イイカゲン木工日誌 2008年4月

桜も咲いて春ですね!さあ、楽しいモノを作りたい!


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4月21日
手作りタップとダイスで木のネジとナット作り


  使い道も考えずに丸棒を沢山作ったので、ついでに木のネジとナットも作ってみました。

  木のネジ・ナットを作るためのタップとダイスが市販されていますが、とっても高価で手が出ません。そこでいつもの様にのほほんケチケチ木工術です(^O^)

  近所のホームセンター(ナフコ)に売っている安価なCクランプ(298円)を切り刻んでタップとダイスを手作りしました。製作過程を動画にしたので見てください。

  こんなイイカゲンな道具でも、それなりに木のネジが出来ました。2バイ材の丸棒ではネジ山が崩れやすいので、ラミン(かな?)丸棒を使いましたが、それでも所々ネジ山が崩れてしまっている所があります。まあ、イイカゲンなダイスなので仕方ないですね。もっと粘りのある材で作る方が良いと思います。木のネジを作るのに適した材は何でしょう?

  ネジは径11mmの丸棒を使って、ナットは9.5mmのドリルビットで穴を開けて作りました。もっと径の大きな木のネジを作ってみたいですが、適当なボルトナットが見当たりません。色々な機械、工具の廃品を探せばあるかもしれません。

  これで丸棒の使い道がさらに広がるかな(⌒‐⌒)

  のほほん
 
ディスクグラインダーは安全防具を必ず装着し、
細心の注意を払って作業して下さい!

トリマーと鉋がテーブル面から外れない様に低いフェンスを取り付けました。
テーパー16角棒なんて何か役に立つかなぁ?
4月17日
丸棒作り治具小改良


  何処まで続く?ヘンテコ治具遊びの道はどこまでも果てがないのです(笑)イイカゲンにまともな木工しろ!!

  先日のトリマーと手鉋での丸棒作り治具を小改良しました。
  画像で分かるようにトリマーと鉋を滑らせる面(テーブル面としましょう)に低いフェンスを取り付けました。またトリマーの定盤に1cmほどの板を貼り付けました。

  改良はこれだけですが、これで工作の際にトリマーと鉋が治具のテーブル面から外れる事がなく、安心して削る事が出来るのです。またトリマーの削る深さがテーブル面と一致するので、トリマーから鉋への持ち替えによってテーブル面の高さを変える必要もなく、スムーズな作業が出来るのです・・って意味がチョット分かり難いかな・・実際にやってみるとこの小改良によってずっと扱い易くなる事が分かりますよ。

  早速この治具で丸棒・・ではなく・・・テーパーのついた16角棒を作ってみました。旋盤では出来ない棒を作ってみたかったのです。でもこんな棒何か役に立つでしょうか?

  のほほん

このカクカクが案外素敵ですよ!
  
トリマーで荒削り、そして手鉋で仕上げれば早く綺麗に簡単に!
4月10日
トリマーと手鉋で丸棒


  先日の手カンナ丸棒作り治具を使って、手鉋だけで丸棒を作るのは、やはり時間がかかります。

  そこで荒削りは機械の力を借りてトリマーで削れば、より早く簡単に丸棒ができちゃいます。
  そして最後は先日と同じで、手カンナを使えば綺麗に仕上がります。都合の良い事に、この治具はそのままトリマーを使う事が出来るのです。

  さぁ宿題をしなければ!

  のほほん
4月1日
手カンナで丸棒作り


  丸棒作りにず〜っとはまっています(汗)
  先日の電動ドリルで回しながらカンナで丸棒を作る方法で作った治具を少し改造して、手カンナ用の丸棒つくり治具を作ってみました。

  手カンナだけで丸棒を作る方法は多くのプロの方がされています。また時間と慎重さは必要でしょうがアマでも作ることは出来ます。しかしちゃんと真円になっているか、径は一定しているか等々、精度を出すのは難しく、これは上級、熟練の技が必要だと思います。そこでアマチュアでも手カンナで精度のいい丸棒が作れる治具を作ってみました。

  工夫したのは蝶ネジなどの金具がカンナを滑らせる面より上に来ない様にしました。これで心おきなく?カンナをふるう事が出来ます。動画で分かる様に、最後は蝶ネジを少しづつ回してスライド面を下げながらカンナを滑らせて削ります。
  これなら精度の良い丸棒を手軽に作る事が出来ます。テーパーをつけた丸棒も簡単です。

  手カンナで木目に逆らわない方向で仕上げた木肌は、ペーパーの仕上げとまた違った美しい木肌です。このままカンナの削り面を残したままで使いたいです。

  ドリルや旋盤で回して削る方が、ずっと早く作れますが手カンナはまた別の魅力があります。久しぶりにカンナ削り屑に囲まれて楽しい気分です。大きな板のカンナがけはとっても難しいですが、これならカンナの難しい調整も必要なく簡単に出来ちゃいます(^O^)

  電動工具を全く使わず作品が作れたらさぞ楽しいでしょうねぇ・・時間をたっぷりかけての完全手づくり・・何時かそんなイイカゲン木工とは対極にある様な木工にもチャレンジしてみたいです。
  電動工具を使った治具ばかり考えてますが、手技の為の治具ももっと考えたいですね。

  のほほん
 
カンナが滑る面より上に蝶ネジ等の金具が出ない様にしました。
この治具があれば手カンナでも精度よく丸棒を作る事ができます。
ペパーを使わず手カンナだけで仕上げた木肌は最高です。

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