イイカゲン木工日誌2006年4月

そろそろまともな木工をしなければ・・・
と思いつつもイイカゲン木工は続く



5月の日記へ


オービタルサンダーにスポンジサンダーを接着しただけ。
 
スポンジが簡単に凹むので、自然木の枝磨きなども出来ます。もちろん手持ちもいいですよ\(^O^)/
これはシビレ避けに軍手をしてもいいでしょう。
4月27日
オービタルスポンジサンダー


  「オービタルスポンジサンダー」って、何か名前だけは格好イイですねぇ!しかしその実態は(汗)。これまた実に安易な発想でいやお恥ずかしい。

  多くのオービタルサンダーのペーパーを固定する面は薄いゴムになっています。しかし、これだと磨いた面がだれてしまうので、ゴムをはがして板を貼り付けて使っている人も多いと思います。何事も中途半端がいけないのですよね。
  それなら逆に徹底的にだれて(笑)・・・ここにスポンジを貼り付ければ、曲面も磨けるのでは。(^^;)

  使い古したペーパーの上にスポンジサンダーを貼り付けるだけ・・もう恥ずかしいばかりの改造(と言えるかな?)です。接着剤はやはりゴム系(コニシG17)です。

  ドリルスポンジサンダーの場合は、回転するペーパーで材が撥ねられてしまう場合がありますが、このオービタルスポンジサンダーならそんな事はありません。画像で分かるように材の曲面になじんで磨けます。ドリルサンダーより研磨力は落ちますが、磨きによる段差は全く出来ません。このスポンジサンダーの上で材を動かしながら磨くとなかなかいい具合です。

  もちろん大きな物には、手持ちで使った方が良いです。ただ、スポンジが挟まっている分、研磨力は少し落ちるでしょう。それに吸塵は使えませんから木粉が一杯舞い上がってしまいます。サンダーを使う場合は防塵マスク、それに換気をしっかりして下さい。

   これも超簡単ですので皆さん試して下さ〜い。スポンジサンダー、それにヘンテコサンディング治具、まだ続きますよ〜!また、はまっちゃったかな?

のほほん
4月24日
ドリルスポンジサンダー


  鉛筆立て作りで、曲面磨きをしていますが、小物を手磨きするのは結構大変です。以前スプーン作りにのぼせた時には、磨きで手を痛めてしまいました。しかし電動サンダー等で曲面磨きは出来ず、なめらかな磨き面も出来ないのでいい方法はないかと考えていました。そこでスポンジを使ったドリルサンダーを作ってみました。

  同様のドリル用スポンジサンダーはオフ・コポでも売っていますが、これは簡単に自作できます。(オフ・コポさんゴメンナサイ)また自作なら色々な径で作る事が出来、目的に応じて丁度良い大きさの物が作れます。

  いつもの様に製作は超簡単かつイイカゲンです。(^.^;
  画像で分かるように薄い円板を切り出し、これににサンドペーパー接着したスポンジを貼り付けています。スポンジも台所用に売っている、ごく安価な物です。接着剤も一般的な安いゴム系接着剤を使いましたが、これで十分しっかりくっ付き、ドリルで回転させても剥がれません。但し、ドリルは回転数を少し落として使います。

  直径10cmから1.5cmまで色々な径で作ってみましたが、軟らかいスポンジが曲面にも対応し、磨きによる段差もほとんど出来ません。目が細かいペーパーなら段差は全く出来ません。
  大きな直径のものより、小さな直径の方がより軟らかく曲面にフィットするので、かなり複雑な形状やきつい凹面でも磨く事が出来ます。色々な径、粒度のスポンジサンダーを揃えれば、ほとんど手磨き無しで磨き上げる事も出来るのではないかなぁ(^O^)

  最小の物は平ネジの頭に直接スポンジをくっ付けた超ミニサンダーです。小さい物ほどスポンジの厚さは薄くしています。この超ミニスポンジサンダーの場合スポンジの厚さは1cm程が良いようです。これだと、小さなスプーンのスクイ(凹み)の部分も磨く事が出来ます。今までスプーンのスクイ部分は手でしか磨けませんでしたが、これなら電動ドリルで楽に磨けます。

  実はあまり期待もせずに試作したのですが、これは案外ヒット!お役立ちなのではないかと思います。これから更に色々な製作に使って、使い勝手を試してみようと思います。製作は超簡単、それに安上がりですので皆さんも試してみて下さ〜い。

