トンデモ円板(丸板・ダボ・木栓など)作り
禁断の技です。安全対策を必ず行ってくださいね。


上の画像をクリックしてyutube動画を見て下さい。同じ映像ですが変な英語ではなく日本語でニコニコ動画にも投稿しています。
2本刃タイプのの自由錐はこの方法では精度を出す事が出来ませんので、後日アップしようと考えています。
このビットで新たな径を使う度にテンプレートを増やしていけば、色々な径を楽に決められる様になります。


テンプレートで簡単に自由錐の径を決める1
(2020 7 30)

   皆さん、自由錐(自在錐、サークルカッター)使いますよね。
   私が使っている自由錐は2個です。
径25〜40mm位までは神沢のパワーピットNo1
径40〜100mm位は同じく神沢の自由錐 木工用 W-SE

(径25mm以下は0.5mm刻みでショートドリルビットを持っています。また大径の穴あけ、円板切りは糸鋸を使う場合も多いです。)

   しかし自由錐は径を設定するのが面倒なのです。物差し、あるいは自由錐の目盛り(これが結構イイカゲン)で大まかに刃の位置を決めますが、それから何度も試し切りを繰り返し、求める径に追い込んで決めなければなりません。

   そこで毎度色々考えて(笑)最近私がしている方法は、テンプレートを使う方法です。これだとずっと楽に径を設定できます。今回はまず神沢のパワーピットNo1のテンプレートと径決めについてです。どうぞyoutube動画あるいはニコニコ動画をご覧になって下さい。

   この方法で再現性を確認すると、径の誤差は直径で±0.3mm程度に収まります。求める径のテンプレートがない場合は、近似のテンプレートから寄せる調節しなければなりませんが、それでも今までの方法より格段に楽に設定する事が出来ます。
   そしてこのビットで新たな径を使う度にテンプレートを増やしていきます。テンプレート数が増えるほど、楽に決められる様になります
   私はテンプレートに集成材を使ってしまいましたが、刃を側面に押し付けてネジを締めるので変形する(凹む)事も考えられるので、テンプレートには硬材を使った方が良いと思います。

   径40mm以上の穴あけや、円板の切り出しでは刃が2本のある自由錐(神沢自由錐 木工用 W-SE:こちらの方がより一般的ですね)を使っていますが、これは上記と同様の方法では精度を出す事が出来ないのです。そこでまた別の方法(やはりテンプレートを使います)で、径決めをしていますが、これは後日アップしようと思っています。

   さて、ちょっと手間取っているヘンテコラッパを作らなければ!

のほほん


テンプレートで簡単に自由錐の径を決める 2
(2020 8 7)

   より一般的に使われているだろう2本刃タイプの自由錐(自在錐)の簡単径決め方法です。(私が使っているのは神沢の自由錐 木工用 W-SEですが、商品画像と少し違うのは、刃を固定する蝶ネジを強く締め過ぎ、プラスチックで出来た押さえ具を割ってしまったのです。そこで鉄管を薄く切った物とワッシャーで代用しています。これでよりしっかり締める事が出来る様になりました。)

   この自由錐は刃が2本で、付属の目盛りで径を決めても、精度を出す事は出来ません。また、2本の刃をわずかにずらして固定しなければならず、径の設定がさらに面倒です。また刃先と刃を固定する蝶ネジ部分が離れていて、ネジを強く締めると刃先が微妙にズレてしまうのです。

   簡単で精度、再現性が良い方法はないか?・・色々試して、これもテンプレートを使った方法を考案してみました。youtube動画、またはニコニコ動画をご覧になって下さい。再現性は±0.5mm以内に収まっています。

   テンプレートの製作は簡単ですが、2本の刃は中心から全く同じ位置ではなく、少しずらして作ります。(1mm程度外刃は内刃より中心から離して設定する)動画で分かる様にテンプレートは自由錐に付けたまま使います。(これを外すと刃先位置が微妙に動いてしまう)なのでテンプレートが厚いと切断の深さが浅くなってしまうので、5〜10mm程度の薄板が良いでしょう。

のほほん


上の画像をクリックしてyutube動画を見て下さい。同じ映像ですが変な英語ではなく日本語でニコニコ動画にも投稿しています。
テンプレートを作るのは簡単です。内刃と外刃は1mm程度ずらしてセット出来る様にします。テンプレートは付けたままで使います。テンプレートを外すと、それだけで刃先が動いてしまうのです。

とんでもプラグカッター

  またまた、禁断の技です。

  私は木工歴20年以上にもかかわらず、難しいホゾ組などほとんどせず、ネジ止めばかりの簡単イイカゲン木工専門です(汗)
  ローアマチュア(こんな言葉はないかな?)でも、木ネジがあるから、木工作を楽しむ事が出来るのです。木ネジバンザ〜イ!なのです!

