イイカゲン木工日誌 2008年2月

寒い寒い!作品はちっとも作らず丸棒作り遊びばかりです

3月の日記へ



100均のドリル用平ビットが丸棒固定のドライブセンターです。これを角棒に叩き込んでからチャックで固定します。
クランプが邪魔にならない様に下部に穴をあけ固定出来る様にします。

反対側の回転軸は半ネジの木ネジの頭を切り落としただけです。滑りが良いように小さなワッシャを挟みます。

カンナは特売で買った小さめ(寸四かな)の超安物(588円)です。木屑が詰まらない様に刃口を広げました。神聖な鉋に何と言う事を!
2月28日
カンナで太い丸棒作り


  今度は太い丸棒です。
  細い丸棒作りの方法は幾つか試しましたが、太い丸棒作りはトリマーを使った方法だけしか紹介していません。そこで以前からやってみようと思っていたカンナでの丸棒作りを試してみました。

  木工旋盤を使ってカンナで丸棒を作る方法はRe:Woodworkingさんが洋書を参考にし、さらにご自身のアレンジを加えて丸棒旋削治具を作られています。
  この鉋を使う方法は昔から木地師などが行なっていた様で、HPの記述でも見かけた事があります。
  最近でも斎田さんがブログでバット削り名人を紹介しています。そしてそれを見たファーマーさんが早速丸棒を試作し、面白いほどサクサク削れると紹介しています。皆さんご覧になって下さい。

  木工旋盤を持たない私は、またドリル旋盤ですが、角棒の固定方法を改良しました。またカンナが安定してかけられ、丸棒の径を正確に出せる様に、カンナを滑らせるガイド台を設置し、蝶ネジで高さを微調整できる様にしました。どれも簡単な作りで製作も簡単です。ともかく動画をご覧になって下さい。

  最初はまず、手カンナで角材の角を適当に落とします。それから材を回しながらカンナで削ります。ガイド台の高さを蝶ネジで調節しながら、ノギスで径を測りながら削ります。片方だけ大きく削ってテーパーを付けることも簡単に出来ます。

  この方法は簡単に綺麗に丸棒を作る事が出来ます。ファーマーさんも言われている様に、サクサク気持ちよく削り屑が排出してきます。以前にに紹介したトリマーを使う方法より、さらに簡単だという印象です。治具の製作も実に簡単です。

  皆さん一度試してみて下さい。

  のほほん

カンナで太丸棒作り。サクサク気持ちよく削れますよ。
 最初は手カンナで適当に角を落とします。カンナ台があるので安定して削れます。最後はノギスで径を測りながら削ります。動画では長さ68cm一辺39mmの角材から径37mmの丸棒を作りました。慣れれば1本10分もあれば作れると思います。
 
蝶ネジでカンナ台の高さを調節出来る様にしています。回転によるブレを押さえる為にセンター軸固定用の支えを作り注油口を作りました。
 
ペーパーをクサビで固定して手持ち、クランプで固定しても使えます。用いるペーパーは小さい径の丸棒にもフィットする柔らかいルビーロールが良いと思います。
2月23日
丸棒磨きジグ


  ほねだいくの木工日記さんとリンクさせてもらいました。ええっ!?なんとテーブルソーの縮小改造!これぞアマチュアの為の改造です。本業が整形外科のお医者さんで、電動工具によるケガの怖さ、安全に関する記述は説得力がありますよ。嫌々はじめた木工から、いつか楽しい木工遊びにはまってしまった、ほねだいくさんのHPを皆さんご覧になって下さい。

  フィッシュクラフト工房さんともリンクさせてもらいました。木工は木目を生かして、フィッシュカービングはリアルに・・なんて思いがちですが、木彫に彩色されたお魚さんの色鮮やかなこと!強烈な印象は目に焼きついてしまいますよ。フィッシュカービングも色々あるものなのですね。イラストも味があってとっても素敵です!皆さんフィッシュクラフトさんのブログを覗いて見て下さい。

  さて丸棒磨き治具です。先日のヤスリで丸棒作りをしただけでは表面がかなり荒れています。
  また以前紹介したノコ刃で丸棒作り鉄板丸棒つくりでも表面が相当荒れていて、ペーパーで磨いて仕上げなければなりません。

