言われますが、そんな事は全くありません。ドイツでは長期の休みが当たり前に取れて本当にいいです。また今はインターネットで何時間でも無料で、互いに顔を見ながらいつでも話が出来ます。こうして長い休みも当然の様に気軽に取れ、娘達は毎年1ヶ月は日本に帰ってきます。日本だったら、盆正月ぐらいで、こんなに長く一緒に過ごす事は出来ないでしょう。

   明日帰る、となって慌てて孫の為にスプー&フォークを作りました。ジジ馬×木工ですが毎度の簡単木工で、製作時間はどれも1時間程です    十数年前のほほん木工房を開局した頃、色々なスプーンを沢山作りました。(←クリック。リンクした画像は投稿して頂いたスプーンも沢山あるので覗いて下さい)この時、磨きで手指を痛めて、それ以後小物の磨きも出来るだけベルトサンダーや自作のスポンジサンダーを使って磨く様にしています。久しぶりのスプーン作りでしたが、とっても楽しいです。また色々作ってみたくなりました・・・ヘンテコスプーンを作ったら怒られるかな

   さぁてやっと^^:娘一家が帰って、これからまたヘンテコラッパ三昧の日々を過ごすゾ〜〜o(´∀`)/ !!

のほほん

6月10日
10分Woodworking(2ピースジグソー)

   最も簡単シンプルな2ピースジグソーパズルを作りました

   ドイツに住む娘と孫が4月から帰国しています。ドイツ人の夫も5月に来て、今月末まで我家に居るので、にぎやかな毎日を過ごしています。
   その娘から「オトーサンはるか(孫)にもおもちゃ作ってよ。」と言われていたのです。しかし、頼まれ物のラッパが次々あったので、のびのびになってしまい・・そろそろ娘も痺れを切らして怒られそうなので、宿題が一段落して早速超簡単短時間糸鋸木工で2ピースジグソーを作りました。

   ジグソーパズル作りは大好きで以前も良く作りました。超シンプルですが2ピースジグソーも楽しく味わいがあるのです。そして製作も超簡単ですからねまあ、1つ作るのに磨きも入れても10分かかりません(^▽^)/

   孫は1歳になったばかりなので、まだジグソーを組み立てる事は出来ませんが、木のおもちゃは手触りも良く、優しく、安全ですよね。

   2ピースなので、組み合わせるのは簡単なのですが、10セット作ったので、分解すれば20ピースでこれはちょっと迷ってしまいますよ。全部組み立てる時間を競うなど色々遊べます。3ピースも沢山作った事がありますが、これは胴体部分の見分けがし難くなり、大人でも組み立てるのに結構時間がかかるのです。皆さんどうぞお孫さんに作ってあげて下さい。

    のほほん


立つ事ができるデザインにしています。窓枠や鴨居などに並べて置けば、ちょっとした飾りにもなります

10セット作ったのでバラバラにすると20ピースなので結構遊べます。

   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
ホーン直径91cm、奥行き90cmです。曲はいつも睡眠誘導歌枠でお世話になっているえどさんが歌う洒落たボカロ名曲のCynic(ポリスピカデリー)をお借りしました。

6月3日
巨大スマホラッパ2号


   直径90cmの大型スマホラッパをまた作りました。

   福岡県篠栗にある美術館Furinan(ふうりんあん)に私のスマホラッパを置いて頂いてから、製作依頼を次々受けるようになりました。こんなヘンテコ木工を多くの方に見て、聴いてもらえるなんて、望外の喜びです。そして再度巨大ラッパの製作をする事になりました(^▽^)/

   以前製作したものと同型なので、製作上の問題点や改良点も分かっていたつもりだったのですが・・しかし製作法を少し変えると、また別の問題点が次々発生・・・実際に作りはじめると思うようにならないのです。
   糸鋸で傾斜切り(傾斜角20度〜3度)で細い輪切りを沢山切り出すのですが、これは時間がかかるだけで、そう難しくありません。大変なのはこの細い輪切りを綺麗に組み立て、接着する事なのです。手が2本じゃ足りない!4本位欲しいです。巨大ラッパの製作は思わぬゆがみ、反り、すき間、など次々問題点が湧き出てくるのです。これを修正、いや誤魔化しながら組み上げ・・ともあれ何とか完成させました

