7月21日 SPF1バイ材で作る簡単木製Fクランプ って何かドゥーパの見出しみたいですね(笑) そうです念願の?簡単木製Fクランプです。Fクランプは最もよく使うクランプで、幾つあってもいいですよね。製作費用も超安上がりです。(ネジ締め部分が固定された頭の側にあるのでFクランプではなく木製ハタガネかな?) 厚さ19mmのごく安価なSPFの1バイ材を半割り(幅約45mm)にした材で全て製作しました。SPFでは強度が足りないかな・・と心配したのですが、これでも開き幅90cmぐらいまでなら十分実用強度があると思います。 作り方はごく簡単です。製作のポイントはフリーストップ部分です。自由に動かせて、かつストップした所でしっかり固定され大きな力が加わっても動かない・・・ウ〜ム難しそうに感じますが、こんな簡単な方法でも案外しっかり固定出来ました。製作上の幾つかのポイントは右の画像と説明を見て下さい。 軟材のSPFで、そしてこんな簡単な作りで、一体どの程度の締め付け強度が得られるのか・・皆さん疑問に思いますよね。これをHPで示すのは難しいのですが、まあともかく動画(クリック)を見て下さい。普通のFクランプと同程度(あるいはそれ以上)の力で締める事が出来ていると思います。 ただ金属製の普通のFクランプと比べると、図体が大きくなってしまいますが、これは木製なので仕方ないですね。SPFではなくより硬材で作ればもう少しスリムに作れるでしょう。あるいはより開き幅の大きいFクランプも作ることが出来ると思います。 この木製Fクランプもカムクランプタイプで作ってみようと思います。ヘンテコクランプ遊びはしばらく続きそうです。 簡単安上がりなので皆さんも一つ作って試してみて下さい。改良点などあれば教えて下さ〜い。 のほほん |
1バイ材で木製Fクランプ(ハタガネかな?)を試作しました。開き幅は約60cmです。実用強度も十分あります。これも動画を見て下さいもう少し長いクランプも作ってみようと思います。 フリーストップ部分です。金属板を貼り付けるか、木ネジを差し込むだけでしっかり留まります。反対側(矢印)にも金属板あるいは木ネジを取り付けています。木ネジの先端が2〜3mm中に突き出しています。 フリーストップ部分は少し傾けるとフリーになって簡単に移動できます。ネジ締め部分です。しっかり固定する為に赤矢印の位置に通しネジを挿し込んで下さい。 |
クランプ上部と下部がズレたり、離れたりしないように丁番などを付けました。心棒の長ネジをクランプ上部にしっかり固定する事が大切です。クランプ上部は硬材で、下部は軟材で作るといい。 丁番ではなく、弾力のある鉄片(スチールメジャーを切ったモノ)でもいい。あるいはゴムを巻くだけでもいい。 心棒にグラツキがある場合はナットでしっかり締めて固定する。この場合は下部を短くする。(まるで深海魚の様な顔ですね) |
7月15日 クイックカムクランプ小改良 作業台クイッククランプを小改良しました。また製作する上での留意点を補足しておきます。 改良点はごく簡単です。クランプを使っているうちに右画像の様にクイッククランプの上部と下部が横にずれたり、ネジがズレれたりすることがあったので、左画像で分かるように丁番等を取り付け離れない様にしました。これでほぼ完成(^O^)かな? 製作する上で重要な留意点は、心棒となる長ネジがクランプの上部にしっかり固定され、グラツキ、ガタがない事です。 心棒の長ネジがグラグラ動くと締める力が弱くなってしまいます。また、このネジには大きな力がかかるので、グラツキがあると使っているうちに一層ガタが大きくなり、さらに締める力が弱くなってしまいます。 クランプ上部には出来るだけ硬材を使う方が良いでしょう。一方、クランプ下部は固定する材に直接当たる所なので、むしろ2バイ材などの軟材の方が傷つけ難く良いと思います。心棒が通る穴も緩めに作ります。 