簡単Fクランプ(ハタガネ)

最もよく使うFクランプを安上がり簡単に手づくりします。


Fクランプ空回り防止小技
(2018 8 7)

   さて毎度の超簡単冶具・・・と言えない程小さい小技です^^:

   Fクランプで締める時ネジ部分ををぐるぐる回しているのになかなか締まらない・・・なんてことありますよね
   Fクランプのあごが支柱にしっかり咬んでないと、いくらクランプを回しても締める事ができません。特にFクランプを真っ直ぐ立てて使う時、あごの根元(支柱に咬む部分)が下がり易く、支柱に咬みこめず空回りしてしまうのです。

   そこで激簡単対策・・・輪ゴム1本で簡単にクランプネジの空回りを防ぐ事が出来るのですが、これは動画を見て下さい。から回りがないととっても気持ちよく締める事ができます。皆さんどうぞ試してみて下さい。

のほほん


上の画像をクリックして動画を見て下さい。


右は150mmの純正100均クランプ。左は開き幅約400mmの改造クランプで、要したお金は128円です。

穴をヤスリ少し広げます。手作業で15分位かかりました。拡げ過ぎにも注意。

平鋼2枚重ねは瞬間接着剤でくっつけただけです。バーの刻みはなくてもしっかり止まります。頭の部分は平鋼の方を削って叩き込みました。外れる様ならビスを打とうと思います。
100均Fクランプ改造

  皆さんも100均クランプは沢山持っているでしょう。この100均クランプは長さ20cmまでしかなく、最近はそれもなかなか見当たらず、持っているのは15cmのものばかりです。後もう少し長ければ便利なのだけど・・でも100円だから仕方ないですね。そこでチョット手を加え。バー(支柱・心棒)の部分を長く改造してみました。

  使われているバーは厚さ5mm、幅14.5mm程の平鋼です。これをネットで注文すれば手に入るのでしょう。でも近所のホームセンターで簡単に手に入る材料を使うのが、のほほん木工房の基本方針(ヘンな基本方針! 今時、時代遅れかな・・実は送料が勿体ないだけなのです)なので、ホームセンターに売っている一番細い平鋼(厚さ3mm幅15mm長さ910mm1本128円と安い!)を使いました。この平鋼をディスクグラインダーで半分に切り、2本を瞬間接着剤で貼り合わせて使いました。

  本来のバーと比べてわずかに太いので、画像の様にヤスリでクランプ部分の穴を少し削り、平鋼2枚重ねが通る太さにしました。手作業で穴を広げるのは少し大変なのですが、それでも15分ほどで出来ました。

  ホームセンターには長さ1820mm(240円)の平鋼まで売っているので、いくらでも長いクランプを作る事ができますが、あまり長くするとバーが歪んでしまいますので、まあ開き幅400mm位までが限度でしょう。

  他の市販の幾つかのFクランプも同様の方法で簡単にバーを延長出来そうです。これも現在試作中ですので、また覗いて下さい。

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Fクランプバー延長改造

  先日の黄色の100均Fクランプのバー延長と同じ改造を、他のFクランプでも試してみました。

  市販のFクランプに用いられているバー(支柱・心棒)は厚さ6mm幅19mmの物が多いのです。(但し角が丸い丸コバ平鋼・・断面が・・も多い)これならホームセンターに売っている厚さ3mm幅19mmの安価な平鋼(長さ1820mmで290円と安い!)を2枚重ねにして瞬間接着剤で貼り合せたモノで代替出来ます。

  上の画像の黒いクランプは、100均に売っていた300円(だったかな?)のクランプで、残念ながら今は見当たりませんが、100円Fクランプと比べるとしっかりした作りのなかなか良いクランプで、これを持たれている方も多いのではないでしょうか。
  このクランプは、平鋼2枚重ねのままではクランプの穴に通りませんが、穴の角をヤスリで少し削り長方形の穴にすると通ります。ごく簡単な改造です。

  クランプによってはヤスリで削らなくても、そのまま平鋼2枚重ねが通るモノもありますよ。皆さんがお持ちのFクランプはどうでしょう。簡単バー延長改造、試してみて下さい

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100均に売っていた300円のクランプを平鋼2枚重ねで置き換え、長さ900mmにバーを延長しました。要したお金は290円。超簡単安上がり改造です。
 