  そのネジ止め木工を、少しでも格好良く見せるのが、ネジ頭を隠すダボ埋めです。

  さて、そのダボ(木栓)作りです
普通は丸棒を使ってネジ止めの穴を埋めるのですが、表に出るのが(ダボの頭が)木口となり、塗りをすると塗料やステインがしっかり染み込み、ダボがはっきり目立ってしまいます。

  これはこれで、デザインのアクセントになって、決して悪いものではありません。しかし、場合によってはダボを少しでも目立たないようにしたい場合もあります。ダボの表面が板目になると、塗料の染み込みが少なくなり、色が濃くなりません。プラグカッターを使って、ダボを作れば板目を上にしたダボを作る事が出来るのです。って、とっくに皆さんやっていると思います。

  最近プラグカッターは、ちょっと大きなホームセンターに行くと、手に入る様になりました。しかし、普通のドリルビットと比べると、値段がかなり高く、色々な径のものを揃えようと思うと、随分お金が過かってしまします。そこでまたトンデモプラグカッターを作ってみました。

  皮や紙に穴をあける為の穴あけポンチ、なるものがホームセンターに売っています。これはとっても安価で、径10mmが289円、8mmが238円、、100均でも径8mmが売っていました。
  この穴あけポンチにディスクグラインダーで、切り込みを入れればトンデモプラグカッター完成です
  いつもの様に動画を見てもらえば分かりますね。案外綺麗なダボを作る事が出来るのです直径は表示より、0.5mm程小さいものが出来ます

  但し、径10mmの穴あけポンチを咥える事が出来るドリルチャックは13mmが必要です。私のボール盤のチャックは16mmで、これで咥えることが出来る穴あけポンチは径12mmです。小さい径10mmのドリルチャックなら、径7mmの穴あけポンチまでです。
  しかし六角軸皮抜きポンチというのも売っているので、これを使えば径20mmまで作れるでしょう。値段は径20mmで800円程です。

  最後に安全注意です!!
  無理をせず少しづつ削る事が大切です。急に力を加えて、刃が折れたりする心配もあると思います。必ず安全メガネかフェイスプロテクターをしなければなりませんよ!!


のほほん

トンデモプラグカッターで沢山ダボ(木栓)を作りました。穴あけポンチはとっても安価です。

安全メガネをして作業しなければなりません。
  
ディスクサンダーのプチ改良2つ。マジックテープを剥して直接ペーパーを貼り付けます。またテーブルがグラつかない様にテーブルの下に2ヵ所木片を挿し込みます。木片の上面は緩く傾斜させてあり、ピッタリの所まで差し込みます。
  
まず隅線に余裕を取って大まかに円板を切り出す。ダボが突き出した板が回転の為の補助治具です。しっかり押さえながらゆっくり回して削れば完成です。安全の為少しづつ削りましょう!
  
クギの先が突き出た治具を作ってもいい。ゲンノウで小さなクギを荒切りした円板と一緒に打ち込むだけ。回しながら円板を削り出す。これなら片面に小さなクギの穴が残るだけ。これが一番簡単!
  
滑り止めのペーパーを貼り付けた回転台を作り、この上で回転させれば両面とも傷が無い円板を作ることが出来る。より、安定して削るなら、回転台に両面テープで貼り付けて削るといいでしょう。
  
ちょっとバリは付いていますが、周囲も綺麗です(80番)。テーパーが付いた円板もテーブルを傾ければいいだけ。ビンや缶にぴったり収まるフタも簡単に作れます。
ディスクサンダーで円板(丸板)作り

  ディスクサンダーを使った、円板(丸板)作りの簡単方法・治具を紹介します。と言っても、この方法は既に多くの方がされており、2番煎じ、いやn番煎じではないかと思いますが、どうぞお許し下さい。

  その前に、まずディスクサンダーの簡単プチ改良を2つしておきましょう。
  その1。ディスクペーパーを貼り付ける為のマジックテープは剥して取り除き、サンドペーパーは金属面に直接貼り付けます。これは削った面が少しでもダレない為です。既にこうして使っている方も多いでしょうね。
  その2。ディスクサンダーのテーブルはたった1個のネジで固定しているので、力を加えるとテーブルが動いて(下がって)しまうので、その改善です。と言ってもごく簡単で画像の様に、木片をテーブルの下に挿し込むだけです。木片の上面は緩く傾斜させてあり、ピッタリの所まで差し込みます。これだけでもテーブルはずっと安定し、直角を保持する事ができます。