私は心棒としてM10(外径10mm)の長ネジを使いましたが、心棒を通す為にクランプ上部にあけた穴は、径9mのドリルビットを使いました。少しきついのですが、M10の長ネジを電動ドリルで咥えてを回しながら差し込めば、ガタは全くありません。 もしクランプ上部が軟材だったり、穴にガタがある場合は反対側にもナットを取り付けてしっかり締め、心棒のガタが無いようにして下さい。この場合はクランプ下部を画像の様に小さくしても使えます。 作業台クイックカムクランプの製作は簡単なので、皆さんも試作して更に改良して下さい。 さてクランプ遊びまだ続きますよ。木工治具のネタは案外尽きないものですね。って役立たずヘンテコ治具ばかりだからかな(汗) のほほん |
7月8日 作業台クイッククランプ 先日のレバー式クランプ(何と呼んだら良いのでしょう?)で作業台中央クランプを作ってみました。 ネジ締め式の作業台クランプ(どこでもクランプ)は、イスアキラさんが考案しています。またkatsuさんもさらに大型で強力な同型クランプを試作しており、これでしっかり固定できる事がよく分かります。 私はこれを真似して、レバー式にしてみました。こうするとより簡単にワンタッチで固定・解除する事が出来ます。(でも固定強度はネジ締め式のほうが大きいと思います。) これも動画(クリック)を見て下さい。 一寸図体が大きくてうっとうしいですね。もう少しスマートに作ってみようかな。 イスアキラさん、 katsuさんは私と同じく治具考案大好き人間で、便利なそして面白い治具を沢山作っているのでご覧になって下さ〜い\(^O^)/ のほほん |
レバー式作業台クイッククランプです。やはり動画を見て下さい。 矢印の部分は緩いRに削っています。 |
ヘンテコ木目虫ではありません。作業台クランプ増強補助具です(^.^; 使い方は動画を見てください。 持ち上がる幅(黄矢印)は1cmぐらいまでがいい。台板とのズレ止めにストッパー(青矢印)を付けました。 |
7月5日 作業台クランプ増強補助具 喜ぶべきか?悲しむべきか?木工をされている方々から治具や木工術のご質問のメールを沢山頂きます(^.^; しかし残念ながら、いくらヘンテコ治具ばかり作っていると言っても、本当に役に立つ治具や木工術等そう簡単に出来るものではありません。ほとんどギブアップで、謝りのメールばかりしています。 でも、ご質問のメールがきっかけとなってヘンテコ治具が登場する事も少なくありません。直ぐには思いつかなくても頭の中で熟成・発酵してある時思いつく事もよくあります。そしてヘンテコ治具や木工術を思いついた時が一番楽しいのです\(^O^)/ 作業台の天板に穴を開けずに作業台の中央で材をクランプする・・・なんて事が簡単に出来るのか??私がココの所考えている宿題の一つです。この十分な解答にはなりませんが、一つの方法を試してみました。 こんな道具今まで無かったでしょうか?もしかしたら、またN番煎じになっているかも・・その場合はどうぞお許し下さい。 と、いつもの様に能書きが長くなってしまいました。(^.^; ともあれ動画(クリック)を見て下さい。 これは、クランプの力を簡単に増強する方法の一つです。Fクランプのもう一締めを以前紹介しましたが、持ち手部分に穴を開けなければなりませんでした。しかしこれは固定するものの上に載せるだけなので、より簡単だと思います。 また、以前紹介した作業台中央でのクランプについても天板に穴をあけなければなりませんでしたが、これはそんな必要はありません。もちろん、あまり長さを欲張ると力が弱くなってしまいますが、手だけで締めるよりずっと強い力で材を固定する事が出来ます。 更にバークランプの力を増強するのもこれなら簡単です。私は長(約25cm)短(約13cm)2つ作ってみました。作りは超簡単ですので、皆さんも一つ作って試してみて下さい。 のほほん |