   さてさて、やっと大物の宿題が完成して、また新型ヘンテコラッパを作るぞ!・・いつまで経っても飽きませんね^^:

のほほん

5月11日
ブルートゥース トロンボーン スピーカー

   小さなブルートゥース スピーカーでも今はステレオに進化しているのですねヽ゚0゚ワォ

   と言うことで、早速アマゾンで安価で超小型のブルートゥーススピーカーを手に入れ、トロンボーンのベルを使って毎度のヘンテコスピーカーを作ってみました。
   やはりステレオだと音の広がりが全然違います。これも動画を視聴して下さい。でも動画でステレオである事が分かるのかな^^:

   ここの所トロンボーンやホルンを使ったスマホラッパの製作依頼が続いていますが、金色ラッパより茶色の古色塗装のラッパの方が人気なのです。確かに音色もレトロになるので雰囲気が合うのでしょうね。二つとも古色の方が良いかなぁ〜(?_?)

のほほん


   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
曲は毎度ですが黄月るなさんが歌うボカロの「完全性コンプレックス」を使わせてもらいました。とってもいい曲なのでニコ動で聴いて下さい。

   上の画像をクリックして動画を見て下さい。

4月22日
自由スコヤ超小技


   新作を作る余裕が持てないので、毎度のトンデモ小技で更新稼ぎです^^:

   ヘンテコ木工では自由スコヤをよく使います。ところがこれがちょっと使いにくく、傾斜を写して締めたつもりが、いつの間にか動いていて、あれれ??という事も結構あるのです。やはり指で締めたぐらいではちょっとした事でズレてしまいます。そこでこんな小物で増し締めをしています。どうぞ動画をご覧になって下さい。

   またこのワッシャ一つで、スコヤを安定して置く事が出来、線を引き易くなります(^▽^)/。

   私はワッシャを使いましたが、すき間に合う金属板なら何でも良いと思います。恥かしい程の小技ですが、どうぞ皆さんも試してみて下さい。

のほほん

4月17日
スライド丸ノコで簡単斜め切り小技

   令和の時代が平和で安全、おだやかな時代でありますように!のほほんと暮らしていますが、平和・安全があるからこそ、楽しく木工が出来るのだと思います。政治や世界とのつながり、また災害などもしっかり心に留めて生きていきたいと思っています。

   さて、またスライド丸ノコ小技ですが、これはアップするかちょっと迷いました。しかし、よく使う簡単便利小技なのでしっかり注意点を記してアップする事にしました。

   小物つくりで斜め切断をよくするのですが、材をしっかり固定しないと切断面が荒れてしまったり、時には跳ね飛ばしてしまい危険な事もあるのです。正しくは一つ一つフェンスにしっかり固定できる治具や補助材を作って切断するのだと思います。しかし一つひとつ補助具を作るのがとっても面倒なので、私はこの方法で斜め切りをしています。詳しくは動画をご覧になって下さい。

   だたし厚い材、硬い材は厳禁です!動画にも記していますが、厚さは20mm以下で軟材(SPF等)に限定の方法です。
   また、動画では一度に切り落としてしまいましたが、スライド丸ノコは手軽にくり返し切り込む事が出来るので、一度に切り落とすのではなく、少しづつ何度もスライドさせて切り込む事でより安全に切断する事が出来ます。

   さあ、ホルンラッパ、トロンボーンラッパの宿題をすませて、またお笑いヘンテコラッパを作りますよ(^▽^)/

のほほん


   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
動画にも記している様に、厚い材、硬い材は厳禁です!

   上の画像をクリックして動画を見て下さい。

4月1日
スライド丸ノコ刃傾斜調整治具


   さあ、桜の花もそろそろ満開!放置していた治具遊びもしますよ〜(^▽^)/

   時々スライド丸ノコのノコ刃を倒して傾斜切断する事があるのですが・・この設定が結構面倒なのです。そこで動画にあるような簡単な冶具などを作り刃の傾斜を簡単に出せる様にしました。

   一つは設定に邪魔な安全カバーを輪ゴム上げて置く小改造。そして刃の角度を調整する為の補助具を作りました。どちらも超簡単ですが、これでスコヤの傾斜をノコ刃に移す事が簡単にできる様になりました。youtube動画を見てもらえば分かると思います。

