忍法ネジ隠し

禁断のトンデモ・ヘンテコ木工術です

真面目な木工家の皆様は素通りして下さい。



角ダボで額作り
(2016 8 23)

   また頼まれ物で簡単な額を作りました。今まで一体額を幾つ作ったでしょう?ゴミ箱作りといい勝負で、大小色々作りました。あまり装飾的なモノは作らず簡単なものばかりですが、それでも30年の間には100個位作ったかもしれません。そのほとんどは45度留め接合かんざしで補強する方法だと思います。今回も同様に作ろうと思ったのですが、四角ダボを簡単に埋める手順を説明したかったので、ちょいかっこつけ(実は恥知らず)で額縁を作りました。

   イイカゲン簡単木工ではネジ接合そして丸ダボ埋めが定番\(^▽^)/です。しかし毎度丸棒を埋めるのは、いかにも簡単木工ここにあり!(そうなんだから仕方ないけど・・汗)なので、最近はチョイ見栄はりで角ダボを埋める事が多いのです。(簡単木工といいながら、ちょっと格好をつけたがるなんて本当に恥知らずなのかな^^:)

   で、額縁作りの45度留め接合の補強に角ダボをしてみました。これも動画を見てもらえば分かりますね。安価な角ノミを1本持っていると角ダボ埋めは簡単に出来ちゃいます。木工素人から見ると何か高度な技なんでは、なんて思ってくれるのではでは^▽^・・・といかにもスノッブな技なのです。

   簡単・イイカゲン・ヘンテコ・トンデモ・役立たず・お笑い・恥知らず・スノッブ木工(しつこいんだよ)バンザ〜イ


   ※スノッブ:上品ぶったり教養ありげに振舞ったりする、鼻持ちならない人・・ワォ(゚∇^;)

のほほほ〜ん


上の画像をクリックして動画を見て下さい。


ちょい見栄はりスノッブ木工(汗)これ実は片側の角ダボにはネジが入ってなく単に飾りなのです (:´エ`)


超々スリムネジ、ネジ頭の直径は3mm〜3.5mmです。

超スリムネジ(忍法ネジ隠し術)

  さて、トンデモ・ヘンテコ木工術です

  釘の頭を潰したり、あるいは切り落とすなどして、目立たなくする方法は大工さんが良く使います。とっても簡単なので、私も時々使っています。
  ただ、釘ではどうしても接合力が弱いので(スクリュウ釘を使うが、それでも木ネジと比べると弱い)、家具作りではほとんど使われません。

  釘に比べ、木ネジは接合力が強いのですが、釘の様に頭を潰したり、切り落としたりする事が出来ません。木ネジも頭の小さいスリムネジがありますが、目立たなくする為に超々スリムネジを作ってみました。

  いつもの様に超簡単!単にネジの頭を小さく削るだけです。動画で分かる様に、グラインダーがあれば30秒もかかりません。用いる木ネジは、全ネジ(首までネジになっている)が良いでしょう。

  普通の木ネジやコーススレッドの頭の直径は9〜8mm程、市販のスリムネジでも7〜6mmあります。これを削って3〜4mmにすると、もうネジの山部分の太さとほとんど同じです(右画像A・B)。

  頭が弱くなっているので、必ず下穴をしっかりあけてから、ネジ頭を壊さない様に注意して、真っ直ぐねじ込まなければいけません。

  ドリルビットも同様の方法でグラインダーで削り、径を細くした物(径3mm)を作りました。これなら板面を傷つけずに、超スリムネジを、板面に挿し込む事が出来ます。

  頭がほとんどないので、電動ドリルで板面の中に、直ぐもぐってしまいます。しかし板面より、少し奥にもぐった位の方が、より目立ちにくいと思います()。またその上にダボを埋めても良いでしょう()。普通のダボと比べて、ずっと小さいのでネジとは思えないですね。

  超スリムネジは単に、目立たないだけではなく、板面を潰し難い、、板割れを起こし難い、板の端(木口に近い所)でも安心して使える等、利用できる場面が色々あるのではないかと思います。私も今度、これで簡単木工作品を作ってみようと思います。皆さんも是非試してみて下さい。

