イイカゲン木工日誌 2008年3月

宿題はどうなってるの!!という声が聞こえて来ますが・・

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3月23日
眼鏡を落とさない防塵マスク着脱法


  お待たせしました!えっ誰も待ってない?防塵マスク装着法の続きです。

  先日の装着法は簡単超速です。しかし眼鏡をかけているとチョット問題点があるのです。それはマスクを外す時、眼鏡の柄(ツル)にヒモが引っ掛かって眼鏡が外れ、下手をすると床に落としてしまう事があるのです。(これは従来の方法でも同じです)

  こうして今までマスクを外す時に眼鏡を落とした事が何度あったでしょう。そして先日落とし所が悪かったのか、ついにレンズに大きな傷を付けてしまいました。あ〜痛い出費です(涙)
  実は防塵マスクの新たな装着法を考えたのは、素早く装着するのが第一ではなく、眼鏡を落さない方法を見つけるのが本来の目的だったのです。

  動画を見てください。眼鏡の上からマスクを装着すると、マスクのヒモは眼鏡のツルの上になりこのままマスクを外す場合はメガネを引っ掛ける事はありません。
  しかし、作業の途中で眼鏡をかけ直すと、ヒモの上に眼鏡のツルが乗り、この状態のままマスクを外そうとすると眼鏡を引っ掛けてしまうのです。(これは動画を見れば分かりますね)もちろん眼鏡を外してからマスクを取れば問題ないのですが、その一手間が面倒で、つい眼鏡をかけたまま外そうとして引っ掛けてしまうのです。

  さてその眼鏡を落とさない着脱法は、動画を見て分かるようにゴムヒモ1本で掛けて外す方法です。これも簡単で素早く出来ます。ヒモの端の固定も木片のスリットにヒモを挟む事で簡単にできます。最初にヒモの端を挟んでおき、後は前回と同じ様に装着する方法も良いと思います。片手で外す事が出来るのも良い点です。
  眼鏡木工人の皆さん是非この方法を試してみて下さい。

  ところで、防塵マスクがあまりにも汚なかったので、新しく買い替えました。どれが良いの分からなったので、花みずきさんのHPで紹介されていた防塵マスクを買いました。プロの手柴さんのように塗装用フィルターは必要ありませんが、分解して洗えるなど利点もあるので選びました。まだ購入したばかりですが、顔にフィットする感触は今までよりいい感じで、Mサイズですが顔に強く当てなくても空気漏れはありません。

  私はハウスダストのアレルギーがあるのか、布団の上げ下げをするとクシャミが止まらなくなります。防塵マスクを使うと全く出ないのです!でも工房ではクシャミは出ませんよ。好きな事をやっているので大丈夫なのかな?(笑)

  のほほん

ヒモの最後は隙間を作った木片に挟んで固定します。最初にヒモの端を挟んでから装着しても良いと思います。どちらも装着は簡単です。 マスクを外す時、眼鏡を落とさない装着法です。これなら眼鏡を引っ掛ける事はありません。片手だけで外す事が出来るのも利点です。(^O^)

ゴムヒモは片側だけに結び、反対側はフックを付けました。まあ、ばっちいマスクですねぇ
のほほんの素顔公開!あ〜恥かしい
以後お見知り置き下さい。
3月17日
防塵マスク超速装着法


  皆さん防塵マスクちゃんとしてますか?
  冬はそうでもありませんが、夏は汗をかいて本当にうっとうしく、少しでも早く外したくなりますよね。やはりマスクを着けたり外したりの回数はかなり多いでしょう。

  従来のヒモを上からかぶって装着する方法は、とっても手間がかかるのです。外す時も耳や髪、メガネに引っ掛かってなんとも面倒です。そこでもっと素早く装着出来る方法を色々考えてみました。使い捨てマスクの様に両耳にかける方法、1本ヒモの方法、ワイヤーで固定出来ないか、等々・・・。

  そして色々試した結果、一番早く装着できる方法が動画の方法です。ゴムヒモを片側だけに結び、もう反対側に側に回して引っ掛けます。このゴムヒモを掛けるフックだけ小さな木片で作ってマスクに取り付けました。改造も超簡単です。
  両側のゴムヒモの引きの強さを調節しながらの装着も、何度かすれば直ぐ慣れます。動画で分かる様にこれなら装着だけでなく外すのも一瞬です!相変わらず手抜ばっかり考えていますね(汗)

  皆さん面倒がらずに必ず防塵マスクをして下さいよ!趣味の木工は短時間だからたいした事はない、と考えてしまいがちですが、木工の粉塵はもの凄いです!工房粉塵テスト集塵・排塵対策も見てください。
  そして防塵マスクはしっかりした物を使うべきだと思います。使い捨てマスクは隙間が出来やすく、メガネが曇ったりし易いです。大きな防塵マスクは見た目はうっとうしいですが、使い捨てマスクより快適だと思います。

  それにしてもばっちいマスクですねぇでも中のフィルターはちゃんと交換していますよ。
  もう何年使っているでしょう。元もとのゴムヒモはとっくに伸びきって、裁縫箱にあるヒモを使っています。顔に当たるゴムも硬くなり、空気弁の動きも悪くなっている様です。そろそろ買い替え時かナァ・・装着感が快適な防塵マスクがあれば教えて下さい。

  と、ここまで長々説明しましたが・・
実は私が現在行っている装着法はこの方法ではありません。エエッ!?何故かって・・それは次回へ乞うご期待!