   スライド丸ノコについては、私のHPからもリンクさせてもらっているテックさんが最近スライド丸ノコの調整について、また色々な冶具を工夫されています。とっても参考になるのでこちらもどうぞご覧になって下さい。

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3月24日
ヘンテコ金管ラッパ作っていますよ

   さて、あら、なんと、もう、桜が咲き始めていますね。長々とホームページを放ったらかしにしてしまいました^^;
   木工人がちょっと更新をサボると「怪我したのでは?」さらに歳をとると・・・「生きてるのか?」と、余計なご心配をかけてしまいますどうもスミマセン。

   決して木工していなかった訳ではありませんが、もう直ぐドイツに住む娘が、孫を連れて3ヶ月(長い!!)帰国するのと、北海道にいた息子が帰ってくるので、家を片付けなければならず、ゆっくり木工をする時間が取れなかったのです。また、最近ヘンテコラッパの製作依頼を受ける様になって、新作にまで手がまわらない状態で、HPの更新もおろそかになってしまいました。

   と言うことで、変わり映えしませんが、宿題のラッパを並べました。ホルン、トロンボーンを使ったスマホラッパを頼まれる事が多いのです。どちらもヤフーオークションで手に入れ、それをアンティーク(ダメージ)塗装して作ります。金管楽器はブラスバンドで使われるので思い入れがある方もいて、頼まれると断れません^^:
   あちこち凹んで傷、錆だらけ、時には穴まで開いているジャンク品の金管楽器を修復して生き返らせる?のも案外楽しいのです。ホルンラッパはまだ後2つ、それにトロンボーンラッパも1つ作る予定です。
   ヘンテコ金管ラッパの音はこちらの動画(←クリック)を見て下さい。

   春はまだしばらく忙しいですが、ヘンテコラッパとヘンテコ冶具遊びも頑張りたいと思っています。

のほほん<


全部ダメージ(アンティーク)塗装を施しています。手に入れるのはジャンク品で錆、傷、凹みなどでそのままでも相当アンティークなのですが、やはり古色にも綺麗、汚いがあるのでそのまま使える物はほとんどありません。そこでダメージ塗装を全面に施しています。
ヘンテコ金管ラッパの音はこちらの動画(←クリック)を見て下さい。
ホーン部分の凹みは小さな金槌で叩いて修正、管の部分は自動車用パテで埋めて磨き、金色のメッキスプレーをしてからダメージ塗装を施します。

   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
   使わせてもらった曲はピアノとオンドマルトノのための「ソナチネ」(作曲:熊本陵平 P:榎元 圭 Vn:原田大志 オンドマルトノ:西山恭子)です。オンドマルトノの不思議な音色をどうぞ原曲で視聴して下さい。

2月14日
オンド・マルトノ用ラッパスピーカー(ホーンスピーカー)


   皆さんオンド・マルトノ(←クリック Wikiへ)という楽器知っていますか?
   100年ぐらい前にフランス人のマルトノと言う人が作った電気(電子)楽器です。今でこそPCで多様な音が作れてしまいますが、シンセサイザーの古楽器、祖先?のような非常に珍しい楽器です。音は幻想的、非現実的、複雑で何とも不思議な音色です。
   クラシック音楽でもあまりメジャーではありませんが、現代音楽では有名なメシアンのトゥーランガリラ交響曲にも使われている楽器なのです。
   この日本でも数少ないオンドマルトノの奏者である西山恭子さん(←クリック 音も聴けます)が、昨年11月に門司港レトロで行った北九州木工遊びの会の展示会に来られ、私のヘンテコラッパをオンド・マルトノ用スピーカーとして使ってみたい、とご相談を受けたのです。その後西山さんのご希望などを伺って作ったのが、このラッパホーンスピーカーです。

   実はこのラッパ本体は、以前作った直径55cmのスマホラッパです。これの接続部を改造して2インチフルレンジスピーカーを取り付けました。演奏会で使って頂くスピーカーなので、ビビリ音などが発生しないよう、要所に接着剤を注入、一部強化改造、そしてウレタン塗装を何度も重ね塗り(最初は薄くで浸透させ、最後はやや濃くして強い皮膜にする)など出来るだけ強度を上げる様に改修しました。