  のほほん流トンデモ・ヘンテコ木工術ですが、どうぞ笑ってお許し下さ〜い。

のほほほ〜ん
木ネジ君ありがとう

またまたやっちゃいました。こんな低俗な木工術を発信して、格調高い木工家の皆さんの顰蹙(ひんしゅく)を買いそうですね。どうか平にご勘弁を・・(^人^) どうぞあきれないで、今後ともお付き合いをお願いいたします。
今回は「ネジ頭隠し」の術です。

木工技術を持たない者にとって、木ネジこそ最も偉大な味方だと思います。 ホゾ接ぎ、木工組み手が出来なくとも、ただストンと木を切って、後は木ネジで締め上げることで、 ほとんどの作品を作ることが可能です。 これがあったからこそ、のほほんもスバラシイ?作品を作ることが出来たのです。
「木ネジ君ありがとう。」なのです。
しかし、作品に残ったこの木ネジ君の頭こそ、素人の証拠、下手ッピイの証拠なのです・・・ウウッ
この下手ッピイの証拠を、何とか隠すことにのほほんは頭を悩ませてきたのです。 (そんな下らない事にうつつを抜かすなら、まじめに木工技術をおばえろ!!)
忍法ネジ頭隠しのいくつかを説明する前に、ぜひ一つ誤解のないようにお願いしますが、 のほほんがいつも全て、この方法でやっている訳ではない、ことをご理解しておいて下さい。 私の美的感覚にあわないモノもあり、こんな方法もあるよ、という事なのです。 (いいかげんにせい!大体お前は能書きが多すぎる(`_´メ)

すみません、それでは早速説明いたします。


穴あけ用ポンチと厚つーいカンナ屑

タイルやコインはそのまま貼り付けてもいいし、少し板を削ってダボ埋めの材料としてもいい。
また銅シールを丸や四角に切って用いる。
@ネジの上にパッチ(シール)を貼る方法

実に安易、かつイイカゲンな方法ですね、ゴメンナサイ。
そのための木で出来た既製品のシールもあります。
裏をはがしてネジの上に貼るだけのお手軽さで、 数種類の樹種が売られています。しかし値段が高く、買うのはもったいないですね。
木口(板の断面)シールも数種類の樹種で売っているので、これを切って使ったら経済的です。しかし買わなくても こんな物すぐ出来ますね。

カンナの刃を大きく出して板にカンナをかけてカンナ屑を作ります。カンナ屑の厚さ数ミクロンの職人の技はとても出来なくとも、 厚さ1mmのカンナくずは、ど素人でも簡単にできてしまいますね・・・ちょっと力が要るけど(^.^;
その鉋屑を四角か、丸に切れば出来てしまいます。そしてボンドで貼ればいいのです。 (ちょっと巻き癖がついているので、はがれないようにしっかり貼り付ける・・・普通の木工ボンドではなく速乾性の接着剤の方がいいかも)
四角く切るのはハサミで出来ますし、丸く切るのは皮用のポンチ (ホームセンターで、300円ぐらいから色々な直径のものが売っている・・・)で切り取るといいですね。 (↑上の写真)

さらに貼り付けるパッチは、何も木でなくともいいですね。花のシールなんてどうでしょう? カントリーの可愛らしさに合うのではないかな(^o^) 。これは好きずきですが・・・花のシールは色々あるようですね。素敵なのを探して下さい。 私は銅のシール(厚さ0.1mmでハサミで簡単に切れる)を使ったこともあります。銅の光沢はなかなかステキですよ。
他にも探すと色々な物があります。 壁紙やふすま紙は木目調、レンガ調、その他色々あって裏に糊までついています。 コルクシールもありますね。ワインのコルク栓を薄く切って使ってもいいですね。 まだまだ使えそうなものが色々あると思います考えて下さい。

あまりにもイイカゲンでゴメンナサイ・・のほほん。
Aネジの頭をチョキンと切る方法

これも実に安易な方法ですね。
釘の場合、釘の頭をつぶしたり、ペンチで切って釘シメで打ち込むと、ほとんど目立たないのですね。
しかし釘ではやはり接合力が弱くなります。 (スクリュー釘が強い。また最近の接着剤は強力ですから、これでもいいのですが・・・)
そこで木ネジ(全ネジ・・・根元までネジがきってある木ネジ・・・をつかいます)を使います。 しかし木ネジは釘よりさらに頭が目立つので、これをちょっと大きなペンチで、なるべく板面近くをチョキンと切ってしまいます。
そしてそのすぐ横に太鼓釘(釘隠しに使われる釘です)を打ち込みます。太鼓釘を飾りにしてしまうのです 。太鼓釘は銅や、黒い色がいいですね。太鼓釘の仲間で、菊紋釘や亀紋釘もあります。(ちょっと和風になるけど)

こんな釘で隠すのもしゃれていると思いませんか?