  一体ホントに役に立つのか?スポンジサンダー第2・3弾も予定しています。また覗いて下さ〜い

のほほん

平ネジで薄い円板を固定しスポンジにペーパーを接着しただけ。色々な径、色々な粒度の物を自作しました。右の2つはネジの頭に直接スポンジを接着しています。ドリルの回転はあまり高速にならないように、回転が調節できるタイプがいいですね。  
材料はこれだけ。ペーパー、スポンジ、円板と少しづつ径が小さい。スポンジの切断も決して綺麗ではありませんがこれでも問題無いようです。
径の大きなスポンジサンダーはドリルに固定して材の方を持った方が作業しやすい。  
軟らかいスポンジなので曲面も磨け、段差も付きません。こちらは電動ドリルを手持ちで作業しています。ネジの頭に直接スポンジを貼り付けた超ミニスポンジサンダーなら、小さいスプーンのスクイ(凹み)の部分も磨けます。曲面に応じて色々な径のスポンジサンダーを作っておくといいですよ。結構使えますよ〜\(^O^)/

首長竜型?ヘンテコ芯見え鉛筆立て
 
短い赤鉛筆を挿すと益々間抜け顔になりますね。
4月22日
竜首?鉛筆立て


  コレは一体何??
  って、作者がそんな事言っちゃ困りますね。(汗)

  蛇の頭の様にも見えますが・・・銛を打たれてもだえるフタバススキリュウ(首長竜)なんてどうでしょう。
  フタバスズキリュウにしては首が短いかな?

  それにしても、どこか間が抜けた顔つきですねぇ。やっぱりヘンテコ机上生物という事にしておきましょう。

のほほん

銛に刺されて苦しむ?ヘンテコ生物
4月15日
階段器


  自遊人さんとリンクさせてもらいました。キッチン用の棚や多目的ストッカーなど、家族のための木工をされています。製作過程も詳しくアップして、時に小さな失敗もありますが、工夫をしながら、色々考えながら木工されている事がよく分かります。木工作の楽しさが伝わってくるかつぼーさんのHPを訪問して下さ〜い。

何と7段重ね!
ダルマ落としじゃないぞ
  さて階段器です。
  先日の縦型3穴器を作っていて、そうだ!一番下を机やテーブルに固定すれば、何段にしても倒れないのだ!と気が付いたのです。(って当たり前ですが・・汗)そして相変わらずのバカ木工に

  家族の皆様方から
「ナ〜ニィこれぇ!?(大声)」
「え〜っ!?(絶句いや感歎の声)」
等の御感想?を頂きました。
  しかし私は黙して多くを語らず
ただ「階段器じゃ」とだけ答えたのです。ワッハッハッ

  テーブルや机の端にネジ固定できる様にしました。また、ろくろでの穴あけではあまりにも器が小さいので、中を抜いて作りました。
  ウ〜ム15段ぐらいの階段器を作ったらさぞ壮観でしょう。

  しかし何時になったらまともな物を作るのでしょうねぇ。

のほほん

なんだこりゃ?・・階段器なのです
 
ジグザグでも、ラセンでも出来ちゃいます。
4月11日
超イイカゲン小皿


  花フル・ガーデニングさんとリンクさせてもらいました。花作りのノウハウ、自然素材を生かしてより安く、簡単にできるガーデニングなどを紹介しています。庭を作り花を育て楽しむ家庭の暖かさを大切にする気持ちが良く分かります。またDIY、木工も大好きで木工機械に対する記載も納得です。画像はこれからアップという事ですが、これから花や庭、それにDIY・木工作品など楽しみにしていま〜す。

  さて恥ずかしながら超イイカゲン小皿です。
  あれっ!捨てていた、泰山木の薄い輪切の端切れが、反って凹んでる!特に生木だと、切った直後からどんどん反って凹んでしまうのです。オモシロ〜イ!早速これを使って超イイカゲン小皿を作りました。

  厚さ5mm程の薄い輪切りを切り出し、両面を手早く磨いてしまいます。そうしている間にもどんどん反ってしまいますが、更に凹ませるため濡れたスポンジの上に置いておくと数日で相当凹んでしまいます。
  高台は径の小さい枝を使い、裏側に貼り付けただけです。そしてこれも日焼け防止ニスを塗りました。

  ちょっとチャチですが(いやかなりです)付き出しを入れる位なら、これで十分使えるのではないかなぁ・・我れながら感心するほどの 超イイカゲン木工ですねぇア〜恥ずかし・・

のほほん

超イイカゲン小皿(^.^; 凹んでいるのが分かりますか?
 