   こんなヘンテコラッパを演奏会で使って頂けるなんて、想像もしていませんでしたが、多くの人に聴いて、見てもらえるなんてとってもありがたく、嬉しいです。ラッパ作りはどんどん世界が広がって自分でもビックリまだまだ、色々作りますので、皆さんお付き合いお願いしま〜す。

のほほん

2月5日
足踏み式細ベルト研磨盤(台)

   さて、毎度本当に使えるのか分からないトンデモ・ヘンテコ・イイカゲン道具ですが・・・簡単足踏み式細ベルト研磨盤(台)なんてモノを作ってみました。これは簡単に中抜き部分の研磨にも使える為に作ったのです。ベルト幅も細い(これは10mm)ので強力なパワーでなくとも、ゴムヒモ足踏み式でもいいのでは?と考え試作しました。ストロークは20cm程で、目詰まりもそう気になりません。

   ご覧の通り作りは超簡単です。これも動画をご覧になって下さい。
   まだ改良の余地が幾つかあると思います。ベルト幅が細いのでゴムヒモ足踏み式でもそれほどパワー不足にならず、結構磨く事ができました。\(^▽^)/ゴムあるいはバネを強化をすればさらに磨き易くなると思います。そして足踏み式でもいいのですが・・・やはりはちょっと面倒なので、電動式にしても良いと思います。

のほほん


   上の画像をクリックして動画を見て下さい。

   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
このワンコ何してるのか、分かりますね

1月31日
糸鋸超狭い所磨き補助具


   あとりえ えむとえむさんにリンクさせてもらいました。
   私と一緒に「ドゥーパ!」最新号の治具特集に掲載されている方なのです。私と同じく治具大好きで色々な工夫をされていて、お役立ち治具・道具を色々考案されていて、「なるほど、なるほど!」とうなずきながら見てしまいます。真似したい工夫が一杯です。また作品にも工夫がこらされていて暖か味のある素敵な作品が並んでいます。そしてなんと2002年から開局されている木工HPの先輩なのです。皆さん是非あとりえ えむとえむさんのHPに遊びに行って下さい。


   さて、磨きのミニ補助具です。まあ、毎度簡単イイカゲン道具ですが^^:
   糸鋸では切った後、原則磨きません(バリは取ります)。しかし場合によっては逆目部分の面が荒れたり、また切り合せ(両方から切りぶつかる所)などはスムーズなラインにならず乱れてしまうので磨いて修正します。また、切り出した形状は狭い所も多く、特に中抜き内側部分は磨きがし難いのです。
   以前から狭い部分の磨では、薄いペインティングナイフにペパーを貼り付けで(#240だと厚さ0.5mm程になる)使っていました。しかしさらに狭い部分の磨きの補助具を作ってみました。作りは簡単です。これも動画を見て下さい。

   #240のペーパーを貼り付けても厚さ0.3mm程です。これなら私がいつも使う糸鋸刃は厚0.4mmなので、切り跡のすき間に入ってしまいます。これを使っての磨きは反対側の材を外さず、挟んで磨きます。スチールメジャーのカーブがあることで材にピッタリ当てる事が出来ます。幅は10mm、長さ10cm以下が使い易いと思います。ペーパーの貼り付けは瞬間接着剤が手軽でいいですね。簡単に作れるので使い捨てで良いと思います。

   さて、本当に役に立つモノなのか???皆さん簡単に出来るので試して見て下さい。次ぎも磨き補助具ですが・・・さらにトンデモ磨きです。お付き合いよろしくお願いしま〜す。

のほほん

1月26日
ボール盤補助具色々


   寒い日が続きます。私もインフルではないのですが、風邪気味で数日間寝込んでしまいました。やっと峠を越して、さあ木工遊びに励まねば!!しかし、まだまだ寒い日が続きます。皆さん健康と安全第一で過ごしましょう。

   さてボール盤のオマケ補助具です。ボール盤は最もよく使う電動工具なので、色々使い易くするため自作補助具をくっつけて使っています。
   今まで、紹介していなかったものもあるのでアップしておきます。しましまあ、どれも簡単テキトー補助具ばかりで恥かしい

   この中で特にお勧めなのはドリルチャックを回す為のミニドリルです。チャックの径を変えるのを手で回すのは大変ですが専用のミニドリル(ホームセンターで安価に売っています。トルクも必要ありません)を使うと楽々です。以前紹介した動画の5分経過位から見て下さい(←クリック。動画のその経過時間から見る事が出来ます)