  電動ドリルで丸棒を回しながらペーパーを手に持って磨く事も出来るのですが、高速回転だとペーパーを巻き込まれてしまい手指に怪我をする危険性があります。また手持ちだと丸棒の径をそろえる事がなかな難しいのです。そこで安全対策と磨き易さを考えて丸棒磨き治具を作ってみました。

  ペーパーを糊で治具に貼り付けてしまうと、ペーパーの同じ場所ばかりがこすれて、直ぐ砥粒が剥がれてしまいます。、そこでテーパーの付いたクサビを挟んでペーパーを固定したり、また作業台で使う場合はクランプで固定したりして使います。これなら使う度に場所を少しずらしてペーパーの色々な面が使えます。そして粒度の違うペーパーへの交換も簡単です。

  動画で分かるように色々な使い方が出来ます。どの使い方が一番良いでしょう。テーブルにクランプで固定すると一番力が入り安定して磨き易い様な気がしますが・・どちらにしてもペーパーを直接手で持つより、ずっと磨き易く、より強力に磨けると思います。

  のほほん

 2つの木工ヤスリを上下逆にして万力とクランプで、ヤスリの目の向きを考えてしっかり固定します。
 使ったのは100均ヤスリです。もっと切れ味の良いヤスリならより簡単に削れると思います。
2月12日
ヤスリで丸棒つくり


  またまた丸棒作り、今度は木工ヤスリで作ってみました。
  思いついてみたものの・・こんなイイカゲンな方法でホントに出来るのか?で、試してみると出来ちゃいました。本来は丸棒の径を調整する為に考えたのですが、径10mm以下なら角棒からでも作れる事に気が付きました。

  作り方は超簡単!木工ヤスリ2本を上下逆に、ヤスリの目の向きを考えて万力とクランプでしっかり固定します。(ヤスリは1つでも出来るのですが削る力が弱くなる)角棒をドリルで咥えて回しながら2本のヤスリの間を通しながら削ります。チョット強引ですが数回通すと丸棒になります。最後は棒の直径をそろえる為、後ろから丸穴を空けた木片で支えてブレを押さえて削れば簡単出来上がりです。

  但しこの方法は直径10mm以下の丸棒までにした方が良いでしょう。大きい径では暴れがひどくなってしまいます。また当然このままでは表面がかなり荒れているのでペーパーで磨いて仕上げる必要があります。通す回数は増えますが、木工ヤスリは目の細かい方を使った方が良いと思います。

  丸棒作りはこの方法以外にも色々な方法をアップしています。丸棒作りのページをご覧になって下さい。

  のほほん

 角棒を最初は特に注意して斜め上方から挿し込んで行きます。強引に押し込むと材が割れてしまいます。数回ヤスリの間を通すと丸棒になります。最後はズレない様に後ろから丸穴のあいた木片で支えて通し、径をそろえます。
 丸棒の径の調整も簡単です。表面はかなり荒れているので最後はペーパーで仕上げて下さい。動画では10mmの角材から9mmの丸棒を作りました。
ゆるい傾斜を必死に?回りながら下る姿はやっぱり癒し系おもちゃでしょうか。やっぱりヘンテコおもちゃですね 2月7日
くるくるスローコースター


  久々のくるくる回転おもちゃです。
  こんな幼児の為のおもちゃがありますが、回転する様子が面白いので少しアレンジして作ってみました。

  簡単に作れると思ったら案外難しいのです。回転を稼ぐ為に軸をなるべく細く、また出来るだけ摩擦が少なく作らなけばなりません。
  正確な円板を作り、きっちりセンターに垂直に軸棒を立て、そしてワッシャやスロープの細かな調整・・何度も試行錯誤を繰り返しながら思いの他手間がかかりました。
 
  スムーズに安定して回転させる為には正確な作りと細かな調整が必要です。摩擦を小さくする為にワッシャを挟みましたが、台にあたる部分のワッシャはなるべく小さい物が良い様です。

  のほほん

1月の日記へ

ホームへ
inserted by FC2 system