バーが通るクランプの穴の形をヤスリで削ってにします。この青いクランプは全く改造が不要で平鋼2枚重ねが通ります。

バークランプのバー延長をしたのですが・・・

内部の2つの金具(矢印)を丁度良く削るのは難しい!削りすぎるとレバーが効かなくなってしまいます。(-_-;) 私はこれで1本バークランプを使い物にならなくしてしまいました。
バークランプバー延長、でも・・

  お調子に乗ってバークランプも平鋼2枚重ねを使ってバー延長をしました・・でも・・

  バークランプの支柱も厚さ6mm幅19mmの丸コバ平鋼です。それで先日と同様に簡単にバー延長が出来ると考えたのです。ところがこれが難しい!支柱が通る穴をからにする為、角の部分をヤスリで削ります。しかし内部の金具(矢印)を少し削り過ぎるとストッパーが効かなくなったり、レバーを握っても動き難くなったりするのです。

  丁度具合良く削るのがかなり難しいのです。手ヤスリでは断面が荒れたり、斜めになったりする為だと思います。これで3つも金具をダメにしてしまいました。結局4つ目の金具でやっと出来ましたが、次また上手く出来る自信はありません。おかげでバークランプ1本が使い物にならなくなってしまいました(涙)。

  ちょっとお調子に乗りすぎた様です。皆さんバークランプの延長改造は止めた方が無難です。って、誰もそんな事しないかなぁ・・(汗)

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SPF1バイ材で作る簡単木製Fクランプ

  って何かドゥーパの見出しみたいですね(笑)
  そうです念願の?簡単木製Fクランプです。Fクランプは最もよく使うクランプで、幾つあってもいいですよね。製作費用も超安上がりです。(ネジ締め部分が固定された頭の側にあるのでFクランプではなく木製ハタガネかな?)

  厚さ19mmのごく安価なSPFの1バイ材を半割り(幅約45mm)にした材で全て製作しました。SPFでは強度が足りないかな・・と心配したのですが、これでも開き幅90cmぐらいまでなら十分実用強度があると思います。

  作り方はごく簡単です。製作のポイントはフリーストップ部分です。自由に動かせて、かつストップした所でしっかり固定され大きな力が加わっても動かない・・・ウ〜ム難しそうに感じますが、こんな簡単な方法でも案外しっかり固定出来ました。製作上の幾つかのポイントは右の画像と説明を見て下さい。

  軟材のSPFで、そしてこんな簡単な作りで、一体どの程度の締め付け強度が得られるのか・・皆さん疑問に思いますよね。これをHPで示すのは難しいのですが、まあともかく動画(クリック)を見て下さい。普通のFクランプと同程度(あるいはそれ以上)の力で締める事が出来ていると思います。

 ただ金属製の普通のFクランプと比べると、図体が大きくなってしまいますが、これは木製なので仕方ないですね。SPFではなくより硬材で作ればもう少しスリムに作れるでしょう。あるいはより開き幅の大きいFクランプも作ることが出来ると思います。

  この木製Fクランプもカムクランプタイプで作ってみようと思います。ヘンテコクランプ遊びはしばらく続きそうです。
  簡単安上がりなので皆さんも一つ作って試してみて下さい。改良点などあれば教えて下さ〜い。

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1バイ材で木製Fクランプ(ハタガネかな?)を試作しました。開き幅は約60cmです。実用強度も十分あります。これも動画を見て下さいもう少し長いクランプも作ってみようと思います。
 
フリーストップ部分です。金属板を貼り付けるか、木ネジを差し込むだけでしっかり留まります。反対側(矢印)にも金属板あるいは木ネジを取り付けています。木ネジの先端が2〜3mm中に突き出しています。
 
フリーストップ部分は少し傾けるとフリーになって簡単に移動できます。ネジ締め部分です。しっかり固定する為に赤矢印の位置に通しネジを挿し込んで下さい。

1/2インチの大きな長ネジでアジャスターボルトを自作しました。下の市販のM10のアジャスターボルトと並べるとその大きさが分かると思います。
 
Aのナットはワッシャが外れない様にする為で強い力は加わらないので瞬間接着剤でくっ付けているだけです。

2バイ材で長さ180cmの大型クランプを作りました。長さ70cmの1バイ材の木製クランプと比べると巨大さが良く分かります。
自作アジャスターボルトで大型木製クランプ

