イイカゲン木工日誌 2010年7月・10月

夏バテで木工をサボっていましたが、やっと再開です!

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トンデモ手作り木製ボルトナット

10月31日
簡単手作り木製ボルトナット


  旋盤を使わず、簡単に木製ボルトナットを作る方法を考えていますが、今度はタップ・ダイスも使わず、任意の径のボルトナットを作る方法です。

  作り方は動画を見れば分かると思いますが、留意点を幾つか記しておきます。

  プリンターで罫線(動画は8mmの間隔の線)描き、これをボルトナットに貼り付けてラセンの隅線とします。削っている間に剥がれてしまい易いので、白ボンド等を使ってしっかり貼り付けます。ナットの穴の径は丸棒の径より3〜4mm小さい径となっています。

  ボルトの溝は、ノコ刃を何枚か(動画は4枚)重ねてミニクランプなどで固定し、隅線に沿って削っていきます。溝をヤスリやペーパーで仕上げます。

  ナットの溝削りが一番の難題だったのですが、超イイカゲン方法でクリア・・・何と!ステンレスボルトの頭をビットにしてしまいます(汗)グラインダーで三角形の切り込みを何ヵ所か入れコレを刃にします。
  ドリルにこのビットを固定し、隅線に沿って削ります。当然ですが、トンデモビットなので切れ味は良くありません。しかしコレでもネジの溝を掘る位なら、簡単に出来てしまいます。ナットの溝は少々荒れていても見える所では無いので、まあヨシとしましょう(汗)
必ず安全メガネなどを必ず使って、少しづつ削って下さい。

  相変わらずの超トンデモ方法ですが、案外簡単に出来てしまいました。さらに改善点など考え中です。この方法を使って器のねじ切りなども試してみようと思っていま〜す

のほほん
10月22日
木ネジ溝堀(嵌め合い調整)


  先日のジャッキベースを使って作った太い自作の木のボルトナットですが、そのままでは嵌め合いが非常にきつく、無理に回すとナットが割れてしまう場合があるのです。
  ジャッキベースのボルトとナットはかなり甘く、ガタが大きいのが原因です。また用いる丸棒の径や材質によっては、ボルトの溝(谷)が浅くしか削れない事もあるのです。

  そこでボルトの溝を削って嵌め合いの具合を調整します。動画を見てもらえば分かる様に、適当なドリルビット(ジャッキベースの場合は径2〜2.5mm)の側面を使って簡単に掘る事ができます。
  細い丸ヤスリ(チェーンソー用など)を使ってもいいのですが、ドリルビットを使った方が、より早く楽に、またビットは色々な径があるので溝に合ったものを使うことができます。

  木ネジ作りはまだ続きま〜す。次はタップやダイスを使わず、任意の径の木ネジを作る方法を考えています。

のほほん
ドリルビットで木のボルトの溝を掘り、ヤスリで磨いて嵌め合いの強さを調整します。

子ども用スピンスツール、座面の直径は22cmです。
10月17日
子ども用スピンスツール


  久々にまともな木工です。

  福岡市に住む姉の家にSPINスツール(木工の町大川にある広松木工製)なるものがあったのです。
  木のネジを使って高さを変える事が出来、デザインも素敵なのです。思ったよりずっとしっかりして、とってもいい椅子だと思いました。で、こんな木のネジを使った椅子を、私も作ってみたいと思っていたのです。

  残念ながら自作の木のネジはM33とやや小ぶりなので、子ども用のミニ椅子にしました。M40ぐらいの木のネジなら、大人用のよりしっかりしたスツールが作れると思います。

  さらに太い木のボルトナットが作れないかなぁ〜・・・

のほほん

座面の高さは25〜40cmに可変。裏のナットを締めて固定します。
10月10日
太いボルト・ナット作り


  カエル徒然のケロッケさんとリンクさせてもらいました。木工は2バイ材を使った実用DIY、そして石釜作りやさらにはビオトープまで!またdododayにも沢山の作品や情報が投稿されています。実はケロッケさんは私がHPを開局して最初にリンクさせてもらった工房HNKENさんのブログなのです!ずっと更新が止まっていたので、もう情報を発信していないと思っていたのです。素敵なウッドエンブレムや洒落た小物などが色々あるのでこちらも是非ご覧になって下さい。

案外簡単に出来ますよ
  さあ木工遊びです!!
  以前、木のボルトナットを作りましたが、一番太い物でM24でした。しかし次に作りたい物で、もう少し太い木製ボルトナットが必要なのです。
  そこで、ホームセンターに売っている、足場用鉄パイプの為のジャッキベース(998円)を使って、さらに太い木のネジを作ってみました。