   またボール盤で研磨する以前の動画(ボール盤スピンドルサンダー)もどうぞ見て下さい。

   皆さんも機械や工具を使いやすくする為の補助具を色々付属させているのではないですか?便利なモノがあれば是非教えて下さ〜い。

のほほん


   上の画像をクリックして動画を見て下さい。

木工する人は必ずお世話になっている木工雑誌「ドゥーパ!」です。上の画像をクリックすると内容の概要(一部)が分かります

左からカメラマンのTさん、記者のMさん、背中が私、右が毎度のトシさんです。

1月18日
「ドゥーパ!」取材と掲載


   昨日(2019 1 17)、木工雑誌「ドゥーパ!」の取材を受けました。
   そして実は、今月8日に発売された「ドゥーパ!」最新号の治具特集にも私のトリマー治具や簡単丸ホゾ作り治具などを掲載させてもらっています。これは昨年11月に取材に来て頂いた内容です。これには毎度の飲み会グループ(北九州木工遊びの会)の仲間であるchipsnobuさんもクランプ治具で掲載されています。既に本屋さんで売られているので出来ればどうぞ購入して見て下さい。

   そして再び3月発売予定の工房特集にも掲載させて頂けるという事で、昨年末に続き再度行橋まで取材にいらしたのです。

   さらに今回の取材は同じ行橋に工房を持つ、毎度の木工友人トシさん(T's 韓国日記)、それにやはり飲み会グループの原さん(ものづくり工房 技術室)の工房も取材したのです!

   取材は記者(編集)のMさんとカメラマンのTさん2人で来られ、16日午後はトシさんの工房、そして17日午前は私の工房、午後は原さんの工房と二日間に渡って取材を行い、夜は行橋に宿泊されるMさんと一緒に飲み会までさせてもらいました。年寄に囲まれて健康話題や、田舎話題ばかりになって申し訳なかったのですが、色々な木工家の話なども伺う事が出来てとっても楽しい時間を過ごす事が出来ました。

   取材は本当に聞き上手で私達も聞かれない事までべらべら勝手に、余計に話してしまいます。写真撮影も実に丁寧で、角度や照明など時間をかけて、これでもか!と沢山撮影される事に驚いてしまいました。既に発売されている治具特集でもとっても見やすくページにまとめられていて、さすがプロと感心させられたのですが、今回の取材でも私達3つの工房を回り、時間をかけ丁寧に取材して頂き、本当に大変なお仕事だと思わされました。

   「ドゥーパ!」のMさんTさん本当にお疲れ様でした。この後の編集が大変だと思いますが、どうぞよろしくお願いします。また機会があれば九州に取材に来て下さい。原さんのブログにも取材の様子が記されているので、ご覧になって下さい。

のほほん

1月12日
ボール盤材固定補助具


   さて年が改まって、最初のイイカゲン簡単治具です。
   ボール盤は私にとって最もよく使う機械の一つです。つい手持ちドリルで穴あけをしてしまいがちですが、やはり材をクランプでボール盤にしっかり固定して作業すると作品の精度が違いますし、何より安全です。イイカゲン木工を標榜しているのほほんですが、手間を惜しんではならない事も多々あるのです。

   でも材をボール盤のテーブルに固定するのは面倒ですよね。少しでも楽に出来る様に、とこの治具を作りました。動画ではFクランプを簡単に着脱出来る様にしましたが、Fクランプを板にしっかり固定して専用補助具にしても良いと思います。
   今年も簡単治具作るゾ〜・・・でも本当に役に立つのが幾つ出来るのでしょうか?^^: 皆さん今年も笑ってお付き合いお願いしま〜す。

のほほん


   上の画像をクリックして動画を見て下さい。
ちょいデブゆらゆら丸イノシシ


   上の画像をクリックして動画を見て下さい。

   猪が持っているのは(多分?)ミズナラのドングリです。
   他のちょいデブゆらゆら丸動物もどうぞ見て下さい。

   2019年元旦



   今年も楽しく簡単、イイカゲン、トンデモ、お笑い、恥知らず、役立たず、ヘンテコ木工遊びに猪突猛進するゾ〜!

   皆さんよろしくお願いしま〜〜す

   のほほん

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