高台は枝の輪切りを接着しました。
湿らしたスポンジの上に乗せるとどんどん反る\(^O^)/

3段重ねの3穴器。やっぱり泰山木で日焼け防止ニスを使いました。

これは案外安定しています

3方向に広げるとちょっと不安定かな。
4月8日
縦型3穴器


  久々に3穴器です。\(^O^)/

  先日の切り株鉛筆立てを作っていて、そうだ!これを重ねれば縦型3穴器じゃないか!と気が付いたのです!(ってわめく事ではないですね。汗)それに、3穴である必要はないのですが(笑)

  枝を使うと樹皮をそのまま使う事が出来、製作がぐっと楽になるのがいいですね。3穴器はつまみ入れとして作りましたが、これは机上小物入れとして使いましょう。

  3段重ねではなくもっと沢山重ねても面白いでしょう。桜や、エンジュなどのいい枝を手に入れて、また作りたいです。

のほほん
4月1日
白木が綺麗(日焼け防止ニス)


  HPを見て頂いている方お二人から「日焼け防止ニス」についての御質問を頂きました。確かにこのニスの情報は、ネット上でも少ない様です。そこでこの塗料の特徴や、私なりの塗り方を紹介したいと思います。

  アサヒペンの「日焼け防止ニス」だけでなく、ワシンの「白木まもーる」、カンペの「白木用ニス」なども同種の塗料だと思います。その名称にあるように、日焼けによる変色を防ぐ為の塗料です。特にパインなど針葉樹は数年経過するとビックリするぐらいあめ色に変色し、それがまた魅力なのです。しかし、日の当たる窓際だけ色が濃くなって、くたびれた感じになってしまう事もあり、それを防ぐ為に日焼け防止ニスを塗るのだと思います。本来は建具に用いられる事が多い塗料なのでしょう。

  この塗料は水性アクリル塗料で、日焼け防止とともに、全く濡れ色にならないのが大きな特徴です。木口に塗っても色は濃くなりません。また右の画像で分かるように、一般のつや消しニス以上の超つや消しで、乾くと見た目には何も塗ってない様な感じです。

  多くの材は濡れ色になると木目が浮き出し、良い色艶になるのですが、材の種類によっては濡れ色が濃くなり過ぎたり、材の傷やシミが浮き出て、かえって汚い感じになってしまう事もあります。

  我が家の裏庭にある泰山木は成長が旺盛で、数年に一度枝を切り払って、これが私の小物の材料にもなっています。材の白っぽい色合いは決して悪くないのですが、どうもオイルや普通のニスなどとは相性が悪く、濡れ色になるとシミが浮き出して汚れた感じになり、樹肌も暗く沈んだ色になってしまいます。こんな材にはこの日焼け防止ニスの方がいいですね。

  ただ、塗り方はちょっと注意が必要です。一般に水性ニスは油性塗料に比べ泡や塗りムラが出来易く、刷毛塗りは難しいと思います。(って私が下手なだけかな?)さらに、この日焼け防止ニスには白剤が混ざっているので、厚塗りすると粉をふいた様になってしまったり、泡やムラがあるまま乾燥すると白く汚れた感じになってしまうので注意が必要です。
  そこで私は塗り易いように、このニスも水で少し薄め(目分量ですが塗料100ccに50ccほど水を加えている)、たっぷり塗った後ウエス(布)でふき取り、泡やタレを除き、厚塗りにならない様にしています。そうですイイカゲン塗りと同じ方法です。乾いたら、目の細かいペーパーやスチールウールなどで軽く磨いてまた塗ります。白剤が含まれる為、厚塗りすると白く粉っぽくなってしまうので、2度塗りでよいと思います。
  もう一つ注意ですが、この塗料はその名前のように白木材に使って下さいよ。濃い色の材に塗ると、白っぽさが目立ってちょっと不自然です。

  皆さんも試しに使ってみて下さい。但し、塗り方は全く我流ですので、より良い方法があれば教えて下さ〜い

のほほん

  泰山木での比較。左は日焼け防止ニス、右はオイル(亜麻仁油)。オイルは木目を目立たせるが、シミや傷も目立たせ、また材によっては樹肌も黒ずんでしまう。日焼け防止ニスは全く濡れ色にならず、ほとんど無塗装と同じ雰囲気です。

パイン材での比較。左から無塗装、日焼け防止ニス、シェラック、亜麻仁油で、どれも2度塗りです。
ダボはラミン丸棒(奥側)と同材で木目に沿って埋めたダボ(手前側)です。
木目に沿ったダボを使うと、この日焼け止め防止ニスで塗った材は、ダボ跡がほとんど目立ちません。(の所にダボ埋めがあるのが分かりますか?)


アサヒペンの日焼け防止ニス。近くのホームセンターで714円(300ml)でした。

これも使い易いように、チョイ塗り用刷毛付き塗料容器に入れました。これで手軽に使えるでしょう。\(^O^)/


3月の日記へ

ホームへ
inserted by FC2 system