  太さはM33程になります。これぐらいの太さだと色々な物に使えるのではないでしょうか。作り方は動画を見てもらえば分かりますね。

  ナットの下穴は径30mmのドリルであけ、丸棒は径34mmを自作して作りました。力をしっかりかける事が出来れば、案外簡単に、そして予想以上に綺麗に作る事が出来ました。適当な金属のボルトナットがあればさらに太いものも作る事が出来ると思います。

  さあ、これを使って次の木工遊びに取りかかりましょう。

のほほん
10月3日
超々腰高椅子


  皆さん大変ご無沙汰しております。長々と更新をサボって本当に申し訳ありません。この間、ご心配のメールを何人もの方から頂き、お礼とお詫びを申し上げます。

  この夏は7月に夏風邪をひいたのが始まりで、その後猛暑のためか工房で気分が悪くなり(今思えば、この夏流行の熱中症になってしまったのだと思います)、工房に入る体力と気力を失っておりました。
  さらに9月になって、痔まで悪化させてしまい・・・これはもう40年以上の付き合いなのですが、ちょっと気を許したのか、久しぶりに大痔主状態に(汗)さらには仕事が超多忙状態になるなどして、ズルズルと更新をサボってしまいました。

  しかしそろそろ木工の虫がうごめき出した様で、また木工遊びとHP更新をしよう!と思っています。更新のペースはぼちぼちになるでししょうが、皆さんどうぞお付き合いよろしくお願いいたします。

  木工と釣りさんとリンクさせてもらいました。木工は座卓、椅子、戸棚などの本格木工から、旋盤を使ったちょっとユニークな形の小物入れ、さらには糸鋸を使った可愛いジグソーパズルまで、多彩な作品を作られています。鮎釣りと木工を楽しんでいるHakujuさんのブログです。皆さんどうぞ遊びに行って下さい。

  また、工房結の家具 桑原信之さんのブログともリンクさせてもらいました。こちらはプロの木工家で、無垢材を使った素敵な家具を沢山作られています。ブログにアップされたどの作品も、しっかりした組み手の美しい作品ばかりです。また木工技術や工具について、色々な情報や、独自の創意工夫をされていて、とっても興味深い内容が一杯なのです。皆さんも是非ご覧になって下さい。

  Hakujuさん、桑原さん、リンクが大変遅くなってしまい、本当に申し訳ありませんでした。ともあれ、今後とも楽しい木交流よろしくお願いいたしました。
  さて久しぶりのヘンテコ木工です。
  座っても立ち姿のままの超々腰高椅子です。

  立ったままの作業が続くと腰が痛くなってしまう事があるのです。ちょっと腰掛けただけで腰はずっと楽になります。作業用の腰高椅子を作ろうとあれこれ考えていたのですが、座面の高さを、もうちょっともうちょっと、と次第に高くしているうちに、ここまで行き着いてしまいました(笑)。

  座面までの高さは、私の腰の高さにあわせて87cmで、座っても身長は全く変化なし!座面の形は自転車のサドルの形にしてみました。3角形型のどの方向からも座れます。

  しかし、これは本当に使い物になるのか?(汗)
まあ、しばらく使ってみましょう。

のほほん
相変わらずのお笑い木工でスミマセン

糸鋸で作ったミニ額・・製作は超簡単
超高速でスミマセン。スキ間に木粉を埋めて誤魔化しました(汗)
7月2日
糸鋸でヘンテコミニ額


  木工技術はホントに難しい(汗)・・・木工技術の多くは、地道に日々の精進を重ね、技の体得に励まなければなりません。
  しかし・・のほほんはそんな技の修得に少しも精進をせず「何とか誤魔化す方法はないかなぁ・・」とばかり考えているのです。ホントに困ったものです。

  ところで、急に幾つか小さな額を作らねばならなくなりました。丁度?糸鋸遊びの途中なので、ついでにミニ額を糸鋸で切り出して作ってみました。

  動画を見てもらえば分かりますが、作りは超簡単・・というより超イイカゲンです

  糸鋸で接合(留め)部分を切り出し、瞬間接着剤で接着しました。残念ながら・・・と言うか、当然ですが(汗)・・・完全に隙間無くピッタリ、と言うのはちょっと難しいです。
  しかし、糸鋸のブレードの厚みは0.5mmもありません。隙間に木粉を押し込んで誤魔化せば、ほとんど目立たないのでは・・・イイカゲンな私だからそう思うのかなぁ

  波形、ジグザクの留め接合(コレは留めといえるのか?)も面白いのでは・・・どうでしょう?

  糸鋸お気楽イイカゲン&ヘンテコ木工バンザ〜〜イ!

のほほん

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