  さてやっと本題の円板作りです。バンドソー、糸鋸、トリマ・ルーターなどを使った円切り治具は色々工夫され、紹介されてていますが、このサンダーを使った円作り治具が最も簡単で、仕上がりも綺麗だと思います。

  説明はこれも画像を見れば分かりますね。まずバンドソー、ジグソー、糸鋸などで隅線に余裕を持って大まかに円板を切り出します。(これは手作でいいのです)後はディスクサンダーで周囲を削って綺麗な円板を削り出します。ディスクサンダーの削り力は、相当大きいので、簡単に整形する事が出来ます。
  作る円板のセンターに穴がある場合は、穴に合うダボ(これはダボとは言わないかな)が突き出た板を治具として作ります。このダボを回転の軸にして回しながら削ればいいのです。(安全の為少しづつ削りましょう。
  またダボの高さを板厚より低くし、突き通さなければ片面は傷のない円板が作れます。さらにダボではなく、クギの先を少し出した板を作り、これを軸にして回せば片面のセンターに小さな穴があるだけの円板が出来ます。これが一番簡単な方法ですね。
  さらに両面とも穴がない円板も簡単に作れます。画像のように、滑り止めの為のサンドペーパーを貼り付けた簡単な回転台を作り、この台に載せ、ズレない様に押し付けながら回して削れば、両面とも傷のない円板を作る事が出来ます。但し回転台は作る円板の径より小さいので、不安定にならない様にしっかり押さえて削って下さい。より、安定して削るなら、回転台に両面テープで貼り付けて削るといいでしょう。

  どれも治具はその場でスグ作る事が出来る簡単なモノで十分だと思います。作る円板の径にあわせて治具を作ればいいでしょう。また円板を載せる治具の板がスムーズにスライド出来る様に、テーブルに添わせ板(クランプでテーブルに固定している板)を固定すると冶具を動かし易く、保持するのも楽に出来ます。

  円板の周囲にテーパー(傾斜)を付ける事も、テーブルを少し傾ければ簡単に出来ます。これでビンや缶にぴったり収まる木のフタも簡単に作れますよ。\(^O^)/

  この方法は、刃の付いた電動工具を用いる円切り冶具の方法より、安全で綺麗に仕上がります。円板はおもちゃ作りなどは沢山作りますね。皆さん試してみて下さい。他にも簡単に円板を作る方法方法があれば教えて下さ〜い。

  さて、こうして作った円板を使って、次のスポンジドラムサンダー作りに続きま〜す。(^O^)

のほほん
簡単円板(丸板)作り(径29〜115mm)

  妻から緊急指令発令!!
径85mmの円板を8枚作って欲しい、というのです。

  妻はピアノとリトミックを、家や近くの公共施設で教えています。特に幼児のリトミックは色々な教材を工夫しながら作り、子どもの興味を引きつけながら行っているのですが、その教材作りに私が狩り出される事がよくあるのです。

  正確に同径の丸板を複数作る方法は?
皆さんは円板をどうやって作っていますか?

  普段、私の丸板(円板)作りの方法は、糸鋸で大まかに切り出し、後はディスクサンダーを使って(センターをおさえて)周囲を削る方法で作っています。この方法も、綺麗に作る事が出来ます。
  しかし、8枚ともなるとちょっと面倒なのです。何とかもっと手を抜いて楽に作れないか(笑)・・・
で、自由錐で禁断の技を使っちゃいました

  こんなトンデモ技をアップして良いのか??・・非難轟々にならないか一寸不安です。しかし、下記のような安全対策をしっかり行えば、お許し願えないでしょうか。

安全対策として
フェイスプロテクターを使う。
防御板を立てて作業する。
捨て板との間に両面テープを貼る。
切り離したら直ぐ電源を切る
何より少しづつ、ゆっくり切る事が大切です。

動画ではあえて円板が飛んでいるのを使いました。

  市販されている自由錐にも、センター穴を空けないもの(カンザワ自由錐O型)があります。しかし、これは厚さ12mmまでしか切り出せず、オマケに一寸値段が高いのです。

  これなら何枚でも同じ径で簡単に作る事ができ、目出度く妻の緊急指令に答えることが出来ました。ヤッタア!

  ついでに小さい径の円板、と言うよりダボ(木栓)の作りの方法を考えました。次回もさらなるトンデモ技です。また覗いて下さ〜い

のほほん

直径29mm〜115mmの円板を作る事が出来ます。

ゆっくり切り進むことが最も大切です。
出来上がった教材はトールペイントの絵の具で色を塗りどれみを記し、シェラックを塗っています。(塗りはもちろん妻です)

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