  クランプに使うアジャスターボルトを自作し、先日の木製クランプと同じ方法で、より大型のクランプを作りました。

  ホームセンターに売っているアジャスターボルトは長さが一番長いものでも120mmしかないのです。しっかりした大型クランプを作る為にはなるべく厚い材を使ってアジャスターボルト部分を支えたいのですが、そうすると市販のアジャスターボルトでは長さが足りないのです。

  また手作りクランプで一番値段が高い部品が、このアジャスターボルトで1個約300〜500円もするのです。どうせなら、これも自作すればさらに安上がりです。これなら2バイ材・金具の値段を含めても、材料代400〜500円で出来ちゃいます。

  私はホームセンターで売っている一番太い1/2インチの長ネジでアジャスターボルトを作り、2バイ材を使って長さ180cmの大型クランプを作りました。
  木製クランプは図体が大きくなってしまうのが欠点ですが、より長い材を使えばいくらでも大きいクランプを安価・簡単に作る事が出来ます。

  この自作アジャスターボルトはクランプ以外の冶具作りでも色々使えそうですねぇ(笑)

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着脱式クランプ

  木製クランプは安く簡単に作れるのは良いのですが、鉄製クランプと比べかなり大きくなってしまいます。

  2バイ材で大型クランプを幾つか作ろうかなぁ、と思ったのですが、大きいだけに置き場所に困ってしまうのです。

  そこで、スライド部分(フリーストップ、可動固定部分)だけ作り、支柱部分は手持ちの2バイ材に取り付けて使うようにしてみました。手軽に着脱でき、使わない時は支柱を外しておけるので、置き場所にも困りません。

  このスライド部分だけの着脱式クランプでも強度は十分あると思います。2バイ材を替えればどんな長さのクランプも直ぐできちゃいます\(^O^)/

  ヘンテコクランプ遊びまだまだ続きますよ〜

のほほん

着脱式クランプです。支柱(心棒)は適当な長さの2バイ材を使います。
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作業台を挟んでみました。強度もしっかりあります。着脱式クランプなら長さは自由自在!そして何より良いのは置き場所に困らない事です\(^O^)/

Cチャンネル鋼を支柱に使った着脱式クランプです。これもしっかり掴む事が出来ます。これも動画を見て下さい。

AとBに補強のネジを埋めます。黄矢印の部分に力が加わるとスライド部分がズレ易い。パッドを貼り付け、ここで材を挟めばしっかり挟んで固定できます。
鋼材支柱着脱クランプ

  先日の木製着脱クランプをそのままCチャンネル鋼に変えて作ってみました。
  これもスライド(フリーストップ)部分はしっかり固定され、強い力を加えてもずれません。着脱も簡単なので支柱のCチャンネル鋼を替えれば、どんな開き幅にする事も出来ます。

  構造は木製クランプと同じなので、画像を見れば分かると思いますが、製作上の留意点を幾つか記しておきます。
  3枚の板を貼り合わせて作りましたが、真ん中の板には非常に強い力がかかるので、軟材のSPFではなく硬木を用いた方が良いです。私は最初、全てSPFで作ったのですが、思いっきり力を加えるとヒビが入ってしまいました。さらに最も力がかかる部分であるの部分に補強のネジを埋めておきます。これで材が力に負ける事がなくなりました。

  もう一つ材を挟む部分は、支柱のCチャンネル鋼から少し離れていた方が良いので、アジャスターボルトと対応する位置に薄板のパッドを貼り付けココで材を掴む様にします。支柱に接した位置(黄矢印)に強い力がかかるとクランプがずれる(滑る)場合があります。パッドの位置で材を挟めばずれる事はありません。

  これも動画(クリック)を撮ってみました。ご覧になって下さい。まだまだ色々なヘンテコクランプアイデアが浮かんで来るのです(笑)本当に使えるものはどれなのか?試作しないと分かりません。クランプ遊びにお付き合いお願いしま〜す。

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スチールパイプで作るロングクランプ作り

色々な簡単クランプ&作業台クランプもあります。


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