こんなことわざわざHPで説明するほどのことではないですね・・・スミマセン
のほほん

ネジ隠し釘の色々
上の写真、左側から(番号1)はネジの頭をチョキンと切った状態、(番号2)は銅の太鼓釘をそのすぐ横に打とうとするところ、 (番号3)は黒い太鼓釘、(番号4)は亀紋の隠し釘、(番号5)は菊紋の隠し釘です。


B簡単ダボ埋め・・・電動ドリルがなくても出来る

これはほんの少し板の表面を掘り込む方法で、上の二つの方法と比べると少し高級(-_-;) です。 要するに薄い(深さ3〜5mmほど)ダボ埋めなのです。
まあ、普通のダボ埋めより手を抜いて作ろうというの事なのです (ダボ埋めでも簡単なのに、さらに手を抜こうというのです・・・この不精者め!)
但しこの方法は、パイン材などの軟らかい針葉樹でないとできません。
写真で見てもらった方が早いですね。

まずした下穴を空け、木ネジを締めるのですが、 木ネジを板の面から数mmほど浮き上がらせて止めます(番号1)。 そしてこのネジの頭を基準にして、板面にポンチで丸く(番号2・3)、 あるいは彫刻刀(ノミは刃が厚すぎる)で四角く数ミリの深さ傷をつけます(番号7)。そして、 板面から3〜5mm程ネジの頭が沈むまで、ネジを締めこみます。パイン材などの針葉樹は柔らかいので、簡単に板面より深くねじ込めます。
ネジの周囲の木屑をキリの先や、カッターナイフの先で削り取ります(番号4)
そして、その穴に木工ボンドをつけ、丸棒や角棒を押し込みます(番号5)。 のこぎりで切ってハンマーの丸面側で、軽くたたいて目違いを均してカンタン出来上がりです(番号6・8)(^o^) 。

使うネジの頭の直径・ポンチの直径 ・丸棒の直径(角棒の断面の大きさ)の関係は1〜2mmほどそれぞれ大きくなります。
丸棒や角棒は木殺し(棒の先っちょの角をハンマーで少したたいて、角をとる)をしてボンドを付けた穴に打ち込みます。
丸棒・角棒も色々な直径のもが売っています。(ホームセンターだけではなく100円ショップにも売っています)、 しかし角棒などは自分で作ったらいいですね。

左側の写真では、ネジ頭の直径は7mm、ポンチの直径は8mm、打ち込む丸棒の直径は10mmです。
パイン材などは軟らかいので、また穴の深さが浅いので、 丸棒や角棒の直径が少し大きくても、木殺しをし、ちょっと強引に押し込んで出来ちゃいますね。

さらにネジ隠しのダボ埋めは、シールの時と同じく、何も木でなくていいと思います。
縦・横1cmの小さなタイル、丸いタイル、ハートのタイルなど色々売っています。 あるいは薄いレンガや石のかけら、コイン等を埋めても面白いと思いますよ。
埋めたら面白そうなものを色々考えてください。

フー・・・のほほん流の、イイカゲン木工術につきあっていただき、ご苦労様でした。
あまりの低級さにあきれないでください・・・

のほほほほ・・・・ん


簡単ミニ丸テーブルですが・・
ミニ丸テーブル

  久しぶりの木工は、何の変哲もない簡単ミニ丸テーブルですが・・・

  相変わらずの超手抜き木工で、接合は全て木ネジで、ホゾもビスケットもダボも全く使っていませんコリャ威張って言う事か

  でも脚をよ〜く見て下さい。表からはネジの頭やダボ埋めの跡は全くありません。この脚どうやって木ネジで接合したか分かりますか
  答えはココをクリックして下さい。

  このミニ丸テーブルはトールペイントをしている妻の友達に頼まれての製作です。素敵なトールが描かれたら高級テーブルに変身するでしょう。(^O^)

のほほん

全部木ネジでの接合ですがネジ跡が何処にもない?どうやって接合したかはココを見て下さい。

 
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