  のほほん
3月11日
ノコ2枚刃丸棒削り(径10〜20mm)


  うきうき木工道楽さんとリンクさせてもらいました。アマチュア御用達の木工旋盤WT300で器やボールを作られています。まだウッドターニング を始めて間もないという事ですが、3相インバーター化、金属用ノコ刃を使った自作バイト(これは絶対試してみたいです)、さらに真空改造までしています。これからどんな作品が、冶具が登場するかとっても楽しみです。皆さん開局ホヤホヤのうきうき木工道楽さんを訪問して下さい。
  さて丸棒作りが続きます。
  径10mm以下の細い径の丸棒は、今までに紹介した手磨き法ノコ刃法鉄板法ヤスリ法で簡単に作る事が出来ます。

  ノコ刃を使う方法は径20mmまで出来ない事はないのですが、さすがに径十数mm以上になるとノコ刃一枚では切削力が弱く失敗してしまう事もあり、安定して削る事が出来ませんでした。そこで10〜20mmの丸棒を作るのにノコ刃を2枚使って削ってみました。

  ノコ刃の設置は写真や動画を見れば分かりますね。これも木目の向きを考え、万力でつぶされ難い向きで挟んで下さい。ノコ刃のアサリもあるので丸棒は丸穴の径より、1mmほど細く出来上がります。

  2バイ材などの軟材では角棒から直接削る事が出来ますが、硬材は角材の角(稜)をカンナなどで少し落としてからの方が削り易いと思います。
  軽く手を添えて材の暴れを押さえながら挿し込んで下さい。途中で止めると径が変わってしまう場合もあるので、一定の速度で挿し込んで下さい。また削り終わって引き抜く時は必ずノコ刃を外して引き抜いて下さい。刃をつけたまま引き抜くと傷が付いてしまいます。

  表面は荒れているのでペーパーで仕上げる必要があります。径20mm以上となるとこの方法では難しくなります。これはトリマー法や先日紹介したカンナ法で削った方が良いでしょう。

  カミソリみたいに3枚・4枚刃と進化しないかなぁ(笑)

  のほほん

動画は最初にノコ1枚刃で次に2枚刃で丸棒を作っています。

ノコ刃2枚を万力とクランプでしっかり固定します。

左が2枚刃で径18mm、
右は1枚刃で径9mmです。

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3月7日
木工DVD


  最近続けて木工DVDを頂きました。

  一つは趣味は木工とDTMのkumarさんから頂いた中級者のための「実践キャビネットの製作」というDVDです。皆さんもご存知の様にkumarさんはDIYネットワーク倶楽部を主催されていて、私もヘンテコ治具や作品を沢山投稿させてもらっています。このDVDではプロの木工家が、色々な木工技術や治具、そしてより精度を上げるためのコツなどが丁寧に説明されています。フムフム!なるほど、なるほど!とうなずきながら見てしまいました。(実は最後に私のHPも紹介してもらっているのです。)

  もう一つは楽しく木交流させて頂いているKさんからDVDビデオマガジンシリーズ11「工房見学」という木工DVDを頂きました。このDVDはKさんともうお一人やはりアマチュア木工を楽しんでいる方の自宅工房が紹介されています。より工房を使い易くする為の工夫や治具が色々紹介されてます。私も近い将来、よりしっかりした自宅工房を作りたいと考えており、参考にさせてもらいたいアイデアが一杯です。こんな工房が欲しいなぁ!!

  やはり動画だととっても分かり易いですね。「百画像は一動画にしかず」?かな(^O^) kumarさんKさんどうも有難うございました。多くの木工人の方々に見ていただけると嬉しいですね。興味のある方は左の画像をクリックして下さい。

  ついでに木工思い出話です。
  私は既に木工趣味歴20年超になりますが、まともに木工技術を学んだ事もなく、今でもほとんど我流の誤魔化し&イイカゲン木工ばかりです。インターネットが普及する以前は、木工技術は難しい専門書かわずかの雑誌を通してだけで、私の未熟な体験だけではその記述を十分に理解する事が出来ない内容も沢山ありました。面倒くさがり屋の私は真面目に学ぶ事を放棄していたのです。
  まあ作品はイイカゲンでも自宅用ならそれで済んでしまいます。でも安全に対する知識など、今から考えると全く足りなかったと、本当に冷や汗が出てしまうことが一杯です。

  あの頃は本当に木工情報に飢えていました。今はプレミアが付くという手づくり木工事典など何度読み返したでしょう(懐かしいナァ・・)そして手づくり木工事典が廃刊になってからは、いよいよ飢餓感がつのり、木工情報欲しさにインターネットに接続しました。

  あれから数年・・今は本当に手軽に、多くの木工情報を得ることが出来る様になりました。そしてこうした木工DVDを見れば色々な木工技術やアイデアなども、楽に理解する事ができる様になり、10年前とは隔世の感がします。
  こんな木工技術をもっと早く知り得ることが出来ていれば、イイカゲン木工などと居直って変なモノばかり作っていなかったかもしれませんね。

  さらにこうして自分のHPを立ち上げ、多くの木工人の方々と楽しい木交流をさせて頂き、一挙に木工遊びの世界が広がりました。作ることより作ることを通じて交流する事が楽しいのかもしれません。皆さんこれからも木工情報交換と楽しい木交流をよろしくお願いしま〜〜す!

  のほほん

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